毛布の素材を知り、目的に合った毛布を選ぼう

寒い冬にあたたかい毛布に包まれて眠るのは至福の時間ですね。
肌寒さを感じる秋頃から冬の寒い時期にとても重宝する毛布ですが、素材によってあたたかさや肌触りも大きく変わってくることをご存知でしょうか?
自分に合った毛布を選ぶには、素材それぞれの特徴を知り、用途やシーンで使い分けをするのが良いでしょう。
今回は毛布に使われる素材についてまとめました。

毛布の素材は大きく分けて2つ

毛布に使われている素材は大きく分けて「合成繊維」と「天然繊維」に分類できます。合成・天然それぞれに種類がありますが、代表的な素材をピックアップし、特徴と併せてご紹介いたします。

1.合成繊維を使った毛布

合成繊維を使った毛布はアクリルやポリエステルが代表的。機能的で取り扱いも楽なので、毛布を気軽に使いたい方、お安く手に入れたい方にぴったりです。

●アクリル

羊毛を目標にした合成繊維であるアクリルは、手触りがよく、耐久性が高いのが特徴。
ウールに似た肌触りですがシワになりにくく、天然素材よりもリーズナブルであることもメリットです。
合成繊維なので虫食いの心配がなく、保管やお手入れも楽なのも嬉しいところ。
デメリットとしては、アクリル毛布は吸湿性が低いため、眠っている間に蒸れてしまうことが考えられます。

●ポリエステル

ポリエステルも代表的な合成繊維のひとつ。シワになりにくく、丈夫であるのがポリエステルの特徴です。また、ポリエステル毛布は軽くてやわらかで、発色が良い点もメリット。アクリル同様、比較的リーズナブルに購入できます。
デメリットは、静電気が起こりやすい点でしょう。

マイヤー毛布が人気!

ポリエステルやアクリルなど合成繊維の毛布で今人気なのがマイヤー毛布。マイヤー織りで編み上げられたマイヤー毛布は毛足が長く、ふんわりとした手触りが特徴です。
2枚合わせの毛布は
「マイヤー毛布」、1枚合わせのものは「ニューマイヤー毛布」と呼ばれ、風合いやわらかなのに価格帯も手頃なので、毛布の中で今とても人気があります。

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2.天然繊維を使った毛布

カシミヤ ウール 毛布

天然繊維を使った毛布は綿(コットン)やウール、カシミアなどが挙げられます。少し価格が高くても質の良い毛布をお求めの方、小さなお子さまや肌がデリケートな方にオススメの素材です。

●綿(コットン)

肌触りやわらかで吸湿性に優れた綿毛布は、一年中使えて便利なアイテム。一枚仕立ての綿毛布は薄いので春秋に、二枚仕立てのものは冬にと使い分けができ、ご家庭で一枚は持っておきたい素材です。
綿毛布のデメリットはウールに比べると保温性に欠ける点。また厚手の毛布になると重さを感じるかもしれません。

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●ウール

吸湿性・保温性に優れたウール。天然素材ならではのふんわりあたたかい手触りが本当に心地よいウールは、冬のあたたか素材の代表です。
ウールは汚れやホコリを寄せつけず、燃えにくいのもメリット。毛玉ができやすいのがデメリットといえるでしょう。

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カシミヤ

カシミヤ羊毛の毛布は天然素材の中でも高級素材で、肌触りも抜群。毛質が細く繊細なカシミヤは保湿性にも優れ、あたたかなのに軽く、使うたびにうっとりしてしまうような心地よさです。
デメリットは高価であること。また繊維が固くなり風合いが変わってしまうため、自宅でのお洗濯が不向きな点。ドライクリーニングが基本ですので、取り扱いには少々注意が必要です。

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 特徴を知り、用途によって使い分けを

このように、毛布に使われる素材の特長を理解することで目的にあった毛布を選ぶことができます。

合成繊維の毛布はかさばらないので車内やオフィスで使ったり、ちょっとしたお昼寝や読書にぴったり。取り扱いが楽で速乾性もあるので、アウトドアやキャンプでも気軽に使えます。

天然素材の毛布はあたたかで吸湿性に優れているためおやすみの際に使うのに適しています。予算の兼ね合いもありますが、手触りや感触などお好みによって選んでみましょう。

素材それぞれの特長に応じ、用途や使用シーンで使い分けをすると良いですね。

どんな羽毛布団を買えばよい? タイプ別にみるおすすめ羽毛布団とは

 

羽毛布団 女性 眠る 寝る ベッド産地や羽毛の種類だけでは品質を決められないのが羽毛布団の難しいところでもあります。さらに羽毛の品質に加え、側生地やキルティングの構造も羽毛布団の機能である保温性や通気性・透湿性に影響します。

あれこれリサーチすればコストパフォーマンスのよい、高品質の羽毛布団を見つけることができるかもしれません。しかし品質がよければ誰にとっても快適な羽毛布団というわけでもありません。
環境や体質にあった羽毛布団を買うことも大切なポイントです。

今回は、羽毛布団を選ぶときのチェックポイントとそれぞれの環境、体質に合った羽毛布団を見つけるポイントをご紹介します。

購入するときのチェックポイント

羽毛の品質は水鳥の飼育状況などにより変わるので、羽毛の種類や産地だけで品質を決めることができません。高品質とされるマザーグースの羽毛であっても、中国や東南アジアなどの暖かい地域で飼育された場合は品質が落ちる場合があったり、マザーグースより劣るとされるマザーダックの羽毛でも、ヨーロッパやカナダなどの寒冷地で飼育された場合は品質が高くなる場合があったりします。

前の記事でもおはなししましたが、中身が見えない分、売り文句だけに惑わされがちなのが羽毛布団です。

参考記事:売り文句で決めてない?羽毛布団を選ぶ前に押さえておきたい3つのポイント

産地や羽毛の種類、うたい文句だけに頼らず実際に寝具専門店や百貨店などに足を運んで、直接見たり、触ったりして品質をある程度見定めたうえで購入を決めることも大切です。その際チェックするべきポイントと、購入の際に気をつけるとよいポイントをご紹介します。

店頭でチェックするべき5つのポイント

Duvet roll

寝具専門店などで購入する場合は、直接見たり触ったりして購入を決めることができます。五感を研ぎ澄ませて品質を見極めましょう。

⒈臭い

多少の臭いであれば、使ったり干したりすることでやわらぐ場合が多いですが、あまりひどい場合は洗浄が不十分か、若い未熟な羽毛を使っている可能性も。若い鳥のスモールフェザーは羽軸に成長に必要な栄養分が入っているのですが、これは洗浄では洗い流せないため、臭いの原因となる場合があります。

⒉重さ

持ってみて重いと感じるようであれば重量を確認してみましょう。ダックダウンシングルサイズで1.2kg以下が目安です。グースダウンで1.0〜0.8kg。それ以上重いものは洗浄不足でゴミなどが混入している場合があります。羽毛の品質に問題がないとしても、あまり重いものは睡眠の妨げになることもありますので、直感で重いと感じるようなら検討し直した方が無難かもしれません。

⒊羽毛の詰め具合

あまりにも羽毛を詰めすぎてパンパンになっているものは体にフィットせず、隙間からあたたかい空気が逃げてしまいます。羽毛は使用することで羽毛と羽毛の間に含まれる空気が温まって膨張し、かさが増えていくもの。最初からパンパンに詰めすぎている布団は避けた方がよいでしょう。

⒋弾力

一見、弾力がある方がよさそうですが押してすぐに返ってくるものは未熟な羽毛を使っている可能性があります。未熟な羽毛は羽枝が短く立っているので、弾力があります(これは髪の毛が短いと立ってしまうのと同じです)。
またダウンでなく弾力のあるフェザーが多く使われているケースも。押してからじわじわとゆっくり返ってくるものが理想です。

⒌縫製

いうまでもありませんが、縫い目が雑だったりほころびていたりするものは、品質に期待ができません。耐久性にも問題がありますので、購入は控えたほうが無難です。

失敗しないための5つのポイント

失敗しないために

ここでは店頭購入だけでなく、通販やインターネットで購入する場合にもチェックしておくと失敗しにくいポイントをご紹介します。

⒈直射日光で日干しできるか

日干しができないものは特殊な加工をしている場合があります。樹脂加工された羽毛や側生地が使われていると、布団の通気性・透湿性が損なわれてしまいます。

⒉側生地の素材

樹脂加工がされているものは通気性を損ないます。通気性・透湿性を損なわない無地の綿や羽毛の吹き出しを防ぐために高密度に織られた布がおすすめです。よくサテンと書かれていることがありますが、サテンとは織り方のこと。ツイルやサテンは高密度の織り方で、羽毛布団の側生地に適しています。

⒊キルティングの構造

羽毛を入れて表生地と裏生地を縫い合わせた平面キルト(たたきキルト)と、キルトのマス目にマチをつけて箱状に作る立体キルトがあります。平面キルトは比較的安価で手に入りますが、縫い目の部分に羽毛がなく、谷間が大きくなるので隙間ができてしまい保温力が下がります。あたたかさを重視するなら、立体キルトかキルトを2層にした2層式立体キルトがおすすめです。

⒋キルティングのマス目の数

キルトのマス目の数が多いほど体にフィットしやすくなりますが、多すぎるとマス目ひとつの箱の大きさが小さくなり、入れられる羽毛の量が減って保温力が下がってしまいます。一般的な4×6マスや、縫い目が体の中央に当たらない5×6マスの布団がおすすめです。

⒌サイズ

良い品質の羽毛布団を購入しても、体に合ったサイズでなければ快適に使えません。ご自身の体型や普段使用している布団のサイズを基準にして選びます。
通販やインターネットで購入する場合は、信頼できるレビューを参考にしたり、気になることは問い合わせをしたりするなどして、できるだけ詳しく品質を確認するとよいでしょう。

あなたに合った羽毛布団は?

あなたに合った羽毛布団は

さて、ここからがいよいよ本題です。

最高品質の羽毛布団が誰にでも快適とは限りませんし、それぞれの予算の都合もあるもの。使う環境や体型、体質などによって快適な羽毛布団は異なりますので、予算や環境に合った羽毛布団を探す必要があります。あなたに合うのはどんな羽毛布団でしょうか? タイプ別におすすめの羽毛布団をご紹介しましょう。

タイプ1:極上の眠りを追求したい! とにかく品質重視

布団は眠るときに必ず使うものですので、当然睡眠の質に大きく影響します。毎日快適に眠れなければ健康にも影響が出てしまうので、寝具選びはとても重要です。
品質のよくない羽毛布団は保温性、通気性・透湿性に欠け、寒くて眠れなかったり、逆にムレて暑くて目が覚めてしまったりと睡眠の妨げになることも。
ぐっすり眠りたいという方は、品質を重視して購入されることをおすすめします。

【購入のポイント】
保温性、通気性・透湿性にすぐれた高品質の羽毛を使った羽毛布団を選びましょう。あわせて側生地の通気性がよいかどうかも確認が必要です。

また、寝心地を重視したい方には肌にまとわりつきすぎるやわらかい布地を使った側生地ものや、ソフト加工などを施したやわらかい布団はおすすめできません。寝返りが打ちにくく、寝苦しさを感じてしまいます。綿のなかでも高級品の超長綿100%の側生地を使用した羽毛布団がおすすめです。

【これがおすすめ!】
ポーランド産のホワイトグースは豊かな弾力性と保温性を持つといわれています。またかさ高が165mm以上であれば軽くて暖かな高品質の布団といえるでしょう。

羽毛布団 グレース ポーランドホワイトグースダウン93% シングルロングサイズ ロイヤルゴールドラベル (ブルー)

さらにこだわりたい方には、北極圏に生息する野生のカモの羽毛のアイダーダウンという、超高級ダウンもおすすめです。アイダーダウンはダウンの宝石と呼ばれ別格の最高級品といわれています。ただし、別格というだけあって安価では手に入らず、価格は100万円を超えるものがほとんどです。

アイスランド ロイズアイダーダック使用 最高級羽毛布団

タイプ2:寒さをなんとかしたい! 保温性重視

冷え性や寒がりの方、寒冷地にお住まいの方などは布団1枚では寒くて眠れず、何枚も布団や毛布を重ねている方も多いのではないでしょうか。しかし、あまり重いと寝苦しく質の良い睡眠が得られません。1枚であたたかく快適に眠ることができる羽毛布団を選びましょう。

【購入のポイント】
保温性にすぐれた高品質の羽毛を選びましょう。キルティングは保温性を考えた立体キルトか、2層式立体キルトがおすすめ。よりあたたかいのは2層式立体キルトですが、2層になっていることで通気性・透湿性が下がるため羽毛はかさ高性が高く、軽くて高品質のものを、側生地は、無地の綿生地などを選んで、通気性・透湿性を下げないようにすることが大切です。また2層式立体キルトの場合、まれに層になる部分の布に化繊の生地が使われていることがあります。化繊生地は通気性がよくないため、布団の中に使われている生地についても確認しておくとよいでしょう。

キルトのマス目の数ですが、マス目が多いキルトはフィット性は上がりますが、ひとつのマス目に入る羽毛の量が少なくなり保温性が下がります。保温性を重視する場合は避けた方がいいかもしれません。

ちなみに2層式立体キルトと2枚合わせとは異なりますので、ご注意ください。2枚合わせとは、2枚の羽毛布団を重ね、季節によって枚数を変えてあたたかさを調節して使えるよう工夫された布団のことです。

【これがおすすめ!】
羽毛は、寒冷地で飼育されたマザーグースや品質の良いマザーダックのものがおすすめです。品質の良い羽毛ほど、羽毛のひとつひとつが大きく空気をたっぷりと含んで保温性が高くなります。グースかダックか、マザーダウンかベーシックダウンかは、側生地・キルティング構造・予算などのバランスを見て決めるといいでしょう。

ハンガリー産 ホワイトマザーグースダウン 2層立体キルト

【番外編!暖かさを最重視する方は…】
羽毛ではありませんが、保温性の高さを求める方へ番外編としてご紹介いたします。
寒さに弱く、とにかく暖かさを重視したいという方に是非おすすめしたいのが、シンサレートの掛け布団です。
とにかく軽く、そして暖か。自宅で洗えていつでも清潔、といいとこどりで非常に機能性の高い布団です。

シンサレートウルトラ プレミアム200 掛け布団 シングルサイズ

タイプ3:冬でも暑い! 通気性・透湿性重視

暑がりの方や、機密性の高いマンションにお住まいで寒さをあまり感じない暮らしをされている方には通気性・透湿性を重視して羽毛布団を選ぶことをおすすめします。
人間の体は睡眠中体温が下がりますので、暑いからといって冬に布団をかけずに眠るのは考えものです。暑がりの方でも快適に使える羽毛布団を探しましょう。

【購入のポイント】
保温性を重視しないということでしたら、高品質の羽毛を使った布団である必要はないかもしれませんが、品質が下がると通気性・透湿性も下がります。ある程度の品質の羽毛で、キルト構造などで調整しましょう。立体キルトよりも平面キルト(たたきキルト)の方が縫い目の谷間が大きく、体と布団の間に、ある程度隙間ができます。あたたかい空気は逃げやすくなりますので、寒がりの方にはおすすめできませんが、暑がりの方でしたら平面キルトでも快適かもしれません。

【これがおすすめ!】
特に暑がりの方は、平面キルトの2枚合わせなどで気温によって調節するのもおすすめです。

ポーランド産 ホワイトマザーグース95% 2枚合わせ 羽毛布団

タイプ4:品質や性能にはこだわらない! 価格重視

すぐに羽毛布団が必要な場合やお客様用などの普段使いではないものは、できるだけ価格を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。とはいえ、粗悪品を購入してしまってはかえってお金を無駄にしてしまいますので、そこはきっちり見極めましょう。

【購入のポイント】
低価格の羽毛布団ということになると、産地が中国や東南アジアであったり、フェザーの混合率が高くなったり、側生地がポリエステルになったり、と布団の質自体が落ちてしまうことは否めません。どこを最優先するかがポイントになるでしょう。

【これがおすすめ!】
前述した通り、羽毛の品質、側生地の通気性、ダウン率をすべてクリアする品質の羽毛布団を低価格帯で見つけるのはかなり難しいかと思われます。特に低価格帯の羽毛布団は、側生地にポリエステルと綿が混合された生地を使用した商品が多くなります。ポリエステルが混合されることで、軽くなるという利点もありますが、やはり通気性・透湿性の面では、綿100%の方がすぐれています。品質のいい羽毛を使っても、ポリエステルの側生地では羽毛の機能を十分に生かすことができません。綿100%の側生地だったら、ダウン率や羽毛の品質については多少妥協するなど、側生地に注目して探すのも一つの方法です。

【京都西川】高級ダウンケット 肌掛け布団 羽毛 京都西川 日本製 シングルロング

タイプ5:体型にあったものを選びたい!

どんなに高品質であっても、使う方の体に合っていなければ快適な布団とはいえません。まっすぐ足をのばして眠れないというお悩みを持つ高身長の方は、スーパーロングサイズを選ぶなど使う方の体型に合わせることが大切です。
また寝心地の好みにも左右されます。例えば普段ひとりで眠るという方も、体の大きい方は寝返りを打った際に寒い思いをしなくてすむよう、一段階大きめのセミダブルサイズを選んでゆったり眠るということも選択肢のひとつでしょう。

【購入のポイント】
ご自身の体型に合うもので、且つ好みの寝心地が得られるものを選びましょう。

【これがおすすめ!】
通常の羽毛布団の長さは210cmが一般的ですが、ご紹介しましたスーパーロングサイズは長さ230cm。普通のお布団では足がはみ出してしまうという方も快適に眠れます!

羽毛布団 掛け布団 掛布団 エアーベーシック エクセルゴールドラベル イングランドダウン90% スーパーロングシングルサイズ

まとめ

いかがでしたか? 羽毛布団は本当に奥が深いですね。きちんと知識を身につけて良い商品を購入したいものです。

失敗しない羽毛布団選びのためにも店頭に足を運んで五感で品質を確かめてみたり、いくつかのショップで見比べ、比較検討することも大切です。
また品質だけにこだわるのではなく、使う人の体型や好みの寝心地も重視することが重要といえるでしょう。

ぜひ羽毛布団を購入する際に参考にしてみてください。

 

 

売り文句で決めてない?羽毛布団を選ぶ前に押さえておきたい3つのポイント

羽毛布団を買おうと思ったとき、タグなどに表示されている項目が難しくてよくわからない…と感じた経験のある方もいらっしゃるかと思います。
実際に多数ある羽毛製品を見たとき、多くの品質表示や証明書などが付けられてはいますが、厳密にどれがいいか理解しきれず、結局割引や特典、売り文句に押されて購入してしまったというケースが多いかもしれません。

羽毛布団は見た目にはどれも同じように見えますし、内部の羽毛を直接見たりすることができないため、多少品質の悪いものでも見せ方によって上手く販売できてしまうものでもあります。
あまり信じたくはありませんが、それを利用した悪質な業者も中にはいるようです(一時はそうした悪質な訪問販売も横行していたといわれています)。

では、日々の睡眠にも大きく関わり、価格も決して安くない羽毛布団はどのように選んでいくべきなのでしょうか。
ここでは羽毛布団の本質を見極めるための視点を一つ一つ解説していこうと思います。羽毛布団選びの際に是非とも参考にしていただき、納得のできる良い製品を購入するためにお役立ていただければと思います。

はじめに:理想の羽毛布団とは?

まずはじめに、理想的な羽毛布団とはどのようなものでしょうか。
主に秋冬に使用する羽毛布団ですので暖かさが重要であることはいうまでもありません。しかしそれ以外にも、軽くて寝返りが打ちやすいという点や、匂いなど気にせず長い間使うことができる点、メンテナンスも行いやすいといった点がそれぞれしっかり抑えられているものが理想的な羽毛布団です。
また、毎日使う時に気になる点ももちろんですが、長期的に使用していくことができるかどうかも結果的なコストパフォーマンスを考えたときに重要視したい点といえるでしょう。

この点を踏まえた上で、ここからは羽毛布団を構成する「羽毛」と「側生地」、側生地の構造である「キルティング」の3つについてそれぞれ説明していきます。少し項目が多いですが、羽毛布団の品質を知るためのキーとなる情報ですので、是非とも最後までご一読ください。

ポイント1.羽毛(ダウン)

羽毛布団の良し悪しは9割方この「羽毛(ダウン)」に左右されるといっても過言ではないかもしれません。
この最も重要なダウンを見極めるには、単純な種類のみならず「信頼の置ける産地であるのか」「保温力に影響する指標であるダウンパワーはどれくらいなのか」「どれくらいの量が使用されているのか」「匂いが出ないよう、また長期的に使用できるようしっかり洗浄が加工がなされているのか」といった点を見る必要があります。

1-1. ダウンの種類

まずはダウンの種類についてです。これを見ることでダウンの良し悪しをざっくりと判断することができます。

1-1-1. ダックとグース

羽毛布団に使用される羽毛は、比較的寒い地域に生息する水鳥から採られたものです。
そして、流通している羽毛布団の多くは「ダック」もしくは「グース」の羽毛が使用されており、一般的にグーズダウンの方が高品質とされています。
後述しますが、羽毛布団に使用される羽毛は羽毛ひとつひとつの「ダウンボール」の大きさが大きいものがより保温力が増すため良いとされているため、ダックより体の大きいグースの方が高品質と評価されているのです。また、グースのダウンの方がより丈夫で長持ちしたり、羽毛布団に含まれるダウン以外の羽根(スモールフェザー)が細かく密着性が高いことも、グースダウンが優れているといわれる理由となっています。

1-1-2. マザーダックとマザーグース

同じグースや同じダックの中でも、成熟したものの方が体が大きくダウンボールも大きくなるため質が高いとされています。それが「マザーグース」や「マザーダック」と呼ばれるものです。
これらのことから、羽毛の種類による質の高さは下のようにダック<マザーダックグースマザーグースの順で段階付けられています。

実際に羽毛製品を見比べる時には、このダウンの種類が何であるのかということを後述する「ダウンパワー」と合わせて確認するのが第一といえるでしょう。
さらにこのほかにも、ダウンの色がホワイトかシルバー(グレー)かというのも日本では重要視されることがあります。羽毛そのものの色がどうであるかは、品質には本来影響しません。しかし「羽毛=白」という印象が強いため、多くの方がホワイトダウンを選ばれるようです。

ここまで一般的なダウンの種類について説明しましたが、最後に特殊なダウンである「スティッキーダウン」と「アイダーダックダウン」について説明しておきます。

1-1-3. 特殊なダウン① スティッキーダウン

スティッキーダウンは、スティッキネス(ねばり)のあるダウンで、普通の羽毛と違って羽毛が絡み合い、ねばり気があるように感じられるダウンです。
このねばりはダウンの長い毛足により現れ、これがあることによって一度温められた空気が外部に逃げづらく、高い保温力を発揮します。
より少ない量でも暖かさが出るため、一見布団の厚さが薄いのでは?と感じられることもあるかもしれません。

参考商品:伊藤清商店 羽毛布団 エアーベーシック ステッキーホワイトダックダウン90%

1-1-4. 特殊なダウン② アイダーダックダウン

スティッキーダウンと同様の性質を有していて、最高級羽毛と称されるのがこの「アイダーダックダウン」です。
アイダーダックは、アイルランドの極寒の地で、卵を温めるために自らの羽毛を利用して巣を作ります。アイダーダックダウンはこの巣からいただいた羽毛を使用した最高級品。
価格も掛け布団シングル1枚で数100万円にのぼるものもあり、価格的にも希少性も、まさに羽毛の最高峰といえるでしょう。

参考商品:アステ 京都発の快眠ショップ 最高級 アイダーダックダウン羽毛布団

1-2. ダウン産地

次にダウンの産地についておはなしします。実際、産地国によって水鳥の種類が大きく変わったりするわけではないので、どの国の羽毛かというのはそこまで重要というわけではありません(それよりも重要なのは結局個々のダウン自体のクオリティがどうかということです)。
それでも、管理がしっかりされているかどうかという点で比較的信頼されている国として、古くから羽毛布団を生産してきた東欧のハンガリーやポーランドがあります。
これらの国は長い歴史の中で確立された生産体制や品質管理体制が比較的しっかりとしていますので、アジアの新興諸国や中国で採れるダウンよりも信頼性が高く、品質も高いことが多いです。
産地と羽毛の質は必ずしも関係があるとはいい切れませんが、ひとつの目安として覚えておくと良いかもしれません。

1-3. ダウンパワーとゴールドラベル

ダウンパワー(dp)とは、JIS L-1903-2011のかさ高性試験方法で羽毛のふくらみ具合を数値化したもので、羽毛1g当たりの体積のことです。
これだけだと少し分かりづらいですが、数値としてはそのダウンが「どれだけのふかふか感があるか」を表したものと考えると理解しやすいかもしれません。

以前まで単位体積あたりどれくらいの高さがあるかという「かさ高(mm単位)」だけで表記がなされていたため、例えば180mmという表記を見て羽毛布団自体の厚さが180mm以上あると思い違いをしてしまったことのある方も多いかもしれませんが、ダウンパワーと布団そのものの厚さはイコールではありませんので覚えておくと良いでしょう。

この数値が大きいダウンを使用すると、軽いのに体積があり、ふかふかで暖かな質の高い羽毛布団をつくることが可能です。
上述した通り、ダウンボールが大きい成熟したマザーグースなどでは一般的にこのダウンパワーの数値が大きくなります。ダウンパワーでは、この水鳥の種類以上に羽毛そのものの質を測ることができる基準といって良いでしょう(ダックより良いとされるグースでも、未成熟なグースと成熟したダックでは成熟したダックの方が質が高いといったこともあり得ます。その場合でも、このダウンパワーを見ればどちらの方がより優れたダウンなのかを見分けることができます)。

ただし、ダウンパワーはあくまで羽毛のふかふか感を表したものに過ぎないので、羽毛布団にする際にどれだけの量を入れるのかによって暖かさは異なるものです。
あくまで「ダウンパワーの高いダウンがどれくらい入っているのか」が最終的な羽毛自体の全体ボリュームとなります。
また、スティッキーダウンやアイダーダックダウンなど、ダウンパワーの数値としては現れませんが、ねばりがあることでより保温力のある羽毛布団が存在することも覚えておきたいポイントでしょう。

ゴールドラベルについて

羽毛布団製品を購入する際によく目にする「ゴールドラベル」は、日本羽毛製品協同組合が発行している証明書で「これくらいのダウンパワーがありますよ」という保証をしてくれるものです。
ゴールドラベルは4つの階級に分かれており、ダウンパワーの低い順にニューゴールドラベル、エクセルゴールドラベル、ロイヤルゴールドラベル、プレミアムゴールドラベルとなっています。

ゴールドラベル

ラベルが上がると当然価格も上がりますが、それだけ軽くふわふわな羽毛布団ということです。国内のほとんどの羽毛製品取扱業者はこのラベルを使用しており羽毛布団のダウンパワーを示す基準になるものですので、羽毛布団を選ぶ際は是非このラベルも確認してみてください。

1-4. 総充填量

羽毛布団に含まれる充填物(羽毛と羽根及びその他の塵など)の重量です。これに側生地の重量を合わせたものが最終的な羽毛布団の重さになります。
同じ羽毛でも充填量が少ないと保温力の低い布団となってしまいますが、多ければ暑すぎて寝づらかったり、重さで寝返りが打ちづらくなるなどマイナスになることもあるので、適正な重量の布団を選ぶことが重要です。またダウンボールの大きな質の高い羽毛であれば、充填量が比較的少なくても十分なボリュームがあり暖かく、軽くて寝返りも快適に打つことができる羽毛布団を作ることができます。

1-5. ダウン率

羽毛布団には羽毛(ダウン)に加え、羽根(スモールフェザー)やごく少量の塵が入っています。ダウン率はこの全てを合わせた中でダウンがどれだけ使用されているかを表したもので、高ければ高いほど軽くてふわふわで、暖かくへたりづらい羽毛布団となります(※ あくまで同重量、同サイズのものと比較した場合です)。
一般的に、このダウン率が50%以上のものを羽毛布団、50%以下のものを羽根布団と言い、もちろん羽毛布団を選んだ方が良いということになります。
ダウンパワーの項目で記述しましたが、羽毛布団は
・どれだけのダウンパワーのある羽毛が
・どれくらいの量入っているか
が決め手となります。ダウンパワー・総充填量・ダウン率をしっかり確認し、本当に軽くて暖かい羽毛布団なのかを見極める必要があるでしょう。

1-6. 洗浄の質

質の低い羽毛布団が、保温力がないこと以外によく挙げられるのが「匂いがひどい」「すぐにへたってしまう」という点です。
羽毛布団の匂いは、羽毛を製品化する工程で行われる洗浄がしっかりとなされていないことで、羽毛や羽根に付着しているタンパク質が残ってしまい、それらが酸化し微生物が分解するなどして発生してしまいます。
また洗浄がしっかりされていると、質の低いダウンが除去されることによってへたりづらく、より長持ちのする布団ができ、長い目で見てもプラスとなる可能性があります。
そのためダウンがしっかり洗浄されているかどうかは、どのようなダウンを使用するかと同じくらい非常に重要なポイントといえるでしょう。
国内の羽毛製品業界では、河田フェザー株式会社の洗浄技術が圧倒的に優れており日本一ということでよく知られています。是非こちらもチェックしてみてください。

1-7. 加工の種類

洗浄の段階や、洗浄後の羽毛に対して加工が施されているものも多くあります。
有名なのが「パワーアップ加工」です。これは羽毛を高温の釜で熱することによって洗浄や輸送の段階で潰れたりしてしまっていたダウンを本来以上のふかふかの状態に仕上げるという加工方法です。
この他にもタンパク質の酸化を防ぎ、匂いを防止するための「オゾン加工」などがあります。
このような加工がしっかり施されていれば、元は同じ羽毛でも匂いを気にすることなく長期間快適に使用することができますので、併せてチェックしてみてください。

ポイント2.側生地

羽毛を包み込む生地が「側生地」です。
側生地は羽毛布団の重さや、手触り、寝心地(カバーをかけて使用する方が多いと思いますので、実際にはカバーとのずれが生じないかなど)に大きく影響します。
重量に関係するということは、寝がえりの打ちやすさや身体への負担にも影響があるという点で重要となってきます。
この側生地は、羽毛が出てこないことはもちろんですが、軽量で肌触りの良い(滑りづらい)生地であることは特に重視して選びたいポイントです。
生地の素材には大きく分けて「綿」と「綿と合成繊維のハイブリッド」があり、それぞれにも多くの種類が存在します。側生地はこの素材を選択することが最重要であるといっても良いでしょう。以下でそれらの種類と特徴を説明します。

2-1. 綿素材

綿素材には品質に基づいた階級があり、主に綿糸の「細さ」と「長さ」が重要です。
より細い綿は軽量でなめらかな肌触りとなり、より長い綿は接続箇所が少ないことで軽量、また塵も出づらい生地ができあがります。
側生地の質を表す基準として、1インチ(約2.5cm)の間に何本の綿糸が織られているかという「打ち込み本数」があります。
この打ち込み本数が大きいほどより細い綿糸を使用しており、より軽くなめらかな肌触りのものができあがります。
ただしあまりに打ち込み本数が多いものは、空気や水を通さず吸湿性などに問題が出るようです。羽毛布団に使用される綿素材は打ち込み本数が200本程度のものまでが多くなっています。

以下で代表的な綿生地を挙げていきます。

2-1-1. 60サテン(60本ブロード)

打ち込み本数が60本の綿生地です。比較的安価な製品に多く使用されており、羽毛布団には若干重い素材といえるかもしれません。綿らしい素材感が好みという方も。

2-1-2. 80サテン(80本ブロード)

打ち込み本数が80本の綿生地です。60サテンより軽量で、ロイヤルゴールドラベル以上の羽毛布団に多く使用されています。

2-1-2. 超長綿120サテン(120本ブロード)

「超長綿」というのは読んで字のごとく「超」「長い」「綿」を使用しているということです。
より長い綿を使用していることで、軽く、塵の少ない生地になります。比較的高級な製品に使用されることが多いようです。

2-2. 綿+合成繊維

技術の発達により、ポリエステルなど安価で快適な合成繊維が多く存在します。
合成繊維は綿に比べて軽くシワになりにくいものが多く、その点では羽毛布団に適している場合が多いことも。一方ですべりやすいという特徴も持っているため、カバーがずれたりといったマイナスとなる点も否めません。
一般的な羽毛布団の生地としては、単純な綿と合成繊維を組み合わせたものと、綿と合成繊維のいいとこ取りをした「ハイブリッド新合繊」というものがありますので、次に詳しくご紹介いたします。

2-2-1. 一般的な綿+合成繊維

綿と人工素材である合成繊維を組み合わせて作られた生地で、軽くて比較的安価です。多くの生地は綿が30%~50%程度使用されています。
綿60サテンなど重い生地を使用するよりもかえって羽毛布団に合っているともいえますので、価格的にも魅力を感じる方は選択肢として良いかと思います。
カバーが多少ずれやすかったりするなどの点だけは抑えておいてください。

2-2-2. ハイブリッド新合繊

上記の一般的な綿と合成繊維のいいとこ取りをした生地です。
この生地は、特殊な織り方をすることによって外側に露出している部分を綿で、内側の部分は合成繊維となるようにできています。
これによって肌触りや質感よく、またカバーがずれるなどもない上に軽量な生地を実現しています。
比較的価格が高くなってしまうのが難点ではあります。

2-3. 側生地の加工

羽毛の項目では羽毛に対する加工について説明しましたが、側生地に対しても加工が施されているものが多くあります。
その代表的なものが「ダウンプルーフ加工」といい、生地からダウンが出てきてしまうのを抑えるための加工です。
また抗菌や防臭の加工を施されたものも多く出ていますので、目的や用途によってそれらの視点から羽毛布団を選択するのもひとつの手かと思います。

3.キルティング

羽毛と側生地をどのように組み合わせるのかが「キルティング」といわれるものです。これにより、実際に寝た時の暖かさが大きく変わってきます。
一般的なキルティングの構造をいくつかご紹介しましょう。

3-1. タタキキルト

二枚の布を単純に縫い合わせた形になっています。
耐久性に優れていること等が特徴ですが、縫い合わせた部分には羽毛が入らないため、その部分から熱が逃げていくという難点があります。

3-2. 立体キルト

タタキキルトの縫い合わせ部分にマチを作り、立体的に掛け布団のカサを出し熱を逃がしづらくした構造のキルティングです。羽毛布団で最も使われているキルティングです。

3-3. 二層キルト(ツインキルト)

羽毛布団を上下2層に分け、マチの部分がずれるように作られたキルティングです。
この構造によって立体キルトに比べ、より保温性が高くなり体にフィットしやすくなります。

3-4. 二枚合わせ(ダブルキルト)

厳密にはキルティングとはいえないかもしれませんが、ご参考までにご紹介いたします。
二枚合わせは、厚さの異なる立体キルトを2枚、取り外し可能なように組み合わせたものです。
この構造によって、季節や気温に応じて羽毛布団を使用することができるのが大きな特徴です。
また組み合わせた時のマチの部分が上下でずれるように作られているため、二層キルトと同等もしくはそれ以上の保温力があります。

マス目の大きさについて

製品によってキルティングのマス目の大きさ、数が異なっています。
大きずぎると中の羽毛が偏ってしまうので熱が逃げやすい部分ができ、細かすぎると側生地の重量が増してしまうため、適切な大きさが求められます。
市販されてる製品はその点を十分考慮されているものが多いと思いますので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
それ以上に、断面がどのような構造になっているかをしっかり認識することが重要です。

まとめ

今回は羽毛布団を選ぶ際の視点を「ダウン」「側生地」「キルティング」の3つの面から解説しました。
考えなくてはいけない点が多く、ちょっと面倒だな…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、そこが羽毛布団の難しさであり、派手な宣伝文句などにより間違った選択をしてしまう原因でもあるのかもしれません。

結論としては

・どのくらいのダウンパワーのダウンが
・どのくらい入っているのか
・洗浄や加工はしっかり行われているのか

そして

・どのような素材が、どのような構造の側生地に入っているのか

を最低限抑えておくことで、羽毛布団を選ぶ際の指標となります。

宣伝文句や派手な写真、営業トークだけに騙されることなく、長い間快適に使用できる羽毛布団を見つけましょう!

秋冬におすすめの布団セットをご紹介!

布団セット

今の時期は一雨一度。雨が降るたびに気温が下がっていき、本格的に冬の準備を進めていく頃となりました。少し先の話ですが、年末は家族の帰省や来客で賑やかになるので来客用のお布団も必要になります。また 家族が増えたり、今使っている布団が古くなってしまっていたりしてお布団の買い替えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。もっと寒くなる前に、必要な寝具を揃えておきたいものですね。今回は、これからの季節におすすめの布団セットをご紹介します。

布団セットをおすすめする4つの理由

メリット

新しくお布団を買うなら、単品よりも布団セットが断然便利です。セット購入をおすすめする理由をまとめてみました。

①必要な寝具が一度に揃う

一般的な布団セットといわれているものは掛け布団・敷き布団・枕の3点がセットになっています。セット内容として一番基本的な組み合わせといえるでしょう。

また、それぞれのカバーがついた6点セットやタオルケットや毛布が付いた7点、8点セットというものもあります。カバーやタオルケットなどが付いたセットを選べば必要な寝具が一度に揃うので、忙しい年末年始はもちろん、引越しの際にも手間がかからずとても便利です。

②届いたらすぐ使える

必要な寝具が一度に揃うので、届いたその日から使うことができます。急に来客の予定が入っていてもセットを開けてそのまますぐに使用できるのが嬉しいですね。

③あちこち買い回らなくて済む

必要な寝具を別々に購入するのは時間も労力もかかって大変ですが、布団セットなら必要な寝具が揃っているのであちこち買い回る必要がありません。特に引越しの時など、忙しいときには非常に便利です。

④別々に買うよりお買い得

掛け布団・敷き布団・枕・カバーリングを別々に買うことを考えると、セットになっている布団セットの方がお得ということが多いです。ひとつひとつのアイテムに強いこだわりがある場合以外は、布団セットで寝具を揃えてしまうのがお買い得といえるでしょう。

 

今の季節におすすめの布団セットはコレ!

高い支持率と返金保証

これから寒くなる今の季節におすすめの布団セットをご紹介します。

伊藤清商店 シンサレート ウルトラ 布団セット 掛敷枕セット シングルサイズ

シンサレート掛け布団、シンサレート敷き布団、防ダニ枕の3点セットです。
羽毛布団より軽くて暖かい、コンパクトで洗える魔法の布団シンサレート掛け布団。
ふっくらと厚くて床付き感ゼロ、腰に負担がかからなく熱を逃がさない暖かシンサレート敷き布団。そして防ダニ頚椎サポート枕の3つがセットになっています。いつでも清潔に使え、機能性も抜群。防ダニ・抗菌・防臭もバッチリです。

布団のソムリエ 布団セット 収納ケース付き7点セット

届いてすぐ使えるカバーリングが入ったセットはこちら。掛け布団・敷き布団・枕の基本セットにそれぞれのカバー、そして収納ケースが付いて7点セットです。布団には抗菌防臭生地が採用されています。ピーチスキンの肌触りが良いカバーリングはポリエステル100%。カラーや柄が選べるのも嬉しいところですね。

素敵生活のナイスデイ 布団7点セット シングルサイズ

基本布団セット+カバー付き、収納ケース付きの7点セットです。中綿に中空ポリエステルが使われており、中に暖まった空気を溜め込むのでとても暖か。またホコリが立ちにくいのも特長です。お客様用として1セットあると、突然の来客でも安心でしょう。

ifuton-works日本製 新生活応援 布団6点セット

こちらもカバーがセットになった、ホコリの出にくいポリエステル綿の布団セットです。
日本製の掛け布団・敷き布団・枕の3点セット&綿100%の掛け布団カバー・敷き布団カバー・枕カバーがついたお得セットで、届いてすぐ使えます。
天然素材である綿は通気性がよい上、からだの熱を温存することができるので冬でもOK。シンプルなデザインをお探しの方、カバーリングの素材にこだわりたい方には特にオススメです。
収納カバー付きなので、使わない時はこのまま保管できるので嬉しいですね。

まとめ

おすすめの布団セットを4点ご紹介しました。
これからだんだんと年末に向けて忙しくなる時期、必要な寝具が一度に揃う布団セットはとても便利な商品です。また来客用として購入する際は、布団が収納できるケースが付いていると非常に役立つでしょう。

今回ご紹介した以外にも販売されている布団セットは種類豊富にあります。どれにしたらよいか迷ってしまいそうですが、これからの季節にお布団コンシェルジュがひとつオススメするとすれば、軽くてあたたかいシンサレートの布団セットです。

羽毛より軽いのに暖かさ約2倍、そして洗えていつでも清潔に保てるシンサレート。アレルギーが心配な方にも安心です。新しく布団を購入することを検討されている方は、ぜひとも保温力に優れたシンサレートの布団を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

では、今回の内容をまとめておきましょう。

・布団セットは「必要な寝具が一度に揃う」「届いたらすぐに使える」「あちこち買い回らなくて済む」「別々に買うよりお得」

・布団セットは収納ケースが付いているものが便利

・秋冬にオススメの布団セットは、保温力に優れた「シンサレート布団」

ぜひ参考にしてみてください。

 

懐かしく心地よい天然素材の枕、そばがら枕とは

古くから私たちに親しまれているそばがら枕。これでなくては眠れないという根強いファンがいるほど、そばがら枕は現代でも幅広い年代の方から愛されています
今回はそばがら枕の特長と選び方について簡単にまとめました。

そばがら枕とは?

そばがら枕とは、そば殻(そばの実の殻を乾燥させたもの)を中材にした枕のこと。
そば枕などとも呼ばれ、日本古来の枕としてよく知られています。
頭に乗せた感覚がとても涼しく、ムレにくいため夏は特にオススメの枕です。

特長としては

  • 固めなので頭を支えてくれ、寝相が悪くても枕が動きにくい
  • 汗など余分な水分を吸収し、使用していない間に水分を外へ放出してくれる吸湿性・放湿性に優れている
  • 殻の間の空気が断熱材の役目を果たし、通気性もよい
  • 熱がこもりにくく枕に最適
  • 化学物質などではなく天然素材のため安心
  • 他の枕の素材に比べ、比較的リーズナブル
  • 頭と首筋をしっかり支えてくれ、どんな形の頭でもフィットしやすい

などがあります。

どちらかといえば男性や高齢者の方などに愛用者が多いようで、硬めの枕がお好みの方に最適です。
柔らかい枕がお好きな方や、寝返りを打つ時のカサカサという音が気になる方は別の素材を検討された方がよいかもしれません。
またそばアレルギーの人は使えませんので、くれぐれもご注意ください。

そばがら枕の選び方

そばがら枕といっても多くの種類がありますが、初めて使用する際はどのようなものを選べばよいのでしょうか。

中身が調整できるものを

そばがらがぎっしりと詰まった昔ながらのタイプも多くありますが、慣れるまではちょっと寝にくいという方もいらっしゃるかもしれません。初めてそばがら枕を試す方は、頭の形や体型、お好みに合わせて中のそばがらの量を調整できるものがオススメです。

防虫加工されているかどうかをチェック

そばがら枕は天然素材のため、環境や保管方法によってはチャタテムシやコクゾウムシがわくこともあります。
そばがらを高温殺菌・高温洗浄などして、防虫加工が施されているものを選びましょう。

洗えるものがベスト

布団をたたむ

枕は毎日、頭皮に直接触れているので目に見えない汚れが蓄積するもの。
従来、そばがら枕は洗えないものが一般的でしたが、最近では特殊加工により洗濯可能なそばがら枕が多く販売されています。
できれば洗えるそばがら枕を選び、常に清潔に保つことが防虫対策にも衛生的にも大切です。

おすすめのそばがら枕をご紹介!

お布団コンシェルジュがオススメするそばがら枕をご紹介いたします。

眠りの森 たんごや 洗浄熱処理 そばがら枕 35×50cm

ちょっとレトロなデザインがかわいいそばがら枕です。洗浄熱処理済みなので防虫対策も安心ですね。

エムール そばがら枕 低めタイプ

焙煎処理済みのそば入り、低めタイプのそばがら枕です。低めなので女性でも試しやすいかもしれません。生地は綿100%のしっかりした生地を使用しています。

伊藤清商店 洗えるそば枕 43x63cm

シンプルなデザインをお探しならこちらがオススメ。独自の加工で高温殺菌、洗浄、乾燥を繰り返し行っているのでそば粉が完全に除去されており、防虫予防もバッチリ。枕の高さを調節できるのも嬉しいですね。

まとめ

古くから多くの日本人が愛用してきたそばがら枕。
そばがら枕には非常に機能性が高くたくさんのメリットがありますが、故郷を思わせるような懐かしい香りに最も心を惹かれているという方も多いのではないでしょうか。
そばがら枕を選ぶ際は

中身が調整できるもの

防虫加工されているもの

・洗濯が可能なもの

がオススメです。

この機会に一度、そばがら枕を試してみてはいかがでしょうか。

 

布団選び、注目すべき3つのポイントとは

羽毛布団 duvet ベッド寒い季節が近づいてきました。お布団の準備はいかがでしょうか?布団選びといっても実にたくさんの種類があり、何を基準にして選べばいいのかわからないという方も多いもの。
選ぶ条件は予算や使う人、用途(普段使いなのか来客用なのかなど)によっても変わりますが、今回は布団選びの基本的なポイントについてまとめました。

布団選びの基本、3つのポイント

ポケットコイルマットレスとは

布団を選ぶときに注目すべき、基本的なポイントについておはなしします。

①素材

まずは布団の素材に注目してみましょう。主な素材は綿、羽毛、ポリエステル綿、シンサレートなどです。それぞれの特徴を知ることで選ぶ際の大きな判断材料となります。素材の特徴と併せてオススメの商品をご紹介しましょう。

・綿

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弾力性・保温性にすぐれた綿は、ふわふわとしたやさしい感触とあたたかさが魅力です。綿は湿気を吸う吸湿性にすぐれていますが、吸った湿気を放出する放湿性にはやや劣り、こまめな天日干しが必要です。掛け布団、敷布団、枕に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】わたや森 職人手作り敷き布団 シングルサイズ(インド綿100%)

・羽毛

羽毛 羽毛布団の洗濯は要注意

羽毛は保温性・吸湿性・放湿性に優れており、就寝中の布団の中を快適に保ってくれます。より品質の高い羽毛ほどその機能は高くなりますが、価格も高めです。羽毛は他の素材に比べると高価な素材ですが、長年使用して羽毛がへたってきたら打ち直しで復元できるので長く使えて経済的ともいえます。羽毛は主に掛け布団に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】ifuton-works 羽毛布団 グレース ポーランドホワイトグースダウン93% シングルロングサイズ

・ポリエステル綿

綿 わた

繊維が太く弾力性に優れ、へたりにくいのがポリエステル綿の特徴。天然素材ではないためダニがつきにくいというメリットもあり、アレルギーにお悩みの方に特におすすめでしょう。ただし通気性に劣り、湿気がこもりやすいのでこまめな天日干しが必要。ポリエステル綿は掛け布団・敷き布団・枕に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】B&B Style アイリスオーヤマ 掛け布団 ポリエステル綿 シングルサイズ

シンサレート

シンサレート 布団

シンサレートは住友スリーエム株式会社が開発した高機能中綿素材で、軽さと保温性の高さが特徴。天然の繊維ではないため、ダニが発生しにくく、手軽に丸洗いすることができるというメリットがあります。価格が羽毛よりも安価なのもポイントです。

【こんな商品がオススメ】伊藤清商店 シンサレートウルトラ プレミアム200 掛け布団 シングルサイズ

◉シンサレートについてもっと知りたい!

シンサレートは極細のマイクロファイバーとポリエステルファイバーで作られており、それらが複雑に絡み合ってできた細かな空間にあたたかい空気を閉じ込めます。そのため保温性が大変高いのです。また、通常のポリエステル綿よりも25%軽量化されているので、薄くて軽いというメリットがあります。

参考記事:シンサレート布団 高機能中綿素材とは? 3M™ シンサレート™に迫ります

◉シンサレートにデメリットはある?

「薄くて軽い」「あたたかい」が特徴のシンサレートですが、この長所がデメリットとなる場合もあるようです。軽すぎてずり落ちてしまう、あたたかすぎて寝苦しい…などと感じる方もいるそう。軽すぎるという悩みは、毛布を上にかけたりカバーに工夫をしたりすることで解消することができます。あたたかすぎると感じる場合は、カバーを通気性の良い天然素材のものに変えてみることをおすすめします。

②サイズ

サイズにも注目してください。一般的な布団のサイズは、シングル・セミダブル・ダブルサイズですが最近では通常のサイズよりも長さのあるロングサイズやスーパーロングサイズも見かけます。スーパーロングサイズになると230cmほどの長さがあるので、背の高い方でも快適に眠れます。

参考商品:伊藤清商店 羽毛布団 エアーベーシック スーパーロングシングルサイズ

どのサイズを選ぶかはご自身の生活習慣や体格、お部屋の広さなどから考えます。
布団を敷く場所が限られている一人暮らしの方はシングルサイズ、一人でゆったり寝たいという方や体格の大きな方はセミダブルサイズ、ご夫婦やお子さまと一緒に寝るという方はダブルサイズなど、ご自身にとって快適なサイズを見つけることがポイントです。

③お手入れのしやすさ

自宅の洗濯機

お手入れがしやすいかどうかも購入前にチェックしておくとよいでしょう。お子さんやペットと一緒に暮していて布団を汚してしまうことが多いご家庭や、アレルギーが気になるので布団を清潔に保ちたいという方は、自宅で丸洗いできる布団がおすすめです。

また、布団の重さも重要なポイント。毎日の上げ下ろしや布団を干す際にあまりに重い布団は負担になってしまいます。今は”軽くて暖かい”をウリにしている布団がたくさん販売されており、特に新素材シンサレートは保温性の高さと軽さが最大の特長で、今特に注目されている素材です。

お布団選びはまず3つのポイントをおさえて

羽毛布団 ベッド 夫婦 男性 女性

いかがでしょうか。
お布団を選ぶ際、まずは「素材」「サイズ」「お手入れのしやすさ」の3つに注目して選ぶとよいでしょう。お布団を買い換えようとお考えの方、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

羽毛布団の正しい使い方は?おさえておきたい羽毛布団の基礎知識

 

羽毛布団、ただなんとなく使っていませんか?羽毛布団は正しく使うことで、寿命が延びたり、羽毛の優れた保温性をさらに高めたりすることができます。今回は羽毛布団の正しい使い方の基礎についてまとめました。

羽毛布団の正しい使い方

布団 眠る 

羽毛布団の正しい使い方を確認していきましょう。実践していないことがあれば、ぜひ今夜から始めてみてください。

必ず布団カバーを掛ける

側生地の汚れや摩擦を防ぐために必ず布団カバーを掛けましょう。汚れ防止だけでなく、カバーをつけることで寝心地が変わったり保温性が高まるというメリットもあります。カバーを選ぶときには季節ごとに変えることがポイント。寒い冬はフランネルやフリースなどあたたかく肌触りの良い素材を、春や秋など気温の変化が大きい季節は汗や湿気にも対応できる吸湿性、通気性に優れたコットンがオススメです。
またカバーについた汚れが布団に付着しないよう、こまめに洗濯すると良いでしょう。

羽毛の片寄りを整える

羽毛布団を使う前は、軽くほぐすように空気を含ませながら羽毛の片寄りを整えましょう。羽毛が均一になることで保温力のムラを解消できます。また潰れた羽毛に空気が入り込むので、よりあたたかく快適に眠ることができます。

同じ場所ばかり使わない

同じ場所ばかり使っていると傷みが早くなってしまいます。上下、表裏とまんべんなく使うようにしましょう。

起床後すぐに収納しない

布団を押入れなどに毎日収納している場合、起床後すぐにしまうと羽毛にあたたかさや湿気がこもったままになってしまいます。カビの原因にもなりますので、起きてからしばらくはそのままにしておいて、熱や湿気を十分に発散させてから収納しましょう。

穴を開けない

たとえ小さな針の穴ほどの大きさであっても、羽毛布団に穴を開けてしまうと羽毛の吹き出しの原因になります。襟元の汚れ防止にタオルを縫い付けたり、安全ピンで留めたりするのはやめましょう。また、ペットの引っかき穴にも注意が必要。羽毛の鳥の匂いに反応してかじることもありますので、なるべくペットを布団に近づけさせないように気をつけてくださいね。

毛布と羽毛布団、どっちを上に掛けるといいの?

自分にあったマットレス

羽毛布団に毛布を使う場合の毛布の位置についても、意見が分かれる話題です。
羽毛布団は、羽毛に含まれた空気が体温によって温められることであたたかくなります。つまり、羽毛布団が直接肌に触れることがあたたかい状態を作るために重要になるのです。羽毛布団と体の間に毛布があると体温が羽毛に伝わりにくくなり、保温効果を最大限に引き出すことができません。
また羽毛の優れた特徴である、温度や湿度の調節機能も十分に発揮することができなくなってしまいます。慣れるまで少し抵抗があるかもしれませんが、あたたまった空気を逃さない効果もありますので毛布を掛ける場合は羽毛布団の上に掛けるのがおすすめです。
ただし、重い毛布は上に掛けると羽毛が潰れてしまいますので、羽毛布団の下に掛けた方がいいでしょう。
またウールやカシミヤ、シルクなどの天然素材のものは保温性、吸湿・放湿性に優れているため羽毛布団と体の間に掛けても羽毛の機能を損なうことはありません。保温性の高い天然素材の毛布を使う場合は、肌に触れるように掛けた方がより保温効果が高まります。

まとめ

羽毛布団の正しい使い方について知っていただけたでしょうか?正しく使い、できるだけ長く快適に羽毛布団を使いたいものですね。今回の内容をまとめておきましょう。

・羽毛布団を使うときにはカバーを掛けて汚れや劣化を防ぐ

・羽毛の片寄りを整えるように使う

・同じ場所ばかり使わず、上下、表裏まんべんなく使うと長持ちする

・起床後しばらくおいて熱や湿気を逃がしてから収納する

・小さな穴でも羽毛の吹き出しの原因となるので、穴を開けないように気をつける

・毛布は羽毛布団の上に掛けると良い。ただし重い布団と天然素材の毛布は羽毛布団の下に掛ける

羽毛布団に寿命はある?知っておきたい劣化のサイン

毎日使う寝具は、長く使っていても電化製品のように目に見えて壊れたり、消耗品のようになくなったりしません。いつの間にか年数が経ち、購入時に比べて使い心地が悪くなったと感じていても何となくそのまま使っている方が多いのではないでしょうか。衛生面や快適さの観点から、不安や疑問を感じながらも「買い替え時がよく分からない」という声もよく耳にします。とても身近なものであるのにも関わらず、寝具の寿命というのは意外と知られていないものです。

その中でも羽毛布団は耐用年数が長いといわれているため、購入したはいいけれど気付けばいつ頃買ったものかさえ思い出せない…という方も少なくないと思います。

かつて羽毛布団が登場したばかりの時代には「高級品は一生モノ」とうたわれたこともありますが、残念ながら羽毛布団にも寿命があります。実際どのくらいの期間使え、何によって寿命が決まってくるものなのでしょう?また、どうなったら寿命と考えればいいのでしょうか。

実は詳しく知られていない羽毛布団の寿命と、買い替え時の目安となるサインについて解説します。

1.羽毛布団の寿命について

Duck down,Filling material of down jackets.

羽毛布団は吸湿性と放湿性の両方に優れているため、正しい使い方のポイントさえ押さえていれば意外と手入れの手間がかからず、羊毛や綿布団などに比べて快適さが長持ちするお布団といわれています。一般的な寿命は10年〜15年ですが、中には20年以上使っている人もいるようです。

形こそなくなりませんが、それだけ長い間使っているとさまざまな要因によって中身の羽毛は消耗しています。ふっくらとしたかさ高が徐々に減り、本来備えている保温性が失われていきます。ふくらみが減り、布団をかけていても寒いと感じたらそれが羽毛布団の寿命のサインのひとつです。

取扱説明書に寿命の目安が記載されているものもありますが、本来、製品の寿命は何によって決まるのでしょうか?天然素材である中身の羽毛自体に関しては、きちんと洗浄・加工された品質の確かなものであれば、耐用年数は10年以上にも及ぶともいわれています。しかし、羽毛の寿命=羽毛布団の寿命ではありません。羽毛を包んでいる側生地も劣化しますので、羽毛布団の寿命は羽毛、側生地の両方を合わせて判断するのが良いでしょう。

1−1値段で決まる?高級布団は寿命が長いか、短いか?

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単純に、高品質で高級な羽毛布団であれば長持ちするのでしょうか?残念ながらそうともいい切れません。高級なものには確かに耐久性に優れた上質なダウンがしっかりと充填されています。ですから、羽毛に関していえば寿命が長いといえるでしょう。しかし、側生地をみると高級布団に使用されているものは、丈夫さよりも寝心地を優先している商品が多いともいえます。最高級側生地素材であるシルクは、柔らかで心地よく吸湿発散性に優れていますが、耐久性の観点からすると若干他の素材に比べて劣ることも。縫い目や縁が擦れにより破れたり、直射日光に当てると変色して劣化が進みます。同様に、綿の中でも高級とされる超長綿はソフトでしなやかな感触と高いドレープ性が魅力ですが、細い糸で織られたその風合いゆえに、丈夫さでは太い糸に比べて劣ります。ピーチスキンも生地の表面を削っているので、やわらかさは出ますが生地は弱くなります。保管状況にもよりますが、側生地だけに関していえば高級布団の方が寿命が短い傾向にあるのかもしれません。

1−2羽毛の種類による寿命の違い

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中身の羽毛の種類が違うと耐久性にも違いがでます。ダックダウン(あひるの羽毛)、グースダウン(ダチョウの羽毛)、マザーグースダウン(ガチョウの親鳥の羽毛)、アイダーダックダウン(ダウンの宝石と呼ばれる希少性の高い最高級羽毛)の順で、順を追うごとに耐久性が高く、寿命が長くなります。これらの違いは羽毛の大きさや成熟度によるものです。ダウンボールが大きく、コシ(弾力性)があるほど長持ちします。

このように製品が本来もっている要素に加えて、日常の使い方でも寿命に個人差が生じてきます。続いて、羽毛の経年変化と日頃のケアで変わってくる違いについて順に説明します。

2.長く使った羽毛布団はどうなっているの?

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前項にて長い間使っていると羽毛は消耗するとお伝えしましたが、新品の状態から使用年数を経るごとに羽毛はどのように変化していくのでしょうか。

製品の品質や使用状況の個人差によって違いはありますので、ここではあくまでも平均的な目安としてお伝えいたします。

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購入時の羽毛は、ダウンボールがタンポポの綿毛のようにふわりと球状に広がり、空気をしっかりと包み込んで空気層を作っています。空気層が人間の体温によって温められ、温かい空気が布団の中にとどまることにより高い保温性を保ちます。全体にかさ高があってふんわりとし、吸湿性と放湿性に富んだ爽やかな温もりを感じる快適な状態です。側生地にも汚れはありません。

これが5年ほど経つと、徐々に浸透した汗や皮脂・垢・ホコリなどにより中身の羽毛がうっすらとコーティングされた状態になります。汚れによって羽毛同士がくっつくためかさ高はやや減少しますが、極端な保温性の低下までは感じられないかと思います。側生地も購入時に比べるとくすみはありますが、まだ気になるほどではないでしょう。

では10年後、15年後はどうでしょう。ここからは個人差が出てくるところかもしれません。かさ高についていえば、多くの場合は買った時に比べてはっきりと実感できるへたりが出てきます。中のダウンボールは汚れによりふくらみを失い、小さくなったり枝羽ができて壊れたりしてくる頃ではないでしょうか。ダウンのダメージは保温性に直結するため、温かさが感じられないようになってきます。また、側生地にも全体的な色褪せや、襟元などに目立つ汚れが出てくるでしょう。クリーニングしても回復しない状態であれば寿命と捉え、買い替えを検討する目安になる時期です。

3.日常のお手入れで変わってくる寿命

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蓄積した汚れは、保温性の低下や側生地の劣化を招きます。この部分に関しては、日頃の使い方や使う人の体質によって長くなったり短くなったりと違いがでてくるところです。それぞれの観点から、羽毛布団の寿命を左右する日常のチェックポイントについて説明します。

3−1あなたの使い方は?寿命に関わる日頃のケア

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毎日使うお布団の寿命は日頃の使い方に大きく左右されます。人は眠っている間、一晩でコップ1杯の汗をかくといわれていますが汗には水分の他に、塩分やわずかな脂質も含まれているもの。これが側生地を通してゆっくりと羽毛にも浸透しています。このうち水分については放湿性にも優れているうえ、時々布団を干すことで解消できますが、塩分や脂質は少しずつ浸透、蓄積しながら羽毛を劣化させてしまう恐れが。
カバーをこまめに洗濯しているか、月に1回程度干して乾燥させているか、汚れが集中しないよう上下・左右・裏表を入れ替えながら使っているか…など日頃の使い方が寿命に大きく影響してきます。

また、保温性の要となるダウンボールにダメージを与えないよう、直射日光下での過度な日干しをしていることも大きなダメージのひとつになります。さらには布団を干した時にパンパンとたたいていないか、圧縮パックなどを使って布団を押しつぶす収納をしていないか、通気性の良い状態で保管しているか、などお手入れの方法もダウンの寿命に関わってくる重要なポイントです。

3−2適切なクリーニング

Internal view of an empty washing machine drum during wash

さらに5年程度を目安に専門業者で丸洗い(水洗い)クリーニングしている場合は、たまった汚れがリセットされている分、快適な使用期間が保たれます。汚れやへたりが気になり、寿命かなと感じている場合でも使用期間が10年より短ければ、丸洗いでふんわりと温かい使用感が回復する場合もあります。

ただし頻繁なクリーニングはかえって羽毛を傷めてしまいます。特に、ドライクリーニングはダウンを保護しているわずかな脂質を落とし、ダメージを受けやすい状態に。洗いすぎで油分を失い乾燥した髪が枝毛になるように、ダウンボールも枝羽になり壊れてしまうのです。過度なクリーニングをしないことも羽毛の機能を保つポイントといえるでしょう。

3−3使っている方の体質によって生じる個人差

同じようにケアしていても、汗っかきの方とそうでない方の汚れの蓄積度合いにはやはり違いが出てくるものです。手足が汗ばみやすい、寝汗をかく、皮脂の分泌が多いなど、個人個人の体質も長期間の使用においては影響を与えます。当てはまるなと感じる方は、標準的な寿命よりも少し短めに考えてみて下さいね。

4.お布団が教えてくれる替え時のサイン

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買ったばかりの羽毛布団はとても快適な状態です。それが失われてきた時には、使っていて実感できる様々な症状となって現れてきます。ここでは、羽毛布団が発信する劣化のサインについて説明します。

4−1ふくらみ、かさ高が減った

吸湿作用によって汗などの水分を含んでも、放湿性にも富んでいるため干すことで回復しますが、蓄積した汚れによって、ダウンボールがダメージを受けていると、干してもふくらみが戻りにくくなってきます。こうした状態で、へたりやかさ高の減少が実感でき、購入時に比べて、3分の2前後になったと感じたら、それは寿命の目安として捉えましょう。

4−2なんだか重くなった気がする

軽さが特徴の羽毛布団ですが、長い間に蓄積された汗や皮脂によって放湿性を失うと少し重く感じてくる場合があります。これも、ひとつの寿命のサインです。

4−3保温力が低下した

冬にお布団を使っていて、以前に比べて温かさがなくなったように感じてきたらダウンボールが消耗していることが考えられます。10年以上使っていて、クリーニングしてもふくらみ・保温性共に回復しないようであれば買い替え時かもしれません。

4−4頻繁に羽毛が飛び出してくる

羽毛布団の側生地は、ダウンプルーフ加工(目詰め加工)を施し、羽毛が飛び出さないようにしてあります。しかしわずかな通気性はありますので、急な圧がかかったりすれば中の空気と一緒に小さなダウンファイバーが飛び出したり、スモールフェザーの羽軸が生地に突き刺さって出てくることが。また、縫い目などからはさまっていたダウンが出ることもあります。こういった稀な場合ではなく、カバーの中に羽毛がたまったり、上げ下ろしのたびに羽毛が舞うといった断続的に羽毛が出てくる現象が起きているのであれば、生地に穴や裂け目、キルティングのほつれがないかチェックしてみて下さい。穴が大きかったり、生地が傷んで裂けてきているようであれば、側生地の寿命と考えてよいでしょう。

4−5 羽毛の偏りが気になる

日頃の使い方の癖などにより、足下方向など一定方向に羽毛が集まりやすくなります。この癖に加えて、蓄積された汚れがダウン同士を結びつけていくと戻りにくい状態に。干して乾燥した後、反対方向に軽く振っても戻らないようであれば、ひとつの劣化のサインとみなします。

5.もう寿命かなと思ったら

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使用年数が10年以上経過していて、クリーニングしても回復せず、買い替え時のサインに当てはまるようであれば、ひとつの寿命と考え羽毛布団の買い替えやリフォームを検討するタイミングかもしれません。

5−1思い切って買い替えるときは

高品質のダウンであれば、リフォームや打ち直しで長く使い続けるのもひとつの方法ですが、手頃な価格で購入した羽毛布団であれば思い切って買い替えるのが1番良い方法です。買い替えにあたって、今後の使用年数を考え、そこに見合った耐久性のある羽毛布団の購入をお薦めします。20年以上使いたいと考えるのであれば、やはり高品質で製品の保証がしっかりしている物が長い目で見るとお買い得なのかもしれません。心地よい眠りを得る価値と耐久性をふまえて、じっくり検討してみてください。

6.羽毛布団の寿命についてのまとめ

いかがでしたか?羽毛布団の寿命や劣化のサインについて、詳しくご理解頂けたでしょうか。

これまでの内容をまとめると、

・羽毛布団にも寿命はあり、10〜15年が平均的な目安となる。

・羽毛は汗や皮脂などの汚れによって少しずつ劣化し、保温性やかさ高が失われる。

・10年以上使っていてへたり・側生地の傷み・羽毛が頻繁に飛び出す・温かさが足りないように感じる・布団が重くなった・羽毛が偏るといった症状があり、天日干しやクリーニングをおこなっても回復しないようであれば、その羽毛布団は寿命を迎えている。

となります。

季節の変わり目はお手持ちの寝具をチェックする良いタイミングです。この時期、ぜひ参考にしてみて下さい。

空気のように軽く温かい。伊藤清商店の羽毛布団「エアーベーシック」

羽毛布団を買うならどこが良い?購入前に知っておきたいポイント

羽毛布団 ショップ 店舗 店

そろそろ冬支度を考えていらっしゃる方も増えているかと思います。みなさんは羽毛布団を購入するときにどこで購入しますか?かつては寝具専門店やデパートで購入することが一般的でしたが、最近ではインテリアショップやネットショップで購入するという方のほうが多いのではないでしょうか。今やさまざまな場所で販売されている羽毛布団、今回は羽毛布団の購入場所についてそれぞれの特徴やメリットを解説します。

羽毛布団が買えるお店と特徴

羽毛布団 ショップ 店

羽毛布団を買う時は寝具専門店やデパートなどの対面販売に決めているという方もいれば、布団のようなかさばる商品はネットショップなどの通信販売が非常に便利とお考えの方もいらっしゃいます。
羽毛布団の主な販売場所について、それぞれの特徴を解説しましょう。

◉対面販売

紹介する前に

対面販売の良い点は、寝具に関する知識が豊富な販売員の方に好みの布団を見つけてもらえるだけでなく、実際に羽毛布団に触れて弾力をみたり、嫌な臭いがしないかを確認することもできるところ。ただし購入者側にきちんとした知識がない場合、勧められた商品を言われるままに購入することになってしまいます。対面販売で購入する場合、寝具にまつわる知識を身に付けておくことと、本当に良い商品を勧めてくれる店舗かどうかを見極めることが重要なポイントといえるでしょう。

寝具専門店

寝具専門店には寝具に関するスペシャリストがいらっしゃるので、最適な商品を見つけてもらうことができます。中にはオーダーメイドや購入後のメンテナンスサービスをおこなっている店舗も。自分に合った質の高い羽毛布団を長く使いたい方は、そのようなサービスをおこなっている寝具専門店で購入されることをおすすめします。

オーダー寝具専門店 IWATA

百貨店・デパートの寝具売り場

百貨店・デパートの寝具売り場での購入メリットは、厳選した商品を扱っているため品質が信頼できる点。接客やサービスのきめ細やかさも魅力で、羽毛布団だけでなく敷き布団・マットレス・枕など、寝具についてトータルでアドバイスしてもらえる店舗もあります。第三者的な立場からアドバイスをもらいながら購入したいとお考えの方におすすめです。

伊勢丹新宿店 寝具コンサルティング

インテリアショップ

最近では多くのインテリアショップが羽毛布団も扱っています。チェーン展開しているメーカーの場合、店舗数が多いため気軽に店舗に立ち寄って商品に触れて確認してから購入することが可能。価格帯がある程度決まっており、羽毛布団の種類はそれほど多くはありませんが新生活などで家具・ベッド・インテリア小物などトータルでコーディネートして欲しい方や、一つのお店でインテリア関連のアイテムを全て揃えたいとお考えの方は、インテリアショップでの購入が便利かもしれません。

IDC 大塚家具

◉通信販売・ネットショップ

 

店頭で接客を受けると、なんとなくその場で購入を決定しなくてはいけないような雰囲気になってしまう…と感じる方も少なくないかもしれません。カタログ販売やネットショップは欲しいと思う商品が見つけやすく、商品情報も掲載されているため自宅でじっくりと比較検討しやすいというメリットがあります。価格は手頃なものから高級品まであり、悩む楽しみもあるかもしれません。
ただし、実際に触れて確認することができませんので購入前に、返品・返金制度やお試し期間などがあるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

カタログ通信販売

カタログ通信販売は商品がカテゴリーごとに整理してカタログに掲載されているので、欲しいものが見つかりやすいというメリットがあります。写真や情報も豊富なので比較検討がしやすいのも魅力。
カタログでの購入はパソコンを使うことが苦手という方や、ネットショップでの購入に抵抗があるという方に長く支持されているようです。価格は比較的手頃なものが多く、防ダニ布団やウォッシャブル布団など、消費者の要望を取り入れた機能的な布団を多く扱っているという印象があります。カタログとあわせてネットショップを開設しているメーカーもあり、来客用の布団などすぐに使うものを購入したいときなどにも便利です。

ベルメゾン

カタログ通販セシール

ネットショップ

カタログ通販よりもさらに情報量が多いのがネットショップです。実際に商品に触れることができないというデメリットをカバーするために、商品の良さを写真や文章など商品ページで伝えるという工夫がされています。羽毛の産地やダウン率、側生地の素材、羽毛の充填量などの情報がしっかりと掲載されているショップが良いでしょう。
ただし情報が多い分、写真の美しさやうたい文句に惑わされやすいので、購入者側も羽毛布団に関する知識を持っておくことが望ましいといえます。
ショッピングモール型のネットショップは在庫も豊富で、商品の比較検討を楽しみながら購入したいという方にピッタリ。またご購入者の商品レビューも非常に参考になりますので、是非チェックしてみることをおすすめします。

西川ストア ONLINE

伊藤清商店

石田屋

羽毛布団・寝具・タオルの通販ショップ アイフトンワークス Yahoo店

布団と寝具専門店 COLORS 楽天市場店

まとめ:どこで買うのがおすすめ?

今回は羽毛布団の購入場所について解説しました。おすすめの購入場所はライフスタイルや予算などにもよるかと思いますが、より品質の高い羽毛布団を使いたいという方には寝具専門店や寝具専門店のネットショップやデパート、できる限り価格をおさえて購入したいという方はインテリアショップやカタログ通販などで購入することが良いでしょう。
今回の内容をまとめておきます。

・羽毛布団が買える場所は「寝具専門店」「デパート」「カタログ通販」「ネットショップ」など

・対面販売は販売員の方の豊富な知識と実際に商品に触れられるというメリットがある

・通信販売は商品の見つけやすさ、比較検討のしやすさ、選択肢の多さが魅力

・情報やうたい文句に惑わされないためには、購入者側も羽毛布団の知識を身につけることが大切

羽毛の種類はどう選ぶ?おさえておきたい羽毛布団の基礎知識

White geese

そろそろ冬に向けて、羽毛布団の購入を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
しかし「マザーグース」に「ホワイトグース」に「シルバーダック」…。羽毛布団の種類はたくさんあって、どれを選んで良いのか悩んでしまいますよね。実は、羽毛の種類の基本はグースとダックのたった2種類だけなんです。ダウンとフェザーの違い、グースとダックの違い、マザーダウンについてなど、羽毛の基礎知識をおさえておけば羽毛布団の品質を見極めるのにとても役立ちます。今回は羽毛の種類についてまとめました。

ダウンとフェザーはどう違うの?

どれを選ぶ?

意外と知らない方が多いのがダウンとフェザーの違いです。まずはダウンとフェザーがどう違うのかみてみましょう。

◉ダウン

羽毛布団の洗濯は要注意

ダウンは水鳥の胸の部分に生えている毛のことで、軸がなくタンポポの綿毛のようにふわふわとしています。空気をたっぷりと含むので暖かく、かつ吸湿・放湿性に優れているのが特徴です。このダウンが入っている率(ダウン率)が高いほど上質な羽毛布団とされます。

水鳥1羽から採れるダウンの量は少なく希少なため、ダウン率が高いほど価格は高くなります。

◉フェザー

ダウン フェザー 羽毛 羽根

フェザーは湾曲した硬い軸のある羽根のことです。一般的に多くの方が「鳥の羽根」といってイメージするものが、このフェザーではないでしょうか。

フェザーには2種類あり、水鳥の翼の部分に生えている比較的大きな羽根(6.5cm以上)をフェザー、腹の部分に生えている小さな羽根(6.5cm未満)をスモールフェザーと呼ばれます。羽根軸が硬いので弾力性や復元力に優れているのが特徴で、クッションや枕に最適な素材。布団に使われるフェザーはほとんどが軸が細くやわらかなスモールフェザーで、通常布団には羽毛と混ぜて使われます。また、ダウンほど保温力は高くありませんが、通気性が良いため暖かい季節の肌掛け布団によく使われています。

まとめ

・ダウン

羽毛。水鳥の胸にある綿毛状の毛。空気をよく含み暖かい。

・フェザー

水鳥の翼の部分にある羽根。軸があり弾力性、復元力に優れている。

・スモールフェザー

水鳥の腹の部分にある小さめの羽根。軸が細くやわらかい。羽毛と混ぜて使われる。

羽毛布団と羽根布団は違う!

注意したいのが、羽毛布団と羽根布団の違いです。羽毛布団とはダウンを50%以上使用しているもののこと、羽根布団は使われているダウンが50%以下のものをいいます。つまり、例えば「ダウン率90%の羽毛布団」とは90%のダウンと、10%のフェザーが詰められているという意味です。

羽毛にはどんな種類があるの?

little boy lying on blue blanket with lots of question marks

羽毛の種類を「水鳥の種類」「羽毛の色」「マザーダウン」「特別なダウン」に整理して解説しましょう。

◉羽毛を採取する水鳥の種類

ダック グース

羽毛を採取する水鳥の種類は、主にグースとダッグの2種類。グースはガチョウ、ダックは家鴨(アヒル)のこと。ダックよりグースの方が体が大きいため、ダウンひとつひとつの大きさも大きく、空気をよく含み、より保温性にすぐれた上質な羽毛が採れます。そのため一般的にダックよりグースの方が高品質な羽毛といわれています。

まとめ

・グース

ガチョウ。ダックに比べて体長が大きいため、より大きく上質なダウンを採取できる。

・ダック

アヒル。グースより小さめ。ダウンの大きさも小さいが、安価で入手しやすい。

◉ホワイトダウンとシルバーダウンの違いは?

グースもダックも白色の羽を持つものと茶系の羽を持つものがあり、白色の羽のグース・ダックの羽毛の色は白く「ホワイトダウン」と呼ばれ、茶系の羽のグース・ダックの羽毛の色は灰色で「シルバーダウン」と呼ばれます。羽毛の色が違うだけで、品質や保温力に大きな差はありません。ただ、白い羽毛の方がより清潔に見えることや側生地に透けて見えないという理由から、ホワイトダウンの方が人気があるようです。

まとめ

・ホワイトダウン

白色の水鳥の羽毛。清潔に見えるため人気が高い。

・シルバーダウン

茶系の水鳥の羽毛。

◉マザーダウンが良質と言われる理由は?

Family of Canada Geese by the Rideau Canal Ottawa

羽毛布団の表示でよく見かけるのが「マザーグースダウン」「マザーダックダウン」というキーワード。マザーグース・マザーダックダックは、普通のグースやダックとどう違うのでしょうか。

羽毛は食肉用に育てられた水鳥の副産物として採取されますが、一部、次の世代の水鳥を生むための繁殖用に飼育される鳥もいます。この卵を生んで親になる鳥の羽毛がマザーダウンです。

食肉用として育てられた通常の水鳥は肉がまだやわらかい若いうちに屠殺され、その羽毛を採取することになりますので、親鳥の羽毛であるマザーダウンに比べると成熟しきっていない羽毛といえます。そのためダウンひとつひとつが小さめで、数年でかさが減ってしまうこともあります。

一方、マザーダウンは寒い冬を越えた親鳥の羽毛なのでしっかりと成熟しています。ダウンひとつひとつが大きく、空気をたっぷり含んであたたかくそのうえへたりも少なく丈夫です。これが、マザーダウンが通常のダウンより上質な羽毛とされる理由です。

まとめ

・通常のダウン

食肉用として育てられ採取された水鳥のダウン。若いうちに採取するため羽毛が成熟しきっておらず、ひとつひとつのダウンが小さめ。

・マザーダウン

卵を生むために育てられた水鳥のダウン。寒い冬を越しているため時間をかけて成熟した質の良いダウン。製品には「マザーグース」「マザーダック」と表記されます。

◉特別なダウン

ダウンの中でも、希少価値のある特別なダウンをご紹介します。

スティッキーダウン

スティッキーダウンとは「ねばりのある(英:sticky)」ダウンという意味で、羽毛同士が絡みつきやすい、ねばりがあるように感じられるダウンのこと。羽毛の種類というよりも、そのような特徴を持った特別なダウンということです。長期間育てられ、羽毛がしっかりと成熟しているものにスティッキーダウンの特徴が見受けられます。
羽毛の毛足がしっかり絡み合い、温まった空気が外に逃げにくいため保温性が非常に高いのがスティッキーダウンの特徴です。羽毛の充填量が少なくても十分暖かいため、見た目ではかさが足りないように感じられますが、ドレープ性(体にまとわること)が出て体にフィットする快適な羽毛布団を作ることができます。

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アイダーダックダウン

アイダーダックダウンは、アイスランドに生息する特別保護鳥のアイダーダック(ホンケワタガモ)の羽毛です。鳥類は産卵時に羽毛が抜け落ちることで卵に直接体温を伝えて卵を孵化させるのですが、アイダーダックにはこの抜け落ちた羽毛を巣に貼り付けて冷たい空気が侵入するのを防ぐという習性があります。雛が孵った後、巣に張り付いた羽毛を人の手で丁寧に採取して精製したものが布団に使われるアイダーダックダウン。
スティッキーダウンのように羽毛同士がよく絡み、暖かい空気を保持する力が高いダウンです。質が高いだけでなく、量産ができず大変手間がかかるため「羽毛の宝石」ともいわれます。羽毛の種類では別格扱いで最高級品とされており、価格もシングルサイズで100万円を超えるものも存在します。

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まとめ:結局、どの羽毛がいいの?

羽毛布団の品質は羽毛の種類だけでなく水鳥の飼育期間や飼育環境、産地の気候などさまざまな要因によって変わってきますので、一概にどの羽毛が良質ということは残念ながらいえません。ただ同じ状況下で育てられた水鳥の羽毛と仮定するなら、下記のようにまとめることができます。

・ダックよりグースの方がダウンボールが大きいので質が良い

・通常のダウンよりマザーダウンの方がダウンが成熟しているので質が良い

・スティッキーダウンはしっかりと成熟した毛足の長い羽毛なので質が良い

・アイダーダックダウンは別格

徐々に気温が下がってくる時期です。羽毛布団のお買い替えをご検討されている方はぜひとも参考にしてみてください。