秋は羽毛布団のダメージチェックを!

2022年3月20日

秋は羽毛布団のダメージチェックを

10月に突入するとそろそろ羽毛布団の出番です。

夏の間ずっと押入れにしまいっぱなしだった羽毛布団、いざ使おうと思ったらダメージがひどかったということもあるかもしれません。

冬シーズンも羽毛布団を快適に使うために、今ごろから羽毛布団のダメージチェックを始めましょう。

羽毛布団を快適に使うためのチェックポイント

チェックポイント

羽毛布団を長年使っていくと、もともとの特長である保湿性や吸湿性が衰えていくものです。

保湿性や吸湿性が保たれていない羽毛布団をそのまま使用し続けると寝心地にも大きく影響します。汚れが蓄積し続けると衛生的にもよくありません。

羽毛布団のダメージ状態を確認するチェックポイントをご紹介いたします。

1.羽毛が飛び出していませんか?

羽毛布団の中身である羽毛が飛び出していないでしょうか。

布団カバーの内側に羽毛が付着していれば、側生地が傷んで羽毛が出てしまっている可能性があります。

羽毛布団は側生地にダウンプルーフ加工(目詰め加工)を施していますので、中身が簡単に飛び出さないようになっています。

しかし長年の使用で側生地のダメージが進んでしまうと縫製のほつれ部分から羽毛が吹き出すことも。

また羽毛布団を干す時に叩きすぎて急な圧がかかると、中の空気と一緒に小さなダウンファイバーが飛び出したり、スモールフェザーの羽軸が生地に突き刺さって出てきてしまうこともあります。

羽毛布団を使う前には側生地に穴や裂け目がないか、キルティングがほつれていないかを確認してみてください。

小さな穴であればアイロンで付ける補修布で対応可能です。ただし側生地がすり切れていたら側生地の寿命でしょう。

2.重さを感じていませんか?

「軽くて暖か」がウリの羽毛布団ですが、購入当初よりも重さを感じていないでしょうか。

羽毛布団は長年使用すると汗や皮脂の汚れを吸い、重くなります。また汗や皮脂が蓄積されればされるほどダウンボールは汚れて小さくなり、羽毛布団特有の軽さや暖かさを失っていきます。

重さを感じたら一度布団を天日干してみてください。

何度か太陽に当て、それでも重さを感じるようであれば羽毛布団の買い換え時期かもしれません。

3.シミや汚れが気になりませんか?

側生地にシミや汚れは付いていないでしょうか。カバーをかけていても汗や皮脂汚れは羽毛布団に染み込んで汚れていきます。

付いてすぐの汚れであれば部分洗いで落とすことができますが、蓄積した汚れが酸化して黄ばみに変化してしまうと100%落とすことは難しいかもしれません。

4.干しても膨らみが再現しませんか?

布団干し

羽毛布団を何度か干してもふくらみが戻らない場合は、羽毛が本来持っているメリットの機能が低下していると考えられます。

羽毛布団の羽毛はそれ自体が放湿性に富んでいるので、汗などの水分を含んでも羽毛布団を干すことである程度回復するものです。

しかし汚れが蓄積しダウンボールがダメージを受けてしまうと、羽毛布団のふくらみは戻りにくくなってしまいます。

へたりやかさ高の減少が見受けられ、羽毛布団を購入した時に比べてかさが3分の2前後になったら寿命の目安と考えて良いでしょう。

羽毛布団のダメージチェックはお早めに!

夏が終わると寝具も衣替えです。

羽毛布団のダメージチェック、上記のひとつでも当てはまるようであれば羽毛布団の買い替えや打ち直しを検討するタイミングかもしれません。

羽毛布団に寿命がきたかを見極めたい方は「羽毛布団に寿命はある?知っておきたい買い替え時の目安」が参考になります。