羽毛布団の打ち直しは買い替えよりお得? 布団のリフォーム「打ち直し」について解説します

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今使っている羽毛布団をできるだけ長く使えれば、環境にも家計にもやさしくて嬉しいのだけど…。そんな方には、羽毛布団のリフォーム「打ち直し」はいかがしょうか。
とおすすめしたいところですが、残念ながら羽毛布団なら何でも打ち直しができる、買い替えよりも絶対お得、というわけではないのです。

打ち直しが、買い換えよりもお得になるのはどんなときなのでしょうか。今回は羽毛布団の打ち直しについて解説します。

「打ち直し」とは?

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「打ち直し」とは、もともとは綿布団の打ち直しに由来する言葉です。昔、綿布団を作るときに綿を採取し、それを「わた打ち」と呼ばれる弓のような道具で打ってふかふかにさせてから生地に詰めていたことから「打つ」という言葉が使われてるそう。「打ち直し」という言葉には、新品のようにふかふかの布団によみがえらせるという意味合いが含まれています。

最近では「打ち直し」という言葉を使わずに布団の「リフォーム」と謳っている業者も多いですが、工程や羽毛の復元効果に大きな違いはないようです。

打ち直しってどんなことをするの?

羽毛布団の打ち直しとはどのようなことをするのでしょうか。
業者によって順番や内容はさまざまですが、多くの業者でおこなわれている一般的な打ち直しの工程は
布団を解体して羽毛を取り出し、洗浄、乾燥し、その後、足りない羽毛を足して新しい側生地で仕立て直しをする、という流れが一般的です。

「打ち直し」と「リサイクル」の違いに注意!

注意したいのが「打ち直し」と「リサイクル」の違いです。打ち直しは、自分が使っていた羽毛布団の羽毛を取り出して、洗浄、足し羽毛、仕立て直しなどをしますが、リサイクルは廃棄処分にされた羽毛布団の羽毛を再利用すること。不特定の人が使用していた羽毛布団の羽毛を取り出し、洗浄、仕立て直しをすることで、打ち直しとは大きく異なります。

また、中には「リフォーム(打ち直し)」と「リサイクル」を同じ意味で使用している業者も。自分の布団を打ち直して使いたいという方は「リフォーム」「リサイクル」という言葉がどのような意味で使われているのか、しっかり確認をしてから依頼しましょう。

羽毛布団を打ち直しするメリット

布団を打ち直しするメリットをみてみましょう。

  • 環境にやさしい

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    昨今、布団の粗大ごみの量が問題になっていることは現代の大きな課題となっています。東京都の粗大ごみのうち最も多く捨てられているのが布団であったというデータもあるようです。打ち直しをして少しでも長く使うことが環境保護につながります。

  • お財布にやさしい

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    近年、ダックやグースの食肉需要の減少や、動物愛護の問題などが原因で羽毛原料価格が高騰しています。そのため、現在持っている布団と同価格帯の羽毛布団を購入した場合、品質が落ちてしまうということもありえます。高品質の羽毛を使った羽毛布団をお持ちの場合、打ち直しをして、より長く使用した方が、買い替えるよりもお得となる可能性が高いでしょう。また、羽毛を洗浄することで布団を清潔に保つことができ、より長持ちさせることができるというメリットもあります。

打ち直しでこんなこともできる!

打ち直しではシングル2枚をダブル1枚に、ダブルをシングルに…など希望のサイズに変更することも可能です。業者により変更可能なサイズは異なりますが、押し入れで眠っているお客様用の布団を普段使いのダブルサイズにするなど、使っていない羽毛布団を生かすこともできます。

羽毛布団の打ち直しに適切な時期は?

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打ち直しをする時期を見極めるポイントをいくつかご紹介します。これらにあてはまるときは、打ち直しを考えてみるといいでしょう。

以前ほどあたたかさを感じなくなった

長年使用して羽毛のパワーが落ちてしまうと、空気をたくさん含まなくなってしまいます。それにより保温性が落ちてしまいます。

側生地が汚れている

食べ物や飲み物をこぼしてしまった、ペットが粗相してしまった、など汚れてしまったときも打ち直しがおすすめです。打ち直しの際に、新しい側生地で仕立て直しをすることができます。

全体的にボリュームがなくなった

汚れやホコリがつくと羽毛のパワーが落ちてしまいます。打ち直しでは、洗浄や除塵の工程で汚れやホコリを取り除きます。

5年以上使っている

打ち直しは、使い始めてから10年以内におこなうのがおすすめです。あまり古くなりすぎると羽毛の復元が難しくなってしまいます。

えり元や足元がヘタってきた

体がよく触れる部分は、羽毛がヘタりやすくなります。

羽毛が飛び出してくるようになった

側生地が傷んでいる可能性があります。生地が傷んでいる場合は、丸洗いではなく布団を解体して羽毛を取り出してから羽毛だけを洗浄する本洗いという方法で打ち直しをおこなってもらえる業者に頼むといいでしょう。

側生地が傷んできた

側生地が傷むと羽毛が飛び出しやすくなります。

臭いが気になるようになった

羽毛や側生地についた汗や皮脂が、臭いの原因となることがあります。

羽毛に片寄りがある

長年の使用によって、羽毛同士が絡まりかたまって片寄ってしまうことがあります。打ち直しは、洗浄・乾燥・攪拌をすることで、その絡まりをとってふわふわに仕上げることができます。

あなたの羽毛布団は打ち直しに向いている?

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環境にもお財布にもやさしい打ち直し。とても魅力的ですが、残念ながら全ての羽毛布団が打ち直しに向いているというわけではありません。

お持ちの羽毛布団は打ち直しに適しているでしょうか。いくつかチェックポイントをご紹介します。

羽毛の品質

高品質といわれる成熟した水鳥の羽毛は、長年使用しても復元力が十分ありますが、若いうちに採取した未熟な羽毛など品質の劣るものについては、打ち直しをしても元のようなたっぷりと空気を含んだふわふわの羽毛には戻らない場合があります。購入時の金額が打ち直しの料金と変わらないくらいの低価格の羽毛布団の場合は、買い替えた方がよいかもしれません。また、高額で購入した羽毛布団であっても中に詰められている羽毛に粗悪品が使われていることもまれにあります。その場合は打ち直しは難しくなります。打ち直しの前に、一度、信頼できる業者に診断をしてもらうことがおすすめです。

ダウン率

ダウン率が低くフェザーの量が多い羽毛布団は、もともと入っているダウンが少なく十分なボリュームを出すために足し羽毛の量を多くする必要があります。そのため、その分の価格が高くなってしまうので買い替えたほうが安く済むという場合があります。

使用年数

使用年数は、10年以内のものであれば打ち直しに適しています。15年以上使用しているものは羽毛が傷んでいることが多くパワーも落ちていますので、打ち直しをしてもあまり効果が期待できません。ただし、高品質の羽毛布団でお手入れをしっかりとしていて羽毛に十分パワーがある場合は、その限りではありません。

ボリューム

購入時より極端にボリュームがなくなってしまった羽毛布団は、もともとパワーのない羽毛を使用している可能性があります。1年しか使用していないのにへたってしまった、という場合は、粗悪品の可能性があり、打ち直しをしても効果が期待できないと考えた方がいいでしょう。

打ち直しの回数

品質の良い羽毛布団であっても、長年使用していると羽毛の毛先が壊れてしまい、洗浄してもボリュームを取り戻すことが難しくなってしまいます。過去に打ち直しをして、長年使用した羽毛布団は羽毛の状態を復元するのが難しいと考えた方がいいでしょう。洗浄によるダメージは少ないよう工夫はされていますが、それでも羽毛布団の場合打ち直しの回数には限度があります。業者に相談して診断をしてもらうことをおすすめします。

打ち直しは買い替えよりお得?

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打ち直しを考えている方にとって一番気になるのが、買い替えとどっちがお得かという点ではないでしょうか。ここでは、打ち直しの価格がどう決まるのか、どういう場合に打ち直したほうがお得なのかについて、解説していきます。

価格はなにで決まるの?

打ち直しの価格は業者により異なりますが、作業工程によって価格の違いがある場合は少なく、主に足し羽毛の品質、側生地の品質、サイズによって決まります。場合によっては、打ち直しするよりも買い換えたほうが安く済むこともありますので、信頼できる業者と相談のうえ決めることがおすすめです。

足し羽毛の品質

補充する羽毛の品質が良く、そのダウン率(羽毛が占める割合)が高いほど価格が高くなります。

足し羽毛の量

選別によって再利用できる羽毛が少なかったり、もともとのダウン率が低かったりするものは、後で補充する羽毛の量が多くなります。その場合も価格に影響が出ます。

側生地の品質

側生地の品質が良いものほど、通気性・透湿性にすぐれ、羽毛の機能を十分に生かすことができます。羽毛布団の側生地は羽毛の飛び出しを防ぐために高密度に織られた布である必要があり、かつ通気性・透湿性も損なわないものが理想です。また、長期間使用することを考えると、強度や耐久性にもすぐれていることが望ましいといえるでしょう。

生地を織る糸が細いほど、より高密度で肌触りやドレープ性(肌ほどよくフィットすること)の良い布ができますので、細番手の糸の方が高級品となり、価格も上がります。羽毛布団の側生地は、60番手、80番手の糸を使用した生地が一般的です。(糸が細くなると番手数が増えます。この場合、80番手の方がより細い糸を使っていることになります。)40番手程度の太番手の糸は低価格ですが、ごわつきや、パリパリとした肌触りが苦手な方は、避けた方がよいでしょう。

素材は、ポリエステルよりも綿100%の方が高級品とされ、価格が高くなります。また、側生地のキルティングの構造によっても価格が変わります。

買い替えとどっちがお得なの?

ここまで見てきてお分かりかと思いますが、買い替えと打ち直し、一概にどっちがお得、とはいえません。羽毛布団の難しいところです。打ち直し、買い替え、それぞれがお得になる場合を整理してみましたので、参考にしてみてください。

【打ち直した方がお得になる可能性が高いケース】

・羽毛が高品質で購入金額が高かった

・購入金額はそれほどでもないが、羽毛の品質が良い

・羽毛の傷み具合が少ない

・購入してから10年経っていない

・一度も打ち直しをしていない

【買い替えた方がお得になる可能性が高いケース】

・安価の羽毛布団を購入した(打ち直しの料金よりも安い)

・購入した金額は高かったが、羽毛の品質が悪い

・ダウン率が低い

・羽毛の傷み具合がひどい

・購入してから15年以上経っている

・過去に打ち直しをしている

一般の消費者である私たちには見極めが難しいこともありますので、信頼のできる業者を見つけて、診断してもらうことがおすすめです。

良心的な業者であれば、打ち直しが不向きな場合は、買い替えをすすめてくれます。見積もりをしてもらい、金額を見てから打ち直しか買い替えかを決めるといいでしょう。

打ち直しを依頼する前に

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打ち直しを依頼する際に失敗しないためのポイントをご紹介します。

どんな業者に頼めばいいの?

羽毛布団は縫い合わせてしまうと中身が見えなくなってしまう商品です。そのため、それを利用し、品質の悪い羽毛を使用して質に見合わない価格を請求する悪質な業者もあります。羽毛布団の打ち直しを依頼するときには、信頼できる業者を見つけることが大切です。

打ち直し業者のポームページなどで、打ち直し工程など詳しい内容を確認しましょう。洗浄の際に個別で洗っているか、他人の羽毛と混ざらないように注意をしているか、など、気になることをまずは確認しておくことが大切です。また、実際に利用された方のレビューや、店主の知識が豊富か、などもチェックするといいでしょう。ホームページの情報だけでは分からないことは、問い合わせをして、確認しておくことをおすすめします。

【日本羽毛製品協同組合のリフォーム認定工場】

「日本羽毛製品協同組合」のリフォーム認定工場は、組合のリフォーム(打ち直し)の基準を満たしていると認定された工場です。主に下記のような項目について審査されます。

・羽毛布団のリフォーム・リペアを正しくおこなうための設備が整っているか

・個別の顧客ごとにしっかりと管理されているか

・解体した側生地や工程で発生する廃棄物が適切に処理されているか

このリフォーム認定工場でリフォーム(打ち直し)された布団には、洗浄方法の項でご紹介したとおり、加工方法を証明するリフォール認定ラベルが添付されます。

日本羽毛製品協同組合 リフォーム認定工場

きちんと審査がされた工場であると分かれば安心してリフォーム(打ち直し)を依頼することができます。

どれくらいの期間でできるの?

打ち直しにかかる期間は、2〜3週間程度という業者が多いですが、秋から冬の繁忙期にはそれ以上かかる場合もありますので、寒くなる前に準備をしておくことがおすすめです。

こんな業者には要注意!

悪質な業者につかまらないようにしましょう。気をつけるべき業者について解説します。

アフターケアサービスといって訪問

有名な布団メーカーのアフターケアサービス業者と名乗って、布団の打ち直しを不当な金額で勧める悪質業者があります。突然の訪問販売は相手が提示する情報しか判断材料がありません。一度断って、インターネットなどで業者について確認してから冷静に判断しましょう。不当な金額を払わされないようにしっかりと知識を身につけておくことも大切です。

古い羽毛布団には希少価値がある?

古い羽毛布団に希少価値があるといって、加工費を不当に高く請求する悪質な業者には注意してください。希少価値があるといわれるとついいい気分になってしまいますが、業者の口車に乗せられて不当な金額を支払うことのないよう気を付けましょう。

羽毛布団は一生もの?

こちらは悪質といえるケースではありませんが、羽毛布団は一生ものだから、どんなに古い羽毛布団でも打ち直しができる、どんな状態の羽毛布団でも打ち直しができる、という業者は避けたほうがいいかもしれません。

古い羽毛は繊維が壊れてパワーが落ちてしまいます。洗浄をしても、どうしても回復が難しくなります。結果、打ち直しの効果があまり出ず、満足できる仕上がりにならないこともあるのです。

このような業者を利用する場合は、しっかりと見積もりを出してもらい、納得をしてから依頼することが大切です。ただし、思い入れがあって使い続けたい古い羽毛布団があって、他の業者では受け付けてもらえない、という場合には利用する価値があるといえます。

打ち直しが絶対にお得、と打ち直しを強くすすめる

打ち直し業者の心情としては、少しでもたくさん打ち直しの依頼を受けたいところです。その気持ちはよく分かります。しかし、だからといって、誰にとっても打ち直しが絶対的にお得、といえるわけではありません。

新品と打ち直しの価格の差を大きく見せるために、羽毛のグレードや側生地の素材のランクを大幅に下げて勧める業者もあります。それを見極めるためには、見積もりの際に羽毛の種類やダウン率、側生地の素材などの詳細をきちんと確認することが大切です。

まとめ

いかがでしたか? 打ち直しについて理解していただけたでしょうか。

持っている本人が中身を確認することできない羽毛布団。本当に信頼のできる業者を見つけること、自分自身が羽毛布団と打ち直しに関する知識を身につけることが、納得のいく打ち直しになるかどうか、の鍵になります。

大切な羽毛布団、打ち直しによって蘇らせることができるのならこんなに嬉しいことはないですね。
羽毛布団の打ち直しについてもう一度、簡単におさらいしておきましょう。

 ・羽毛の洗浄、足し羽毛をして、新しい側生地に詰め直すことを打ち直しという

・打ち直しは、十分に使えるうちにする

・羽毛の品質や状態が良い場合は、打ち直しがお得になる可能性が高い

・信頼のできる業者に依頼することが大切

羽毛布団の打ち直しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。それでもやはり、買い換えた方がお得だという場合や、長く使う事を考え新しく買い換えた方が良いと思われる場合は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

どんな羽毛布団を買えばよい? タイプ別にみるおすすめ羽毛布団とは

毛布の素材を知り、目的に合った毛布を選ぼう

寒い冬にあたたかい毛布に包まれて眠るのは至福の時間ですね。
肌寒さを感じる秋頃から冬の寒い時期にとても重宝する毛布ですが、素材によってあたたかさや肌触りも大きく変わってくることをご存知でしょうか?
自分に合った毛布を選ぶには、素材それぞれの特徴を知り、用途やシーンで使い分けをするのが良いでしょう。
今回は毛布に使われる素材についてまとめました。

毛布の素材は大きく分けて2つ

毛布に使われている素材は大きく分けて「合成繊維」と「天然繊維」に分類できます。合成・天然それぞれに種類がありますが、代表的な素材をピックアップし、特徴と併せてご紹介いたします。

1.合成繊維を使った毛布

合成繊維を使った毛布はアクリルやポリエステルが代表的。機能的で取り扱いも楽なので、毛布を気軽に使いたい方、お安く手に入れたい方にぴったりです。

●アクリル

羊毛を目標にした合成繊維であるアクリルは、手触りがよく、耐久性が高いのが特徴。
ウールに似た肌触りですがシワになりにくく、天然素材よりもリーズナブルであることもメリットです。
合成繊維なので虫食いの心配がなく、保管やお手入れも楽なのも嬉しいところ。
デメリットとしては、アクリル毛布は吸湿性が低いため、眠っている間に蒸れてしまうことが考えられます。

●ポリエステル

ポリエステルも代表的な合成繊維のひとつ。シワになりにくく、丈夫であるのがポリエステルの特徴です。また、ポリエステル毛布は軽くてやわらかで、発色が良い点もメリット。アクリル同様、比較的リーズナブルに購入できます。
デメリットは、静電気が起こりやすい点でしょう。

マイヤー毛布が人気!

ポリエステルやアクリルなど合成繊維の毛布で今人気なのがマイヤー毛布。マイヤー織りで編み上げられたマイヤー毛布は毛足が長く、ふんわりとした手触りが特徴です。
2枚合わせの毛布は
「マイヤー毛布」、1枚合わせのものは「ニューマイヤー毛布」と呼ばれ、風合いやわらかなのに価格帯も手頃なので、毛布の中で今とても人気があります。

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2.天然繊維を使った毛布

カシミヤ ウール 毛布

天然繊維を使った毛布は綿(コットン)やウール、カシミアなどが挙げられます。少し価格が高くても質の良い毛布をお求めの方、小さなお子さまや肌がデリケートな方にオススメの素材です。

●綿(コットン)

肌触りやわらかで吸湿性に優れた綿毛布は、一年中使えて便利なアイテム。一枚仕立ての綿毛布は薄いので春秋に、二枚仕立てのものは冬にと使い分けができ、ご家庭で一枚は持っておきたい素材です。
綿毛布のデメリットはウールに比べると保温性に欠ける点。また厚手の毛布になると重さを感じるかもしれません。

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●ウール

吸湿性・保温性に優れたウール。天然素材ならではのふんわりあたたかい手触りが本当に心地よいウールは、冬のあたたか素材の代表です。
ウールは汚れやホコリを寄せつけず、燃えにくいのもメリット。毛玉ができやすいのがデメリットといえるでしょう。

【こんな商品がおすすめ】洗える 毛布 ウール 毛布 シングル

カシミヤ

カシミヤ羊毛の毛布は天然素材の中でも高級素材で、肌触りも抜群。毛質が細く繊細なカシミヤは保湿性にも優れ、あたたかなのに軽く、使うたびにうっとりしてしまうような心地よさです。
デメリットは高価であること。また繊維が固くなり風合いが変わってしまうため、自宅でのお洗濯が不向きな点。ドライクリーニングが基本ですので、取り扱いには少々注意が必要です。

【こんな商品がおすすめ】カシミヤ毛布 シングル カシミア100

 特徴を知り、用途によって使い分けを

このように、毛布に使われる素材の特長を理解することで目的にあった毛布を選ぶことができます。

合成繊維の毛布はかさばらないので車内やオフィスで使ったり、ちょっとしたお昼寝や読書にぴったり。取り扱いが楽で速乾性もあるので、アウトドアやキャンプでも気軽に使えます。

天然素材の毛布はあたたかで吸湿性に優れているためおやすみの際に使うのに適しています。予算の兼ね合いもありますが、手触りや感触などお好みによって選んでみましょう。

素材それぞれの特長に応じ、用途や使用シーンで使い分けをすると良いですね。

どんな羽毛布団を買えばよい? タイプ別にみるおすすめ羽毛布団とは

 

羽毛布団 女性 眠る 寝る ベッド産地や羽毛の種類だけでは品質を決められないのが羽毛布団の難しいところでもあります。さらに羽毛の品質に加え、側生地やキルティングの構造も羽毛布団の機能である保温性や通気性・透湿性に影響します。

あれこれリサーチすればコストパフォーマンスのよい、高品質の羽毛布団を見つけることができるかもしれません。しかし品質がよければ誰にとっても快適な羽毛布団というわけでもありません。
環境や体質にあった羽毛布団を買うことも大切なポイントです。

今回は、羽毛布団を選ぶときのチェックポイントとそれぞれの環境、体質に合った羽毛布団を見つけるポイントをご紹介します。

購入するときのチェックポイント

羽毛の品質は水鳥の飼育状況などにより変わるので、羽毛の種類や産地だけで品質を決めることができません。高品質とされるマザーグースの羽毛であっても、中国や東南アジアなどの暖かい地域で飼育された場合は品質が落ちる場合があったり、マザーグースより劣るとされるマザーダックの羽毛でも、ヨーロッパやカナダなどの寒冷地で飼育された場合は品質が高くなる場合があったりします。

前の記事でもおはなししましたが、中身が見えない分、売り文句だけに惑わされがちなのが羽毛布団です。

参考記事:売り文句で決めてない?羽毛布団を選ぶ前に押さえておきたい3つのポイント

産地や羽毛の種類、うたい文句だけに頼らず実際に寝具専門店や百貨店などに足を運んで、直接見たり、触ったりして品質をある程度見定めたうえで購入を決めることも大切です。その際チェックするべきポイントと、購入の際に気をつけるとよいポイントをご紹介します。

店頭でチェックするべき5つのポイント

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寝具専門店などで購入する場合は、直接見たり触ったりして購入を決めることができます。五感を研ぎ澄ませて品質を見極めましょう。

⒈臭い

多少の臭いであれば、使ったり干したりすることでやわらぐ場合が多いですが、あまりひどい場合は洗浄が不十分か、若い未熟な羽毛を使っている可能性も。若い鳥のスモールフェザーは羽軸に成長に必要な栄養分が入っているのですが、これは洗浄では洗い流せないため、臭いの原因となる場合があります。

⒉重さ

持ってみて重いと感じるようであれば重量を確認してみましょう。ダックダウンシングルサイズで1.2kg以下が目安です。グースダウンで1.0〜0.8kg。それ以上重いものは洗浄不足でゴミなどが混入している場合があります。羽毛の品質に問題がないとしても、あまり重いものは睡眠の妨げになることもありますので、直感で重いと感じるようなら検討し直した方が無難かもしれません。

⒊羽毛の詰め具合

あまりにも羽毛を詰めすぎてパンパンになっているものは体にフィットせず、隙間からあたたかい空気が逃げてしまいます。羽毛は使用することで羽毛と羽毛の間に含まれる空気が温まって膨張し、かさが増えていくもの。最初からパンパンに詰めすぎている布団は避けた方がよいでしょう。

⒋弾力

一見、弾力がある方がよさそうですが押してすぐに返ってくるものは未熟な羽毛を使っている可能性があります。未熟な羽毛は羽枝が短く立っているので、弾力があります(これは髪の毛が短いと立ってしまうのと同じです)。
またダウンでなく弾力のあるフェザーが多く使われているケースも。押してからじわじわとゆっくり返ってくるものが理想です。

⒌縫製

いうまでもありませんが、縫い目が雑だったりほころびていたりするものは、品質に期待ができません。耐久性にも問題がありますので、購入は控えたほうが無難です。

失敗しないための5つのポイント

失敗しないために

ここでは店頭購入だけでなく、通販やインターネットで購入する場合にもチェックしておくと失敗しにくいポイントをご紹介します。

⒈直射日光で日干しできるか

日干しができないものは特殊な加工をしている場合があります。樹脂加工された羽毛や側生地が使われていると、布団の通気性・透湿性が損なわれてしまいます。

⒉側生地の素材

樹脂加工がされているものは通気性を損ないます。通気性・透湿性を損なわない無地の綿や羽毛の吹き出しを防ぐために高密度に織られた布がおすすめです。よくサテンと書かれていることがありますが、サテンとは織り方のこと。ツイルやサテンは高密度の織り方で、羽毛布団の側生地に適しています。

⒊キルティングの構造

羽毛を入れて表生地と裏生地を縫い合わせた平面キルト(たたきキルト)と、キルトのマス目にマチをつけて箱状に作る立体キルトがあります。平面キルトは比較的安価で手に入りますが、縫い目の部分に羽毛がなく、谷間が大きくなるので隙間ができてしまい保温力が下がります。あたたかさを重視するなら、立体キルトかキルトを2層にした2層式立体キルトがおすすめです。

⒋キルティングのマス目の数

キルトのマス目の数が多いほど体にフィットしやすくなりますが、多すぎるとマス目ひとつの箱の大きさが小さくなり、入れられる羽毛の量が減って保温力が下がってしまいます。一般的な4×6マスや、縫い目が体の中央に当たらない5×6マスの布団がおすすめです。

⒌サイズ

良い品質の羽毛布団を購入しても、体に合ったサイズでなければ快適に使えません。ご自身の体型や普段使用している布団のサイズを基準にして選びます。
通販やインターネットで購入する場合は、信頼できるレビューを参考にしたり、気になることは問い合わせをしたりするなどして、できるだけ詳しく品質を確認するとよいでしょう。

あなたに合った羽毛布団は?

あなたに合った羽毛布団は

さて、ここからがいよいよ本題です。

最高品質の羽毛布団が誰にでも快適とは限りませんし、それぞれの予算の都合もあるもの。使う環境や体型、体質などによって快適な羽毛布団は異なりますので、予算や環境に合った羽毛布団を探す必要があります。あなたに合うのはどんな羽毛布団でしょうか? タイプ別におすすめの羽毛布団をご紹介しましょう。

タイプ1:極上の眠りを追求したい! とにかく品質重視

布団は眠るときに必ず使うものですので、当然睡眠の質に大きく影響します。毎日快適に眠れなければ健康にも影響が出てしまうので、寝具選びはとても重要です。
品質のよくない羽毛布団は保温性、通気性・透湿性に欠け、寒くて眠れなかったり、逆にムレて暑くて目が覚めてしまったりと睡眠の妨げになることも。
ぐっすり眠りたいという方は、品質を重視して購入されることをおすすめします。

【購入のポイント】
保温性、通気性・透湿性にすぐれた高品質の羽毛を使った羽毛布団を選びましょう。あわせて側生地の通気性がよいかどうかも確認が必要です。

また、寝心地を重視したい方には肌にまとわりつきすぎるやわらかい布地を使った側生地ものや、ソフト加工などを施したやわらかい布団はおすすめできません。寝返りが打ちにくく、寝苦しさを感じてしまいます。綿のなかでも高級品の超長綿100%の側生地を使用した羽毛布団がおすすめです。

【これがおすすめ!】
ポーランド産のホワイトグースは豊かな弾力性と保温性を持つといわれています。またかさ高が165mm以上であれば軽くて暖かな高品質の布団といえるでしょう。

羽毛布団 グレース ポーランドホワイトグースダウン93% シングルロングサイズ ロイヤルゴールドラベル (ブルー)

さらにこだわりたい方には、北極圏に生息する野生のカモの羽毛のアイダーダウンという、超高級ダウンもおすすめです。アイダーダウンはダウンの宝石と呼ばれ別格の最高級品といわれています。ただし、別格というだけあって安価では手に入らず、価格は100万円を超えるものがほとんどです。

アイスランド ロイズアイダーダック使用 最高級羽毛布団

タイプ2:寒さをなんとかしたい! 保温性重視

冷え性や寒がりの方、寒冷地にお住まいの方などは布団1枚では寒くて眠れず、何枚も布団や毛布を重ねている方も多いのではないでしょうか。しかし、あまり重いと寝苦しく質の良い睡眠が得られません。1枚であたたかく快適に眠ることができる羽毛布団を選びましょう。

【購入のポイント】
保温性にすぐれた高品質の羽毛を選びましょう。キルティングは保温性を考えた立体キルトか、2層式立体キルトがおすすめ。よりあたたかいのは2層式立体キルトですが、2層になっていることで通気性・透湿性が下がるため羽毛はかさ高性が高く、軽くて高品質のものを、側生地は、無地の綿生地などを選んで、通気性・透湿性を下げないようにすることが大切です。また2層式立体キルトの場合、まれに層になる部分の布に化繊の生地が使われていることがあります。化繊生地は通気性がよくないため、布団の中に使われている生地についても確認しておくとよいでしょう。

キルトのマス目の数ですが、マス目が多いキルトはフィット性は上がりますが、ひとつのマス目に入る羽毛の量が少なくなり保温性が下がります。保温性を重視する場合は避けた方がいいかもしれません。

ちなみに2層式立体キルトと2枚合わせとは異なりますので、ご注意ください。2枚合わせとは、2枚の羽毛布団を重ね、季節によって枚数を変えてあたたかさを調節して使えるよう工夫された布団のことです。

【これがおすすめ!】
羽毛は、寒冷地で飼育されたマザーグースや品質の良いマザーダックのものがおすすめです。品質の良い羽毛ほど、羽毛のひとつひとつが大きく空気をたっぷりと含んで保温性が高くなります。グースかダックか、マザーダウンかベーシックダウンかは、側生地・キルティング構造・予算などのバランスを見て決めるといいでしょう。

ハンガリー産 ホワイトマザーグースダウン 2層立体キルト

【番外編!暖かさを最重視する方は…】
羽毛ではありませんが、保温性の高さを求める方へ番外編としてご紹介いたします。
寒さに弱く、とにかく暖かさを重視したいという方に是非おすすめしたいのが、シンサレートの掛け布団です。
とにかく軽く、そして暖か。自宅で洗えていつでも清潔、といいとこどりで非常に機能性の高い布団です。

シンサレートウルトラ プレミアム200 掛け布団 シングルサイズ

タイプ3:冬でも暑い! 通気性・透湿性重視

暑がりの方や、機密性の高いマンションにお住まいで寒さをあまり感じない暮らしをされている方には通気性・透湿性を重視して羽毛布団を選ぶことをおすすめします。
人間の体は睡眠中体温が下がりますので、暑いからといって冬に布団をかけずに眠るのは考えものです。暑がりの方でも快適に使える羽毛布団を探しましょう。

【購入のポイント】
保温性を重視しないということでしたら、高品質の羽毛を使った布団である必要はないかもしれませんが、品質が下がると通気性・透湿性も下がります。ある程度の品質の羽毛で、キルト構造などで調整しましょう。立体キルトよりも平面キルト(たたきキルト)の方が縫い目の谷間が大きく、体と布団の間に、ある程度隙間ができます。あたたかい空気は逃げやすくなりますので、寒がりの方にはおすすめできませんが、暑がりの方でしたら平面キルトでも快適かもしれません。

【これがおすすめ!】
特に暑がりの方は、平面キルトの2枚合わせなどで気温によって調節するのもおすすめです。

ポーランド産 ホワイトマザーグース95% 2枚合わせ 羽毛布団

タイプ4:品質や性能にはこだわらない! 価格重視

すぐに羽毛布団が必要な場合やお客様用などの普段使いではないものは、できるだけ価格を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。とはいえ、粗悪品を購入してしまってはかえってお金を無駄にしてしまいますので、そこはきっちり見極めましょう。

【購入のポイント】
低価格の羽毛布団ということになると、産地が中国や東南アジアであったり、フェザーの混合率が高くなったり、側生地がポリエステルになったり、と布団の質自体が落ちてしまうことは否めません。どこを最優先するかがポイントになるでしょう。

【これがおすすめ!】
前述した通り、羽毛の品質、側生地の通気性、ダウン率をすべてクリアする品質の羽毛布団を低価格帯で見つけるのはかなり難しいかと思われます。特に低価格帯の羽毛布団は、側生地にポリエステルと綿が混合された生地を使用した商品が多くなります。ポリエステルが混合されることで、軽くなるという利点もありますが、やはり通気性・透湿性の面では、綿100%の方がすぐれています。品質のいい羽毛を使っても、ポリエステルの側生地では羽毛の機能を十分に生かすことができません。綿100%の側生地だったら、ダウン率や羽毛の品質については多少妥協するなど、側生地に注目して探すのも一つの方法です。

【京都西川】高級ダウンケット 肌掛け布団 羽毛 京都西川 日本製 シングルロング

タイプ5:体型にあったものを選びたい!

どんなに高品質であっても、使う方の体に合っていなければ快適な布団とはいえません。まっすぐ足をのばして眠れないというお悩みを持つ高身長の方は、スーパーロングサイズを選ぶなど使う方の体型に合わせることが大切です。
また寝心地の好みにも左右されます。例えば普段ひとりで眠るという方も、体の大きい方は寝返りを打った際に寒い思いをしなくてすむよう、一段階大きめのセミダブルサイズを選んでゆったり眠るということも選択肢のひとつでしょう。

【購入のポイント】
ご自身の体型に合うもので、且つ好みの寝心地が得られるものを選びましょう。

【これがおすすめ!】
通常の羽毛布団の長さは210cmが一般的ですが、ご紹介しましたスーパーロングサイズは長さ230cm。普通のお布団では足がはみ出してしまうという方も快適に眠れます!

羽毛布団 掛け布団 掛布団 エアーベーシック エクセルゴールドラベル イングランドダウン90% スーパーロングシングルサイズ

まとめ

いかがでしたか? 羽毛布団は本当に奥が深いですね。きちんと知識を身につけて良い商品を購入したいものです。

失敗しない羽毛布団選びのためにも店頭に足を運んで五感で品質を確かめてみたり、いくつかのショップで見比べ、比較検討することも大切です。
また品質だけにこだわるのではなく、使う人の体型や好みの寝心地も重視することが重要といえるでしょう。

ぜひ羽毛布団を購入する際に参考にしてみてください。

 

 

売り文句で決めてない?羽毛布団を選ぶ前に押さえておきたい3つのポイント

羽毛布団を買おうと思ったとき、タグなどに表示されている項目が難しくてよくわからない…と感じた経験のある方もいらっしゃるかと思います。
実際に多数ある羽毛製品を見たとき、多くの品質表示や証明書などが付けられてはいますが、厳密にどれがいいか理解しきれず、結局割引や特典、売り文句に押されて購入してしまったというケースが多いかもしれません。

羽毛布団は見た目にはどれも同じように見えますし、内部の羽毛を直接見たりすることができないため、多少品質の悪いものでも見せ方によって上手く販売できてしまうものでもあります。
あまり信じたくはありませんが、それを利用した悪質な業者も中にはいるようです(一時はそうした悪質な訪問販売も横行していたといわれています)。

では、日々の睡眠にも大きく関わり、価格も決して安くない羽毛布団はどのように選んでいくべきなのでしょうか。
ここでは羽毛布団の本質を見極めるための視点を一つ一つ解説していこうと思います。羽毛布団選びの際に是非とも参考にしていただき、納得のできる良い製品を購入するためにお役立ていただければと思います。

はじめに:理想の羽毛布団とは?

まずはじめに、理想的な羽毛布団とはどのようなものでしょうか。
主に秋冬に使用する羽毛布団ですので暖かさが重要であることはいうまでもありません。しかしそれ以外にも、軽くて寝返りが打ちやすいという点や、匂いなど気にせず長い間使うことができる点、メンテナンスも行いやすいといった点がそれぞれしっかり抑えられているものが理想的な羽毛布団です。
また、毎日使う時に気になる点ももちろんですが、長期的に使用していくことができるかどうかも結果的なコストパフォーマンスを考えたときに重要視したい点といえるでしょう。

この点を踏まえた上で、ここからは羽毛布団を構成する「羽毛」と「側生地」、側生地の構造である「キルティング」の3つについてそれぞれ説明していきます。少し項目が多いですが、羽毛布団の品質を知るためのキーとなる情報ですので、是非とも最後までご一読ください。

ポイント1.羽毛(ダウン)

羽毛布団の良し悪しは9割方この「羽毛(ダウン)」に左右されるといっても過言ではないかもしれません。
この最も重要なダウンを見極めるには、単純な種類のみならず「信頼の置ける産地であるのか」「保温力に影響する指標であるダウンパワーはどれくらいなのか」「どれくらいの量が使用されているのか」「匂いが出ないよう、また長期的に使用できるようしっかり洗浄が加工がなされているのか」といった点を見る必要があります。

1-1. ダウンの種類

まずはダウンの種類についてです。これを見ることでダウンの良し悪しをざっくりと判断することができます。

1-1-1. ダックとグース

羽毛布団に使用される羽毛は、比較的寒い地域に生息する水鳥から採られたものです。
そして、流通している羽毛布団の多くは「ダック」もしくは「グース」の羽毛が使用されており、一般的にグーズダウンの方が高品質とされています。
後述しますが、羽毛布団に使用される羽毛は羽毛ひとつひとつの「ダウンボール」の大きさが大きいものがより保温力が増すため良いとされているため、ダックより体の大きいグースの方が高品質と評価されているのです。また、グースのダウンの方がより丈夫で長持ちしたり、羽毛布団に含まれるダウン以外の羽根(スモールフェザー)が細かく密着性が高いことも、グースダウンが優れているといわれる理由となっています。

1-1-2. マザーダックとマザーグース

同じグースや同じダックの中でも、成熟したものの方が体が大きくダウンボールも大きくなるため質が高いとされています。それが「マザーグース」や「マザーダック」と呼ばれるものです。
これらのことから、羽毛の種類による質の高さは下のようにダック<マザーダックグースマザーグースの順で段階付けられています。

実際に羽毛製品を見比べる時には、このダウンの種類が何であるのかということを後述する「ダウンパワー」と合わせて確認するのが第一といえるでしょう。
さらにこのほかにも、ダウンの色がホワイトかシルバー(グレー)かというのも日本では重要視されることがあります。羽毛そのものの色がどうであるかは、品質には本来影響しません。しかし「羽毛=白」という印象が強いため、多くの方がホワイトダウンを選ばれるようです。

ここまで一般的なダウンの種類について説明しましたが、最後に特殊なダウンである「スティッキーダウン」と「アイダーダックダウン」について説明しておきます。

1-1-3. 特殊なダウン① スティッキーダウン

スティッキーダウンは、スティッキネス(ねばり)のあるダウンで、普通の羽毛と違って羽毛が絡み合い、ねばり気があるように感じられるダウンです。
このねばりはダウンの長い毛足により現れ、これがあることによって一度温められた空気が外部に逃げづらく、高い保温力を発揮します。
より少ない量でも暖かさが出るため、一見布団の厚さが薄いのでは?と感じられることもあるかもしれません。

参考商品:伊藤清商店 羽毛布団 エアーベーシック ステッキーホワイトダックダウン90%

1-1-4. 特殊なダウン② アイダーダックダウン

スティッキーダウンと同様の性質を有していて、最高級羽毛と称されるのがこの「アイダーダックダウン」です。
アイダーダックは、アイルランドの極寒の地で、卵を温めるために自らの羽毛を利用して巣を作ります。アイダーダックダウンはこの巣からいただいた羽毛を使用した最高級品。
価格も掛け布団シングル1枚で数100万円にのぼるものもあり、価格的にも希少性も、まさに羽毛の最高峰といえるでしょう。

参考商品:アステ 京都発の快眠ショップ 最高級 アイダーダックダウン羽毛布団

1-2. ダウン産地

次にダウンの産地についておはなしします。実際、産地国によって水鳥の種類が大きく変わったりするわけではないので、どの国の羽毛かというのはそこまで重要というわけではありません(それよりも重要なのは結局個々のダウン自体のクオリティがどうかということです)。
それでも、管理がしっかりされているかどうかという点で比較的信頼されている国として、古くから羽毛布団を生産してきた東欧のハンガリーやポーランドがあります。
これらの国は長い歴史の中で確立された生産体制や品質管理体制が比較的しっかりとしていますので、アジアの新興諸国や中国で採れるダウンよりも信頼性が高く、品質も高いことが多いです。
産地と羽毛の質は必ずしも関係があるとはいい切れませんが、ひとつの目安として覚えておくと良いかもしれません。

1-3. ダウンパワーとゴールドラベル

ダウンパワー(dp)とは、JIS L-1903-2011のかさ高性試験方法で羽毛のふくらみ具合を数値化したもので、羽毛1g当たりの体積のことです。
これだけだと少し分かりづらいですが、数値としてはそのダウンが「どれだけのふかふか感があるか」を表したものと考えると理解しやすいかもしれません。

以前まで単位体積あたりどれくらいの高さがあるかという「かさ高(mm単位)」だけで表記がなされていたため、例えば180mmという表記を見て羽毛布団自体の厚さが180mm以上あると思い違いをしてしまったことのある方も多いかもしれませんが、ダウンパワーと布団そのものの厚さはイコールではありませんので覚えておくと良いでしょう。

この数値が大きいダウンを使用すると、軽いのに体積があり、ふかふかで暖かな質の高い羽毛布団をつくることが可能です。
上述した通り、ダウンボールが大きい成熟したマザーグースなどでは一般的にこのダウンパワーの数値が大きくなります。ダウンパワーでは、この水鳥の種類以上に羽毛そのものの質を測ることができる基準といって良いでしょう(ダックより良いとされるグースでも、未成熟なグースと成熟したダックでは成熟したダックの方が質が高いといったこともあり得ます。その場合でも、このダウンパワーを見ればどちらの方がより優れたダウンなのかを見分けることができます)。

ただし、ダウンパワーはあくまで羽毛のふかふか感を表したものに過ぎないので、羽毛布団にする際にどれだけの量を入れるのかによって暖かさは異なるものです。
あくまで「ダウンパワーの高いダウンがどれくらい入っているのか」が最終的な羽毛自体の全体ボリュームとなります。
また、スティッキーダウンやアイダーダックダウンなど、ダウンパワーの数値としては現れませんが、ねばりがあることでより保温力のある羽毛布団が存在することも覚えておきたいポイントでしょう。

ゴールドラベルについて

羽毛布団製品を購入する際によく目にする「ゴールドラベル」は、日本羽毛製品協同組合が発行している証明書で「これくらいのダウンパワーがありますよ」という保証をしてくれるものです。
ゴールドラベルは4つの階級に分かれており、ダウンパワーの低い順にニューゴールドラベル、エクセルゴールドラベル、ロイヤルゴールドラベル、プレミアムゴールドラベルとなっています。

ゴールドラベル

ラベルが上がると当然価格も上がりますが、それだけ軽くふわふわな羽毛布団ということです。国内のほとんどの羽毛製品取扱業者はこのラベルを使用しており羽毛布団のダウンパワーを示す基準になるものですので、羽毛布団を選ぶ際は是非このラベルも確認してみてください。

1-4. 総充填量

羽毛布団に含まれる充填物(羽毛と羽根及びその他の塵など)の重量です。これに側生地の重量を合わせたものが最終的な羽毛布団の重さになります。
同じ羽毛でも充填量が少ないと保温力の低い布団となってしまいますが、多ければ暑すぎて寝づらかったり、重さで寝返りが打ちづらくなるなどマイナスになることもあるので、適正な重量の布団を選ぶことが重要です。またダウンボールの大きな質の高い羽毛であれば、充填量が比較的少なくても十分なボリュームがあり暖かく、軽くて寝返りも快適に打つことができる羽毛布団を作ることができます。

1-5. ダウン率

羽毛布団には羽毛(ダウン)に加え、羽根(スモールフェザー)やごく少量の塵が入っています。ダウン率はこの全てを合わせた中でダウンがどれだけ使用されているかを表したもので、高ければ高いほど軽くてふわふわで、暖かくへたりづらい羽毛布団となります(※ あくまで同重量、同サイズのものと比較した場合です)。
一般的に、このダウン率が50%以上のものを羽毛布団、50%以下のものを羽根布団と言い、もちろん羽毛布団を選んだ方が良いということになります。
ダウンパワーの項目で記述しましたが、羽毛布団は
・どれだけのダウンパワーのある羽毛が
・どれくらいの量入っているか
が決め手となります。ダウンパワー・総充填量・ダウン率をしっかり確認し、本当に軽くて暖かい羽毛布団なのかを見極める必要があるでしょう。

1-6. 洗浄の質

質の低い羽毛布団が、保温力がないこと以外によく挙げられるのが「匂いがひどい」「すぐにへたってしまう」という点です。
羽毛布団の匂いは、羽毛を製品化する工程で行われる洗浄がしっかりとなされていないことで、羽毛や羽根に付着しているタンパク質が残ってしまい、それらが酸化し微生物が分解するなどして発生してしまいます。
また洗浄がしっかりされていると、質の低いダウンが除去されることによってへたりづらく、より長持ちのする布団ができ、長い目で見てもプラスとなる可能性があります。
そのためダウンがしっかり洗浄されているかどうかは、どのようなダウンを使用するかと同じくらい非常に重要なポイントといえるでしょう。
国内の羽毛製品業界では、河田フェザー株式会社の洗浄技術が圧倒的に優れており日本一ということでよく知られています。是非こちらもチェックしてみてください。

1-7. 加工の種類

洗浄の段階や、洗浄後の羽毛に対して加工が施されているものも多くあります。
有名なのが「パワーアップ加工」です。これは羽毛を高温の釜で熱することによって洗浄や輸送の段階で潰れたりしてしまっていたダウンを本来以上のふかふかの状態に仕上げるという加工方法です。
この他にもタンパク質の酸化を防ぎ、匂いを防止するための「オゾン加工」などがあります。
このような加工がしっかり施されていれば、元は同じ羽毛でも匂いを気にすることなく長期間快適に使用することができますので、併せてチェックしてみてください。

ポイント2.側生地

羽毛を包み込む生地が「側生地」です。
側生地は羽毛布団の重さや、手触り、寝心地(カバーをかけて使用する方が多いと思いますので、実際にはカバーとのずれが生じないかなど)に大きく影響します。
重量に関係するということは、寝がえりの打ちやすさや身体への負担にも影響があるという点で重要となってきます。
この側生地は、羽毛が出てこないことはもちろんですが、軽量で肌触りの良い(滑りづらい)生地であることは特に重視して選びたいポイントです。
生地の素材には大きく分けて「綿」と「綿と合成繊維のハイブリッド」があり、それぞれにも多くの種類が存在します。側生地はこの素材を選択することが最重要であるといっても良いでしょう。以下でそれらの種類と特徴を説明します。

2-1. 綿素材

綿素材には品質に基づいた階級があり、主に綿糸の「細さ」と「長さ」が重要です。
より細い綿は軽量でなめらかな肌触りとなり、より長い綿は接続箇所が少ないことで軽量、また塵も出づらい生地ができあがります。
側生地の質を表す基準として、1インチ(約2.5cm)の間に何本の綿糸が織られているかという「打ち込み本数」があります。
この打ち込み本数が大きいほどより細い綿糸を使用しており、より軽くなめらかな肌触りのものができあがります。
ただしあまりに打ち込み本数が多いものは、空気や水を通さず吸湿性などに問題が出るようです。羽毛布団に使用される綿素材は打ち込み本数が200本程度のものまでが多くなっています。

以下で代表的な綿生地を挙げていきます。

2-1-1. 60サテン(60本ブロード)

打ち込み本数が60本の綿生地です。比較的安価な製品に多く使用されており、羽毛布団には若干重い素材といえるかもしれません。綿らしい素材感が好みという方も。

2-1-2. 80サテン(80本ブロード)

打ち込み本数が80本の綿生地です。60サテンより軽量で、ロイヤルゴールドラベル以上の羽毛布団に多く使用されています。

2-1-2. 超長綿120サテン(120本ブロード)

「超長綿」というのは読んで字のごとく「超」「長い」「綿」を使用しているということです。
より長い綿を使用していることで、軽く、塵の少ない生地になります。比較的高級な製品に使用されることが多いようです。

2-2. 綿+合成繊維

技術の発達により、ポリエステルなど安価で快適な合成繊維が多く存在します。
合成繊維は綿に比べて軽くシワになりにくいものが多く、その点では羽毛布団に適している場合が多いことも。一方ですべりやすいという特徴も持っているため、カバーがずれたりといったマイナスとなる点も否めません。
一般的な羽毛布団の生地としては、単純な綿と合成繊維を組み合わせたものと、綿と合成繊維のいいとこ取りをした「ハイブリッド新合繊」というものがありますので、次に詳しくご紹介いたします。

2-2-1. 一般的な綿+合成繊維

綿と人工素材である合成繊維を組み合わせて作られた生地で、軽くて比較的安価です。多くの生地は綿が30%~50%程度使用されています。
綿60サテンなど重い生地を使用するよりもかえって羽毛布団に合っているともいえますので、価格的にも魅力を感じる方は選択肢として良いかと思います。
カバーが多少ずれやすかったりするなどの点だけは抑えておいてください。

2-2-2. ハイブリッド新合繊

上記の一般的な綿と合成繊維のいいとこ取りをした生地です。
この生地は、特殊な織り方をすることによって外側に露出している部分を綿で、内側の部分は合成繊維となるようにできています。
これによって肌触りや質感よく、またカバーがずれるなどもない上に軽量な生地を実現しています。
比較的価格が高くなってしまうのが難点ではあります。

2-3. 側生地の加工

羽毛の項目では羽毛に対する加工について説明しましたが、側生地に対しても加工が施されているものが多くあります。
その代表的なものが「ダウンプルーフ加工」といい、生地からダウンが出てきてしまうのを抑えるための加工です。
また抗菌や防臭の加工を施されたものも多く出ていますので、目的や用途によってそれらの視点から羽毛布団を選択するのもひとつの手かと思います。

3.キルティング

羽毛と側生地をどのように組み合わせるのかが「キルティング」といわれるものです。これにより、実際に寝た時の暖かさが大きく変わってきます。
一般的なキルティングの構造をいくつかご紹介しましょう。

3-1. タタキキルト

二枚の布を単純に縫い合わせた形になっています。
耐久性に優れていること等が特徴ですが、縫い合わせた部分には羽毛が入らないため、その部分から熱が逃げていくという難点があります。

3-2. 立体キルト

タタキキルトの縫い合わせ部分にマチを作り、立体的に掛け布団のカサを出し熱を逃がしづらくした構造のキルティングです。羽毛布団で最も使われているキルティングです。

3-3. 二層キルト(ツインキルト)

羽毛布団を上下2層に分け、マチの部分がずれるように作られたキルティングです。
この構造によって立体キルトに比べ、より保温性が高くなり体にフィットしやすくなります。

3-4. 二枚合わせ(ダブルキルト)

厳密にはキルティングとはいえないかもしれませんが、ご参考までにご紹介いたします。
二枚合わせは、厚さの異なる立体キルトを2枚、取り外し可能なように組み合わせたものです。
この構造によって、季節や気温に応じて羽毛布団を使用することができるのが大きな特徴です。
また組み合わせた時のマチの部分が上下でずれるように作られているため、二層キルトと同等もしくはそれ以上の保温力があります。

マス目の大きさについて

製品によってキルティングのマス目の大きさ、数が異なっています。
大きずぎると中の羽毛が偏ってしまうので熱が逃げやすい部分ができ、細かすぎると側生地の重量が増してしまうため、適切な大きさが求められます。
市販されてる製品はその点を十分考慮されているものが多いと思いますので、そこまで気にする必要はないかもしれません。
それ以上に、断面がどのような構造になっているかをしっかり認識することが重要です。

まとめ

今回は羽毛布団を選ぶ際の視点を「ダウン」「側生地」「キルティング」の3つの面から解説しました。
考えなくてはいけない点が多く、ちょっと面倒だな…と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、そこが羽毛布団の難しさであり、派手な宣伝文句などにより間違った選択をしてしまう原因でもあるのかもしれません。

結論としては

・どのくらいのダウンパワーのダウンが
・どのくらい入っているのか
・洗浄や加工はしっかり行われているのか

そして

・どのような素材が、どのような構造の側生地に入っているのか

を最低限抑えておくことで、羽毛布団を選ぶ際の指標となります。

宣伝文句や派手な写真、営業トークだけに騙されることなく、長い間快適に使用できる羽毛布団を見つけましょう!

秋冬におすすめの布団セットをご紹介!

布団セット

今の時期は一雨一度。雨が降るたびに気温が下がっていき、本格的に冬の準備を進めていく頃となりました。少し先の話ですが、年末は家族の帰省や来客で賑やかになるので来客用のお布団も必要になります。また 家族が増えたり、今使っている布団が古くなってしまっていたりしてお布団の買い替えを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。もっと寒くなる前に、必要な寝具を揃えておきたいものですね。今回は、これからの季節におすすめの布団セットをご紹介します。

布団セットをおすすめする4つの理由

メリット

新しくお布団を買うなら、単品よりも布団セットが断然便利です。セット購入をおすすめする理由をまとめてみました。

①必要な寝具が一度に揃う

一般的な布団セットといわれているものは掛け布団・敷き布団・枕の3点がセットになっています。セット内容として一番基本的な組み合わせといえるでしょう。

また、それぞれのカバーがついた6点セットやタオルケットや毛布が付いた7点、8点セットというものもあります。カバーやタオルケットなどが付いたセットを選べば必要な寝具が一度に揃うので、忙しい年末年始はもちろん、引越しの際にも手間がかからずとても便利です。

②届いたらすぐ使える

必要な寝具が一度に揃うので、届いたその日から使うことができます。急に来客の予定が入っていてもセットを開けてそのまますぐに使用できるのが嬉しいですね。

③あちこち買い回らなくて済む

必要な寝具を別々に購入するのは時間も労力もかかって大変ですが、布団セットなら必要な寝具が揃っているのであちこち買い回る必要がありません。特に引越しの時など、忙しいときには非常に便利です。

④別々に買うよりお買い得

掛け布団・敷き布団・枕・カバーリングを別々に買うことを考えると、セットになっている布団セットの方がお得ということが多いです。ひとつひとつのアイテムに強いこだわりがある場合以外は、布団セットで寝具を揃えてしまうのがお買い得といえるでしょう。

 

今の季節におすすめの布団セットはコレ!

高い支持率と返金保証

これから寒くなる今の季節におすすめの布団セットをご紹介します。

伊藤清商店 シンサレート ウルトラ 布団セット 掛敷枕セット シングルサイズ

シンサレート掛け布団、シンサレート敷き布団、防ダニ枕の3点セットです。
羽毛布団より軽くて暖かい、コンパクトで洗える魔法の布団シンサレート掛け布団。
ふっくらと厚くて床付き感ゼロ、腰に負担がかからなく熱を逃がさない暖かシンサレート敷き布団。そして防ダニ頚椎サポート枕の3つがセットになっています。いつでも清潔に使え、機能性も抜群。防ダニ・抗菌・防臭もバッチリです。

布団のソムリエ 布団セット 収納ケース付き7点セット

届いてすぐ使えるカバーリングが入ったセットはこちら。掛け布団・敷き布団・枕の基本セットにそれぞれのカバー、そして収納ケースが付いて7点セットです。布団には抗菌防臭生地が採用されています。ピーチスキンの肌触りが良いカバーリングはポリエステル100%。カラーや柄が選べるのも嬉しいところですね。

素敵生活のナイスデイ 布団7点セット シングルサイズ

基本布団セット+カバー付き、収納ケース付きの7点セットです。中綿に中空ポリエステルが使われており、中に暖まった空気を溜め込むのでとても暖か。またホコリが立ちにくいのも特長です。お客様用として1セットあると、突然の来客でも安心でしょう。

ifuton-works日本製 新生活応援 布団6点セット

こちらもカバーがセットになった、ホコリの出にくいポリエステル綿の布団セットです。
日本製の掛け布団・敷き布団・枕の3点セット&綿100%の掛け布団カバー・敷き布団カバー・枕カバーがついたお得セットで、届いてすぐ使えます。
天然素材である綿は通気性がよい上、からだの熱を温存することができるので冬でもOK。シンプルなデザインをお探しの方、カバーリングの素材にこだわりたい方には特にオススメです。
収納カバー付きなので、使わない時はこのまま保管できるので嬉しいですね。

まとめ

おすすめの布団セットを4点ご紹介しました。
これからだんだんと年末に向けて忙しくなる時期、必要な寝具が一度に揃う布団セットはとても便利な商品です。また来客用として購入する際は、布団が収納できるケースが付いていると非常に役立つでしょう。

今回ご紹介した以外にも販売されている布団セットは種類豊富にあります。どれにしたらよいか迷ってしまいそうですが、これからの季節にお布団コンシェルジュがひとつオススメするとすれば、軽くてあたたかいシンサレートの布団セットです。

羽毛より軽いのに暖かさ約2倍、そして洗えていつでも清潔に保てるシンサレート。アレルギーが心配な方にも安心です。新しく布団を購入することを検討されている方は、ぜひとも保温力に優れたシンサレートの布団を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

では、今回の内容をまとめておきましょう。

・布団セットは「必要な寝具が一度に揃う」「届いたらすぐに使える」「あちこち買い回らなくて済む」「別々に買うよりお得」

・布団セットは収納ケースが付いているものが便利

・秋冬にオススメの布団セットは、保温力に優れた「シンサレート布団」

ぜひ参考にしてみてください。

 

懐かしく心地よい天然素材の枕、そばがら枕とは

古くから私たちに親しまれているそばがら枕。これでなくては眠れないという根強いファンがいるほど、そばがら枕は現代でも幅広い年代の方から愛されています
今回はそばがら枕の特長と選び方について簡単にまとめました。

そばがら枕とは?

そばがら枕とは、そば殻(そばの実の殻を乾燥させたもの)を中材にした枕のこと。
そば枕などとも呼ばれ、日本古来の枕としてよく知られています。
頭に乗せた感覚がとても涼しく、ムレにくいため夏は特にオススメの枕です。

特長としては

  • 固めなので頭を支えてくれ、寝相が悪くても枕が動きにくい
  • 汗など余分な水分を吸収し、使用していない間に水分を外へ放出してくれる吸湿性・放湿性に優れている
  • 殻の間の空気が断熱材の役目を果たし、通気性もよい
  • 熱がこもりにくく枕に最適
  • 化学物質などではなく天然素材のため安心
  • 他の枕の素材に比べ、比較的リーズナブル
  • 頭と首筋をしっかり支えてくれ、どんな形の頭でもフィットしやすい

などがあります。

どちらかといえば男性や高齢者の方などに愛用者が多いようで、硬めの枕がお好みの方に最適です。
柔らかい枕がお好きな方や、寝返りを打つ時のカサカサという音が気になる方は別の素材を検討された方がよいかもしれません。
またそばアレルギーの人は使えませんので、くれぐれもご注意ください。

そばがら枕の選び方

そばがら枕といっても多くの種類がありますが、初めて使用する際はどのようなものを選べばよいのでしょうか。

中身が調整できるものを

そばがらがぎっしりと詰まった昔ながらのタイプも多くありますが、慣れるまではちょっと寝にくいという方もいらっしゃるかもしれません。初めてそばがら枕を試す方は、頭の形や体型、お好みに合わせて中のそばがらの量を調整できるものがオススメです。

防虫加工されているかどうかをチェック

そばがら枕は天然素材のため、環境や保管方法によってはチャタテムシやコクゾウムシがわくこともあります。
そばがらを高温殺菌・高温洗浄などして、防虫加工が施されているものを選びましょう。

洗えるものがベスト

布団をたたむ

枕は毎日、頭皮に直接触れているので目に見えない汚れが蓄積するもの。
従来、そばがら枕は洗えないものが一般的でしたが、最近では特殊加工により洗濯可能なそばがら枕が多く販売されています。
できれば洗えるそばがら枕を選び、常に清潔に保つことが防虫対策にも衛生的にも大切です。

おすすめのそばがら枕をご紹介!

お布団コンシェルジュがオススメするそばがら枕をご紹介いたします。

眠りの森 たんごや 洗浄熱処理 そばがら枕 35×50cm

ちょっとレトロなデザインがかわいいそばがら枕です。洗浄熱処理済みなので防虫対策も安心ですね。

エムール そばがら枕 低めタイプ

焙煎処理済みのそば入り、低めタイプのそばがら枕です。低めなので女性でも試しやすいかもしれません。生地は綿100%のしっかりした生地を使用しています。

伊藤清商店 洗えるそば枕 43x63cm

シンプルなデザインをお探しならこちらがオススメ。独自の加工で高温殺菌、洗浄、乾燥を繰り返し行っているのでそば粉が完全に除去されており、防虫予防もバッチリ。枕の高さを調節できるのも嬉しいですね。

まとめ

古くから多くの日本人が愛用してきたそばがら枕。
そばがら枕には非常に機能性が高くたくさんのメリットがありますが、故郷を思わせるような懐かしい香りに最も心を惹かれているという方も多いのではないでしょうか。
そばがら枕を選ぶ際は

中身が調整できるもの

防虫加工されているもの

・洗濯が可能なもの

がオススメです。

この機会に一度、そばがら枕を試してみてはいかがでしょうか。

 

布団選び、注目すべき3つのポイントとは

羽毛布団 duvet ベッド寒い季節が近づいてきました。お布団の準備はいかがでしょうか?布団選びといっても実にたくさんの種類があり、何を基準にして選べばいいのかわからないという方も多いもの。
選ぶ条件は予算や使う人、用途(普段使いなのか来客用なのかなど)によっても変わりますが、今回は布団選びの基本的なポイントについてまとめました。

布団選びの基本、3つのポイント

ポケットコイルマットレスとは

布団を選ぶときに注目すべき、基本的なポイントについておはなしします。

①素材

まずは布団の素材に注目してみましょう。主な素材は綿、羽毛、ポリエステル綿、シンサレートなどです。それぞれの特徴を知ることで選ぶ際の大きな判断材料となります。素材の特徴と併せてオススメの商品をご紹介しましょう。

・綿

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弾力性・保温性にすぐれた綿は、ふわふわとしたやさしい感触とあたたかさが魅力です。綿は湿気を吸う吸湿性にすぐれていますが、吸った湿気を放出する放湿性にはやや劣り、こまめな天日干しが必要です。掛け布団、敷布団、枕に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】わたや森 職人手作り敷き布団 シングルサイズ(インド綿100%)

・羽毛

羽毛 羽毛布団の洗濯は要注意

羽毛は保温性・吸湿性・放湿性に優れており、就寝中の布団の中を快適に保ってくれます。より品質の高い羽毛ほどその機能は高くなりますが、価格も高めです。羽毛は他の素材に比べると高価な素材ですが、長年使用して羽毛がへたってきたら打ち直しで復元できるので長く使えて経済的ともいえます。羽毛は主に掛け布団に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】ifuton-works 羽毛布団 グレース ポーランドホワイトグースダウン93% シングルロングサイズ

・ポリエステル綿

綿 わた

繊維が太く弾力性に優れ、へたりにくいのがポリエステル綿の特徴。天然素材ではないためダニがつきにくいというメリットもあり、アレルギーにお悩みの方に特におすすめでしょう。ただし通気性に劣り、湿気がこもりやすいのでこまめな天日干しが必要。ポリエステル綿は掛け布団・敷き布団・枕に使われる素材です。

【こんな商品がオススメ】B&B Style アイリスオーヤマ 掛け布団 ポリエステル綿 シングルサイズ

シンサレート

シンサレート 布団

シンサレートは住友スリーエム株式会社が開発した高機能中綿素材で、軽さと保温性の高さが特徴。天然の繊維ではないため、ダニが発生しにくく、手軽に丸洗いすることができるというメリットがあります。価格が羽毛よりも安価なのもポイントです。

【こんな商品がオススメ】伊藤清商店 シンサレートウルトラ プレミアム200 掛け布団 シングルサイズ

◉シンサレートについてもっと知りたい!

シンサレートは極細のマイクロファイバーとポリエステルファイバーで作られており、それらが複雑に絡み合ってできた細かな空間にあたたかい空気を閉じ込めます。そのため保温性が大変高いのです。また、通常のポリエステル綿よりも25%軽量化されているので、薄くて軽いというメリットがあります。

参考記事:シンサレート布団 高機能中綿素材とは? 3M™ シンサレート™に迫ります

◉シンサレートにデメリットはある?

「薄くて軽い」「あたたかい」が特徴のシンサレートですが、この長所がデメリットとなる場合もあるようです。軽すぎてずり落ちてしまう、あたたかすぎて寝苦しい…などと感じる方もいるそう。軽すぎるという悩みは、毛布を上にかけたりカバーに工夫をしたりすることで解消することができます。あたたかすぎると感じる場合は、カバーを通気性の良い天然素材のものに変えてみることをおすすめします。

②サイズ

サイズにも注目してください。一般的な布団のサイズは、シングル・セミダブル・ダブルサイズですが最近では通常のサイズよりも長さのあるロングサイズやスーパーロングサイズも見かけます。スーパーロングサイズになると230cmほどの長さがあるので、背の高い方でも快適に眠れます。

参考商品:伊藤清商店 羽毛布団 エアーベーシック スーパーロングシングルサイズ

どのサイズを選ぶかはご自身の生活習慣や体格、お部屋の広さなどから考えます。
布団を敷く場所が限られている一人暮らしの方はシングルサイズ、一人でゆったり寝たいという方や体格の大きな方はセミダブルサイズ、ご夫婦やお子さまと一緒に寝るという方はダブルサイズなど、ご自身にとって快適なサイズを見つけることがポイントです。

③お手入れのしやすさ

自宅の洗濯機

お手入れがしやすいかどうかも購入前にチェックしておくとよいでしょう。お子さんやペットと一緒に暮していて布団を汚してしまうことが多いご家庭や、アレルギーが気になるので布団を清潔に保ちたいという方は、自宅で丸洗いできる布団がおすすめです。

また、布団の重さも重要なポイント。毎日の上げ下ろしや布団を干す際にあまりに重い布団は負担になってしまいます。今は”軽くて暖かい”をウリにしている布団がたくさん販売されており、特に新素材シンサレートは保温性の高さと軽さが最大の特長で、今特に注目されている素材です。

お布団選びはまず3つのポイントをおさえて

羽毛布団 ベッド 夫婦 男性 女性

いかがでしょうか。
お布団を選ぶ際、まずは「素材」「サイズ」「お手入れのしやすさ」の3つに注目して選ぶとよいでしょう。お布団を買い換えようとお考えの方、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

羽毛布団の正しい使い方は?おさえておきたい羽毛布団の基礎知識

 

羽毛布団、ただなんとなく使っていませんか?羽毛布団は正しく使うことで、寿命が延びたり、羽毛の優れた保温性をさらに高めたりすることができます。今回は羽毛布団の正しい使い方の基礎についてまとめました。

羽毛布団の正しい使い方

布団 眠る 

羽毛布団の正しい使い方を確認していきましょう。実践していないことがあれば、ぜひ今夜から始めてみてください。

必ず布団カバーを掛ける

側生地の汚れや摩擦を防ぐために必ず布団カバーを掛けましょう。汚れ防止だけでなく、カバーをつけることで寝心地が変わったり保温性が高まるというメリットもあります。カバーを選ぶときには季節ごとに変えることがポイント。寒い冬はフランネルやフリースなどあたたかく肌触りの良い素材を、春や秋など気温の変化が大きい季節は汗や湿気にも対応できる吸湿性、通気性に優れたコットンがオススメです。
またカバーについた汚れが布団に付着しないよう、こまめに洗濯すると良いでしょう。

羽毛の片寄りを整える

羽毛布団を使う前は、軽くほぐすように空気を含ませながら羽毛の片寄りを整えましょう。羽毛が均一になることで保温力のムラを解消できます。また潰れた羽毛に空気が入り込むので、よりあたたかく快適に眠ることができます。

同じ場所ばかり使わない

同じ場所ばかり使っていると傷みが早くなってしまいます。上下、表裏とまんべんなく使うようにしましょう。

起床後すぐに収納しない

布団を押入れなどに毎日収納している場合、起床後すぐにしまうと羽毛にあたたかさや湿気がこもったままになってしまいます。カビの原因にもなりますので、起きてからしばらくはそのままにしておいて、熱や湿気を十分に発散させてから収納しましょう。

穴を開けない

たとえ小さな針の穴ほどの大きさであっても、羽毛布団に穴を開けてしまうと羽毛の吹き出しの原因になります。襟元の汚れ防止にタオルを縫い付けたり、安全ピンで留めたりするのはやめましょう。また、ペットの引っかき穴にも注意が必要。羽毛の鳥の匂いに反応してかじることもありますので、なるべくペットを布団に近づけさせないように気をつけてくださいね。

毛布と羽毛布団、どっちを上に掛けるといいの?

自分にあったマットレス

羽毛布団に毛布を使う場合の毛布の位置についても、意見が分かれる話題です。
羽毛布団は、羽毛に含まれた空気が体温によって温められることであたたかくなります。つまり、羽毛布団が直接肌に触れることがあたたかい状態を作るために重要になるのです。羽毛布団と体の間に毛布があると体温が羽毛に伝わりにくくなり、保温効果を最大限に引き出すことができません。
また羽毛の優れた特徴である、温度や湿度の調節機能も十分に発揮することができなくなってしまいます。慣れるまで少し抵抗があるかもしれませんが、あたたまった空気を逃さない効果もありますので毛布を掛ける場合は羽毛布団の上に掛けるのがおすすめです。
ただし、重い毛布は上に掛けると羽毛が潰れてしまいますので、羽毛布団の下に掛けた方がいいでしょう。
またウールやカシミヤ、シルクなどの天然素材のものは保温性、吸湿・放湿性に優れているため羽毛布団と体の間に掛けても羽毛の機能を損なうことはありません。保温性の高い天然素材の毛布を使う場合は、肌に触れるように掛けた方がより保温効果が高まります。

まとめ

羽毛布団の正しい使い方について知っていただけたでしょうか?正しく使い、できるだけ長く快適に羽毛布団を使いたいものですね。今回の内容をまとめておきましょう。

・羽毛布団を使うときにはカバーを掛けて汚れや劣化を防ぐ

・羽毛の片寄りを整えるように使う

・同じ場所ばかり使わず、上下、表裏まんべんなく使うと長持ちする

・起床後しばらくおいて熱や湿気を逃がしてから収納する

・小さな穴でも羽毛の吹き出しの原因となるので、穴を開けないように気をつける

・毛布は羽毛布団の上に掛けると良い。ただし重い布団と天然素材の毛布は羽毛布団の下に掛ける

シンサレート布団 高機能中綿素材とは? 3M™ シンサレート™に迫ります

シンサレート

 数年前から通販などで「羽毛より暖かい」と紹介され、注目されている新素材「シンサレート」を使った布団をご存知でしょうか?とても軽いうえに、暖かさはなんと羽毛の約2倍といわれています。すごく気になりますよね。なんだか良さそうな気がするけれど、ネットやテレビで紹介されている内容だけでは今ひとつよく分からない・・・という方のために、素材の説明から布団の構造、機能、羽毛布団との比較、実際に使った方の口コミに至るまで、シンサレート布団について徹底解説します!

1.シンサレートって何?

まずはシンサレートという素材について解説します。

シンサレートと聞いて皆さまが思い浮かべるものは何でしょうか?シンサレートのトレードマークを見て「これか!」と気付いたり「これなら私も持っている」とお思いになった方も多いかもしれません。

シンサレートとは、3M™ 社が研究・開発した高機能中綿素材。

Thin(薄い)とInsulate(断熱する)を合わせたなんともカッコ良いネーミングで「より暖かく、より薄く」をコンセプトに掲げています。

マイクロファイバーの細い繊維が組み合わさり空気をたくさん含むため、とにかく断熱性・保温性に優れているのが特長。かつての常識である「暖かさをキープする=分厚い素材」といったイメージを一掃、軽いのに暖かいというこれまでの概念を覆す高機能な衣料用断熱素材なのです。

皆さまの身近なアイテムでは、アウトドアブランドのアウターやスキーやスノボーなどのウインタースポーツのウエア、手袋といった小物類に多く使われているのではないかと思います。

それもそのはず、シンサレート素材はその特長からもともとはヒマラヤ遠征隊のウェアや冬季オリンピック・全日本スキー連盟などのウインタースポーツの公式ウェアにも採用されるほどの高い断熱性と保温性を持つ素材。

そんなシンサレートが最近では衣類やアクセサリーを超え、シンサレート布団として寝具にまで採用されるようになり非常に高い評判を得ているのです。

次の項目ではシンサレート素材がなぜこれだけ保温力に優れているのか、布団の素材として使われるのに思わず深く納得してしまうワケを詳しくおはなしいたします!

1−1素材の概要

化学合成繊維の一種であるシンサレートは、「薄くて、暖かい」をコンセプトに、3M(スリーエム)社が開発した衣料用断熱素材です。

1960年代にアメリカで開発が始まり、1980年代に日本でも販売されるようになりました。新型ポリエステルとも呼ばれて注目を集め、さらなる進化を遂げたシンサレートは高い断熱性が評価され、前述のようにヒマラヤ遠征隊や冬季オリンピック、全日本スキー連盟などのウインタースポーツの公式ウェアにも採用されています。

現在では、衣類だけでなく保温性を求められるアクセサリー・布団・防音材など、さまざまな製品に生かされています。綿や絹に比べれば歴史は浅い素材ですが、化学繊維の汎用性の高さを示し、ひとつの製品としてもたらした影響は世界最大級とも。

今では世の中に広く知られる繊維となりました。

1−2高い保温性の仕組み

・シンサレート

素材拡大比較

・一般的なポリエステル綿

素材拡大比較

空気で暖かさをつかまえる繊維

暖かさを高めるための理想的な断熱媒体は空気です。繊維間にできるだけ多くの空気を含むことが、高い保温性、断熱性をもたらします。一般的なポリエステル綿は繊維の隙間が大きく、その隙間から温められた空気が逃げやすく、暖かくありません。

シンサレートは羽毛の先とほぼ同じ太さのマイクロファイバーと、厚さを保つためのポリエステルファイバーで構成されています。複雑に絡み合った微細な繊維の間に、大量のデッドエア(動かない空気)を封じ込め、薄くても高い断熱性を発揮します。

たくさんの空気が人体の熱をつかまえて逃さないため、同じ厚みの一般的なポリエステル綿やダウンと比べて、1.5〜2倍の保温機能を持っています。

1−3暖かさだけじゃない!こんな特性も

シンサレートは無臭で、アレルギー誘発物質を含んでいないため人体へのやさしさにも優れています。また、吸水性が1%以下のため、湿気が多い場所でも保温性が失われず、濡れてもすぐ乾くという特性が魅力です。同じ暖かさのポリエステル綿と比べると、約25%の軽量化も実現しています。

1−4豊富なラインナップ

シンサレートブランドにはなんと10種類以上のバリエーションがあります。

・スタンダード

基本タイプ

Standard

・ウルトラ

断熱値を15%アップし、ドレープ性を高めたタイプ

Ultra

・リサイクル

再生ポリエステル使用。エコマーク認定のリサイクルタイプ

Recycle

・ライト

スリムタイプ

LightKT

・Exソフト

更に軽量化され、シルキータッチでドレープ性も高いタイプ

Ex-Soft

・ExソフトⅡ

Exソフトより更に柔らかく、かさ高性(圧力や洗濯に対する厚み減少が少なく暖かさを長く保持できる性能)を実現。

高級素材とのマッチングを高めたタイプ

Ex-Soft2

・消臭

高いドレープ性と、ニオイ分子の吸着&分解ができる消臭タイプ

Anti-Odor(消臭機能性素材)

・寝具用

軽くて暖かく、通気性にも優れたブランド初の寝具用タイプ

※専用ラベルなし(スタンダードと同じラベル )

寝具用高機能中綿素材(Z)

ハイロフト

ドレープ性とボリューム感が長く保てるタイプ

ハイロフト (HI-LOFT)

・ストレッチ

横方向30%、縦方向15%の伸縮性を持つタイプ

ストレッチ (Stretch)

これらは主な種類ですが、それぞれに異なる特徴があり、用途に合わせて使用されています。

寝具では、寝具用、ウルトラ、Exソフト、消臭などが採用されており、どのシンサレートが使われているかは製品についているタグで判断可能です。ぜひともチェックしてみてください!

1−5品質ランク

シンサレートには暖かさに応じた品質ランクが設けられています。密度が高いほど保温性も高くなるため、密度の高さ(数値の高さ)が品質の高さを表すということです。シンサレート150以上になるとランクとして最高品質に。現在開発されているものでは、シンサレート200が最大値となっています。

※商品のなかにはシンサレートシートを複数枚使用し、数値を足して300以上の表記をするものもありますが、それは独自のものでありメーカーが定めている密度表示とは異なります。

2.軽くて暖かいシンサレート布団を解説!

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シンサレートについて理解を深めたところで、次はシンサレートを使用したシンサレート布団について解説します。

2−1暖かさを逃さない!シンサレート布団の断熱構造

これまでの布団は厚くなければ暖かさを維持できませんでした。しかしシンサレートは、素材の高い断熱力で、薄くても暖かく使用できます。

その構造は、シート状(厚さ1㎝程度)のシンサレートの上に、外界の冷気を遮断するためのポリエステル中綿を重ね、表地と裏地で包む4層で構成されています。構造上、正しく表裏(シンサレート層が内側)を守って使用しないと、布団本来の機能を発揮できません。吸湿性はあまり高くないので、敷き布団やシーツに採用している商品よりも、掛け布団に使用している商品が主流です。

シンサレートの空気層は、極細の繊維と、厚みを保つポリエステルファイバーが複雑に絡み合った構造で、従来のポリエステル綿の20倍の表面積があり、たくさんの動かない空気(デッドエア)を含んでいます。人体の熱により暖められたこの空気層が、暖かさを逃さないため、高い断熱性と保温力が生まれています。

2−2シンサレート布団の優れた点は

シンサレート布団の優れた点は羽毛布団よりも安価で、さらに化学繊維なので景気や自然環境に影響されにくく値段も一定であること。

手入れや保管も簡単で、匂いもありません。汚れが気になった時には家庭用の洗濯機(10kg以上)で手軽に洗うことができ、いつでも清潔さが保てます。

布団をたたむ時など埃が出にくいので、アレルギー体質の方や、小さなお子さまでも安心。

また薄くて軽いのでかさばらず、他の布団と2枚重ねて更に暖かく使用することもできるという素晴らしいメリットを持ち合わせています。

2−3より快適な布団を目指して

今ではシンサレート布団と称し、さまざまな商品が市場に出回っていますが、明確な定義はありません。ですからそれぞれの商品によって、機能を高めるための差別化が図られています。シンサレートの種類や使用量以外にも、上層のポリエステル綿の種類や表地、裏地の素材、多層化などによって、布団の快適性がさらに向上するよう考えられている製品もあります。

例えば、吸汗・速乾性、抗菌・防臭性、防ダニ性、ノンダストなどの機能が加工されている高機能ポリエステル綿を組み合わせたり、布団に入った時の冷たさを感じにくいフリースなどの素材を裏地に採用したり、より断熱効果を高めるために外気を遮断するアルミ蒸着シートをもう一層重ねたりと、商品によって、様々な工夫が凝らされています。

次はそういった部分を含めて、シンサレート製品を選ぶ時のチェックポイントについて解説します。

3.シンサレート布団を選ぶ際のチェックポイント

チェックポイント

シンサレート布団を選ぶ際のチェックポイントはどんな点なのでしょうか。

シンサレート素材であるという共通項はあっても、その種類や使われている面積(カットサイズ)、密度(品質ランク)が異なると布団の性能に違いがでます。組み合わせているポリエステル綿の種類や、断熱シートの有無、側生地の素材などでも、暖かさや快適性に違いがでることは前項でも説明した通りですが、より暖かさや快適性にこだわるならば

・150以上の高密度(=高品質)シンサレートを採用している

・シンサレートが全面(布団サイズと同等)に使用されている

・スタンダードよりもウルトラやEXソフトなど、より保温力のある種類が使われている

・寝装用高機能ポリエステル綿(吸汗・速乾、抗菌・防臭、防ダニなど)を組合わせている

・断熱シートを加えたり、シンサレートを2層にするなど、より断熱性を高める工夫がある
といったポイントにチェックすることをおすすめします。
ご購入の際はこのような部分もふまえながら、自分に合ったものを選びましょう。

4.他の布団との比較

比較

一般的なポリエステルの布団は価格がとても安い分、あまり汗を吸わず、静電気が起こりやすいという性質があります。シンサレートは化学繊維に様々な加工、調整を加えているため価格は少し高くなっていますが、このようなポリエステルのマイナス面が緩和されています。

また、極細の繊維が複雑に入り込んだ構造によりその表面積は従来のポリエステル綿の約20倍あり、その隙間に含まれる大量の空気により約2倍の断熱効果があります。また、同じ断熱効果で比較した場合は、ポリエステル綿より軽量です。

綿布団は歴史が長く、日本人に馴染みの深い布団です。吸湿性が高く、どちらかと言うと掛け布団より敷き布団に適しています。良い状態を保つには、1年に1度の打ち直しが必要です。

シンサレートは近年登場した新しい布団ですが、化学繊維なので打ち直しの必要がなく長持ちします。価格の安さも魅力といえるでしょう。

羽毛布団は軽くて暖かいという共通項からシンサレート布団と最も比較される布団ですので、シンサレート布団と羽毛布団との比較について次にまとめて解説したいと思います。

5.羽毛布団と比べると、どんな違いがあるの?

シンサレート布団の軽くて暖かいという特性ですが、同じような性質を持つ羽毛布団とどう違うのでしょうか?

天然素材である羽毛と、化学合成繊維であるシンサレートの両者を比較し、具体的な違いを解説します。

5−1暖かさが羽毛の2倍って本当?

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暖かさを客観的に比較できる数値として、CLO(クロー)値があります。同じ厚さのシンサレート、羽毛、一般的なポリエステル綿について、CLO値で比較した結果、シンサレート1.8>羽毛1.0>ポリエステル綿0.9という結果が出ています。このため、シンサレートはよく「羽毛の2倍暖かい」と表現されますが、1枚の布団で比較した場合、平均的な羽毛布団が約1kg程度の羽毛を使用しているのに対し、シンサレートは300g未満であることが多いため、同じ厚みという条件を満たしていません。

1枚の布団の状態では羽毛布団の2倍の暖かさがあるわけではありませんので、注意してください。羽毛布団の暖かさの2倍を期待して購入すると、思ったより暖かくなかったと感じてしまいます。

シンサレート布団は、ほとんどの商品がシンサレート100%でできているわけではありません。シンサレートは厚さが1㎝程度のシート状の素材ですから、布団の厚みは他のポリエステル綿が補っています。布団そのものの厚さ=シンサレートの厚さではありませんので、布団の厚みで両者を比べることはできません。あくまでも、同じ厚さで比較した場合において、羽毛の約2倍と表現されています。

5−2軽さや厚みは?

布団に使われているシート状のシンサレートは薄くて軽いので、かさ高のある羽毛布団と比べると厚みがありません。

また、従来のポリエステル綿よりも25%軽量化されているので、とても軽いです。布団の構造や詰め物の充填量にもよりますが、全般的にシンサレート布団の方が、羽毛布団よりも薄くできています。軽さについては、どちらも他の布団に比べると軽く、使用感に大きな差はありません。

5−3お手入れはどちらが簡単?

洗濯・お手入れ

羽毛布団の手入れは決して難しくはありませんが、クリーニングや洗濯が羽毛にダメージを与える可能性があるため、お手入れする際はそれなりに気を使う必要があります。

それに対してシンサレート布団は家庭の洗濯機(10kg以上)でも手軽に洗え、ほこりも出にくく、清潔に使えます。また羽毛は獣毛ですので、匂いが気になる場合もあります。

シンサレートは無臭です。化学繊維なのでダメージも受けにくく、乾燥機も使え、気を使わずに手入れできる布団です。収納する際も羽毛布団よりかさばらず、匂いがつくこともないので羽毛布団よりお手入れが簡単であるといえるでしょう。

5−4どちらが長持ちするの?

きちんとケアすれば、自然素材である羽毛自体の寿命は10年以上持つとも言われています。対して化学繊維のシンサレートは、洗っても劣化しないと言われていますが、布団として市場に登場してから、まだ数年の商品です。長い目で見てどちらが長持ちするかはまだ未知の部分があります。

5−5気になる価格は?

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羽毛布団は1万円弱のものから数十万、なかには百万円を超えるものまで。

多くの方が高級というイメージを持っているのに対し、シンサレート布団は4,000円程度から購入でき、6,000円〜10,000円の価格帯が主流となっています。

よりお手軽価格で購入できるのはシンサレート布団ということになります。

5−6快適性の違い

羽毛布団は、体温で温められた空気を羽毛がつかまえ、温まりすぎた場合はその熱気を逃がすという温度の自動調節機能を持っています。またその際に放湿もおこなうため、適度な暖かさと同時に快適さも保ってくれます。

シンサレート布団には、羽毛布団のような温度調節機能や放湿性はありません。冬に暖かく使うことはできても、春先など寒さがゆるむ時期になると、暑いと感じる場合があります。快適に使える期間が長いのは羽毛布団です。

また体にフィットするという点において、シンサレートの場合、製品によっては体と布団との間に隙間が生じ、そのために思ったほど暖かく感じないことがあります。

その場合、隙間を埋めるために、薄手の布団や毛布などを補うといった対策が必要になります。布団1枚でのフィット感や快適な暖かさを考えると、羽毛布団に軍配が上がるでしょう。

6.実際に使った方の口コミ

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インターネット通販サイトでも多くのシンサレート布団が販売されています。実際に購入した方の口コミをみてみました。

◎満足度が高い人

・羽毛布団より薄くて新鮮!匂いが全く無いのがとてもいい

・1度体温で温まると、なかなか冷えない。が、寒くない日は暑すぎることもある

・自分で洗えるので清潔、安心

・羽毛布団に比べるとコストパフォーマンスが良い!

・掛け布団カバーはフリースがお薦め!体との密着が増し、保温効果倍増

・シンサレートは150で全面使用がベスト。

・価格の割には暖かいし、軽い

・暖かすぎて寝汗をかくことがあるが、暑い日は表裏を逆に使うとちょうど良くなった

・ホコリが出なくてよい

◎満足度が低い人

・布団の柔らかさが少なく、肩から風が通る感じ

・羽毛の方が暖かい、物足りない

・フィット感がないので、肩口が冷える

・真冬は1枚では厳しい

・羽毛の2倍は暖かくない

・思ったより固めで重い

と、なっています。感じ方はさまざまですが、全体的に満足している方が多数です。

ぜひとも参考にしてみて下さい。

7.上手に使って、温かさを実感する最良策

暖かい

実際に使った方の口コミを見ると、価格が安く満足している方の割合の方が多数を占めますが、羽毛布団ほど暖かくないと難点を感じた方もいます。

やはり、羽毛布団の2倍暖かいという宣伝に誤解を生む要素が含まれているのは否めません。

シンサレートは、羽毛に比べると体とのフィット感に欠けます。肩の隙間から外気が入り込み、寒いと感じる方が多いようです。そこで毛布を1枚プラスして隙間を埋めると、とても暖かく使用できます。

逆に暑すぎると感じる場合は、裏技ですが表裏を逆にして使用すると布団の保温性が発揮されない分、暑さを解消できます。また、布団に入って温まるまでが寒いと感じる方もいます。

そのような場合には布団カバーをフリースやネルなどといった暖かい素材に変えると緩和されるでしょう。

【こんな商品がおすすめ】シンサレートウルトラ 掛け布団+フリースカバーセット シングルサイズ (布団:アイボリー×カバー:ブラウン)

8.まとめ

まとめ

いかがでしたか?

これまでの解説をふまえ、シンサレート布団の魅力をまとめると、

・羽毛布団に比べて安い!4,000円〜10,000円程度

・羽毛布団同様に軽い

・無臭

・容量10kg以上の洗濯機があれば家庭でも手軽に洗えて清潔が保てる

・洗濯による劣化が少ない

・加工した化学繊維を併用し、抗菌防臭、防ダニ機能のある布団が販売されている

・ほこりが出にくい

・収納がかさばらず、手入れも容易

ということになります。しかし、肝心の暖かさについては、

・布団1枚で比較すると、暖かさや快適性は羽毛布団のほうが優れている

・他の布団や毛布との併用など工夫すれば、羽毛布団のようにとても暖かく使用できる

と、やはり高品質の羽毛布団にはかなわない点も否めないようです。

ただし、シンサレート布団は予算重視でコストパフォーマンスの良い暖かい布団を探している方にはぴったりの商品です。また、

・羽毛が苦手な方、羽毛アレルギーの方

・ペットや小さな子どもが汚すので、気軽に布団を洗いたいという方

・アレルギーがあるという方

にも、おすすめできる布団です。

安価で粗悪な羽毛布団であれば、シンサレート布団の方が快適です。

安くて軽くて暖かく洗える布団という観点でシンサレート布団を選ぶという方は、これまでおはなししたシンサレートの種類や品質ランク、カットサイズ、全体の構造など、製品によって異なる部分を十分に比較しましょう。

ぜひ、自分にぴったりのシンサレート布団を見つける参考にしてください!

羽毛布団に寿命はある?知っておきたい劣化のサイン

毎日使う寝具は、長く使っていても電化製品のように目に見えて壊れたり、消耗品のようになくなったりしません。いつの間にか年数が経ち、購入時に比べて使い心地が悪くなったと感じていても何となくそのまま使っている方が多いのではないでしょうか。衛生面や快適さの観点から、不安や疑問を感じながらも「買い替え時がよく分からない」という声もよく耳にします。とても身近なものであるのにも関わらず、寝具の寿命というのは意外と知られていないものです。

その中でも羽毛布団は耐用年数が長いといわれているため、購入したはいいけれど気付けばいつ頃買ったものかさえ思い出せない…という方も少なくないと思います。

かつて羽毛布団が登場したばかりの時代には「高級品は一生モノ」とうたわれたこともありますが、残念ながら羽毛布団にも寿命があります。実際どのくらいの期間使え、何によって寿命が決まってくるものなのでしょう?また、どうなったら寿命と考えればいいのでしょうか。

実は詳しく知られていない羽毛布団の寿命と、買い替え時の目安となるサインについて解説します。

1.羽毛布団の寿命について

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羽毛布団は吸湿性と放湿性の両方に優れているため、正しい使い方のポイントさえ押さえていれば意外と手入れの手間がかからず、羊毛や綿布団などに比べて快適さが長持ちするお布団といわれています。一般的な寿命は10年〜15年ですが、中には20年以上使っている人もいるようです。

形こそなくなりませんが、それだけ長い間使っているとさまざまな要因によって中身の羽毛は消耗しています。ふっくらとしたかさ高が徐々に減り、本来備えている保温性が失われていきます。ふくらみが減り、布団をかけていても寒いと感じたらそれが羽毛布団の寿命のサインのひとつです。

取扱説明書に寿命の目安が記載されているものもありますが、本来、製品の寿命は何によって決まるのでしょうか?天然素材である中身の羽毛自体に関しては、きちんと洗浄・加工された品質の確かなものであれば、耐用年数は10年以上にも及ぶともいわれています。しかし、羽毛の寿命=羽毛布団の寿命ではありません。羽毛を包んでいる側生地も劣化しますので、羽毛布団の寿命は羽毛、側生地の両方を合わせて判断するのが良いでしょう。

1−1値段で決まる?高級布団は寿命が長いか、短いか?

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単純に、高品質で高級な羽毛布団であれば長持ちするのでしょうか?残念ながらそうともいい切れません。高級なものには確かに耐久性に優れた上質なダウンがしっかりと充填されています。ですから、羽毛に関していえば寿命が長いといえるでしょう。しかし、側生地をみると高級布団に使用されているものは、丈夫さよりも寝心地を優先している商品が多いともいえます。最高級側生地素材であるシルクは、柔らかで心地よく吸湿発散性に優れていますが、耐久性の観点からすると若干他の素材に比べて劣ることも。縫い目や縁が擦れにより破れたり、直射日光に当てると変色して劣化が進みます。同様に、綿の中でも高級とされる超長綿はソフトでしなやかな感触と高いドレープ性が魅力ですが、細い糸で織られたその風合いゆえに、丈夫さでは太い糸に比べて劣ります。ピーチスキンも生地の表面を削っているので、やわらかさは出ますが生地は弱くなります。保管状況にもよりますが、側生地だけに関していえば高級布団の方が寿命が短い傾向にあるのかもしれません。

1−2羽毛の種類による寿命の違い

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中身の羽毛の種類が違うと耐久性にも違いがでます。ダックダウン(あひるの羽毛)、グースダウン(ダチョウの羽毛)、マザーグースダウン(ガチョウの親鳥の羽毛)、アイダーダックダウン(ダウンの宝石と呼ばれる希少性の高い最高級羽毛)の順で、順を追うごとに耐久性が高く、寿命が長くなります。これらの違いは羽毛の大きさや成熟度によるものです。ダウンボールが大きく、コシ(弾力性)があるほど長持ちします。

このように製品が本来もっている要素に加えて、日常の使い方でも寿命に個人差が生じてきます。続いて、羽毛の経年変化と日頃のケアで変わってくる違いについて順に説明します。

2.長く使った羽毛布団はどうなっているの?

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前項にて長い間使っていると羽毛は消耗するとお伝えしましたが、新品の状態から使用年数を経るごとに羽毛はどのように変化していくのでしょうか。

製品の品質や使用状況の個人差によって違いはありますので、ここではあくまでも平均的な目安としてお伝えいたします。

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購入時の羽毛は、ダウンボールがタンポポの綿毛のようにふわりと球状に広がり、空気をしっかりと包み込んで空気層を作っています。空気層が人間の体温によって温められ、温かい空気が布団の中にとどまることにより高い保温性を保ちます。全体にかさ高があってふんわりとし、吸湿性と放湿性に富んだ爽やかな温もりを感じる快適な状態です。側生地にも汚れはありません。

これが5年ほど経つと、徐々に浸透した汗や皮脂・垢・ホコリなどにより中身の羽毛がうっすらとコーティングされた状態になります。汚れによって羽毛同士がくっつくためかさ高はやや減少しますが、極端な保温性の低下までは感じられないかと思います。側生地も購入時に比べるとくすみはありますが、まだ気になるほどではないでしょう。

では10年後、15年後はどうでしょう。ここからは個人差が出てくるところかもしれません。かさ高についていえば、多くの場合は買った時に比べてはっきりと実感できるへたりが出てきます。中のダウンボールは汚れによりふくらみを失い、小さくなったり枝羽ができて壊れたりしてくる頃ではないでしょうか。ダウンのダメージは保温性に直結するため、温かさが感じられないようになってきます。また、側生地にも全体的な色褪せや、襟元などに目立つ汚れが出てくるでしょう。クリーニングしても回復しない状態であれば寿命と捉え、買い替えを検討する目安になる時期です。

3.日常のお手入れで変わってくる寿命

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蓄積した汚れは、保温性の低下や側生地の劣化を招きます。この部分に関しては、日頃の使い方や使う人の体質によって長くなったり短くなったりと違いがでてくるところです。それぞれの観点から、羽毛布団の寿命を左右する日常のチェックポイントについて説明します。

3−1あなたの使い方は?寿命に関わる日頃のケア

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毎日使うお布団の寿命は日頃の使い方に大きく左右されます。人は眠っている間、一晩でコップ1杯の汗をかくといわれていますが汗には水分の他に、塩分やわずかな脂質も含まれているもの。これが側生地を通してゆっくりと羽毛にも浸透しています。このうち水分については放湿性にも優れているうえ、時々布団を干すことで解消できますが、塩分や脂質は少しずつ浸透、蓄積しながら羽毛を劣化させてしまう恐れが。
カバーをこまめに洗濯しているか、月に1回程度干して乾燥させているか、汚れが集中しないよう上下・左右・裏表を入れ替えながら使っているか…など日頃の使い方が寿命に大きく影響してきます。

また、保温性の要となるダウンボールにダメージを与えないよう、直射日光下での過度な日干しをしていることも大きなダメージのひとつになります。さらには布団を干した時にパンパンとたたいていないか、圧縮パックなどを使って布団を押しつぶす収納をしていないか、通気性の良い状態で保管しているか、などお手入れの方法もダウンの寿命に関わってくる重要なポイントです。

3−2適切なクリーニング

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さらに5年程度を目安に専門業者で丸洗い(水洗い)クリーニングしている場合は、たまった汚れがリセットされている分、快適な使用期間が保たれます。汚れやへたりが気になり、寿命かなと感じている場合でも使用期間が10年より短ければ、丸洗いでふんわりと温かい使用感が回復する場合もあります。

ただし頻繁なクリーニングはかえって羽毛を傷めてしまいます。特に、ドライクリーニングはダウンを保護しているわずかな脂質を落とし、ダメージを受けやすい状態に。洗いすぎで油分を失い乾燥した髪が枝毛になるように、ダウンボールも枝羽になり壊れてしまうのです。過度なクリーニングをしないことも羽毛の機能を保つポイントといえるでしょう。

3−3使っている方の体質によって生じる個人差

同じようにケアしていても、汗っかきの方とそうでない方の汚れの蓄積度合いにはやはり違いが出てくるものです。手足が汗ばみやすい、寝汗をかく、皮脂の分泌が多いなど、個人個人の体質も長期間の使用においては影響を与えます。当てはまるなと感じる方は、標準的な寿命よりも少し短めに考えてみて下さいね。

4.お布団が教えてくれる替え時のサイン

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買ったばかりの羽毛布団はとても快適な状態です。それが失われてきた時には、使っていて実感できる様々な症状となって現れてきます。ここでは、羽毛布団が発信する劣化のサインについて説明します。

4−1ふくらみ、かさ高が減った

吸湿作用によって汗などの水分を含んでも、放湿性にも富んでいるため干すことで回復しますが、蓄積した汚れによって、ダウンボールがダメージを受けていると、干してもふくらみが戻りにくくなってきます。こうした状態で、へたりやかさ高の減少が実感でき、購入時に比べて、3分の2前後になったと感じたら、それは寿命の目安として捉えましょう。

4−2なんだか重くなった気がする

軽さが特徴の羽毛布団ですが、長い間に蓄積された汗や皮脂によって放湿性を失うと少し重く感じてくる場合があります。これも、ひとつの寿命のサインです。

4−3保温力が低下した

冬にお布団を使っていて、以前に比べて温かさがなくなったように感じてきたらダウンボールが消耗していることが考えられます。10年以上使っていて、クリーニングしてもふくらみ・保温性共に回復しないようであれば買い替え時かもしれません。

4−4頻繁に羽毛が飛び出してくる

羽毛布団の側生地は、ダウンプルーフ加工(目詰め加工)を施し、羽毛が飛び出さないようにしてあります。しかしわずかな通気性はありますので、急な圧がかかったりすれば中の空気と一緒に小さなダウンファイバーが飛び出したり、スモールフェザーの羽軸が生地に突き刺さって出てくることが。また、縫い目などからはさまっていたダウンが出ることもあります。こういった稀な場合ではなく、カバーの中に羽毛がたまったり、上げ下ろしのたびに羽毛が舞うといった断続的に羽毛が出てくる現象が起きているのであれば、生地に穴や裂け目、キルティングのほつれがないかチェックしてみて下さい。穴が大きかったり、生地が傷んで裂けてきているようであれば、側生地の寿命と考えてよいでしょう。

4−3羽毛の偏りが気になる

日頃の使い方の癖などにより、足下方向など一定方向に羽毛が集まりやすくなります。この癖に加えて、蓄積された汚れがダウン同士を結びつけていくと戻りにくい状態に。干して乾燥した後、反対方向に軽く振っても戻らないようであれば、ひとつの劣化のサインとみなします。

5.もう寿命かなと思ったら

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使用年数が10年以上経過していて、クリーニングしても回復せず、買い替え時のサインに当てはまるようであれば、ひとつの寿命と考え羽毛布団の買い替えやリフォームを検討するタイミングかもしれません。

5−1思い切って買い替えるときは

高品質のダウンであれば、リフォームや打ち直しで長く使い続けるのもひとつの方法ですが、手頃な価格で購入した羽毛布団であれば思い切って買い替えるのが1番良い方法です。買い替えにあたって、今後の使用年数を考え、そこに見合った耐久性のある羽毛布団の購入をお薦めします。20年以上使いたいと考えるのであれば、やはり高品質で製品の保証がしっかりしている物が長い目で見るとお買い得なのかもしれません。心地よい眠りを得る価値と耐久性をふまえて、じっくり検討してみてください。

6.羽毛布団の寿命についてのまとめ

いかがでしたか?羽毛布団の寿命や劣化のサインについて、詳しくご理解頂けたでしょうか。

これまでの内容をまとめると、

・羽毛布団にも寿命はあり、10〜15年が平均的な目安となる。

・羽毛は汗や皮脂などの汚れによって少しずつ劣化し、保温性やかさ高が失われる。

・10年以上使っていてへたり・側生地の傷み・羽毛が頻繁に飛び出す・温かさが足りないように感じる・布団が重くなった・羽毛が偏るといった症状があり、天日干しやクリーニングをおこなっても回復しないようであれば、その羽毛布団は寿命を迎えている。

となります。

季節の変わり目はお手持ちの寝具をチェックする良いタイミングです。この時期、ぜひ参考にしてみて下さい。

空気のように軽く温かい。伊藤清商店の羽毛布団「エアーベーシック」