羽毛布団を長持ちさせるために知っておきたいポイント
羽毛布団を大切に長く使うためには、普段どのようなお手入れをしておくといいのでしょうか。今回は羽毛布団を長持ちさせるための日々のお手入れ方法について解説します。
羽毛布団の日々のお手入れ
羽毛布団のお手入れについてポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
日干し
羽毛は吸湿・放湿性にすぐれているため、綿布団のように頻繁に干す必要はありませんが、月に1~2回程度は日干しすることをおすすめします。
干すことで羽毛が開いてふくらみ、保温性が高まるというメリットがあります。また、太陽の光に当てることで日光消毒にもなります。
注意すること
干すときは布団カバーをつけたまま干しましょう。汚れや直射日光による劣化を防ぐことができます。中の羽毛が傷んでしまうので叩くのはNGです。ホコリは叩いて取り除くのではなく、掃除機でやさしく吸いとるか、やわらかめのブラシなどで払います。
干す時間帯は午前10時ごろから午後2時ごろまでの2時間程度がおすすめです。途中で一度裏返して表と裏両方を日に当てるようにします。雨が降った翌日や湿気の多い季節は避けましょう。
ホコリをとる
側生地のキルティング部分はホコリがたまりやすいです。時々、掃除機でやさしく吸いとるか、乾いたタオルや、やわらかいブラシなどで取りましょう。
布団カバーをこまめに洗う
布団カバーには汗や皮脂汚れが付着しています。そのままにしておくと羽毛布団の側生地にも汚れがついてしまいますので、布団カバーはこまめに洗いましょう。週に1度の洗濯が理想です。洗い替え用のカバーを用意しておくと便利です。
長期間使わないときは?
羽毛布団を長期間使わないときのお手入れについても知っておきましょう。
湿気をとってから収納する
布団を干して湿気をとってから収納しましょう。湿気がこもったまま収納すると、カビが発生する場合があります。
圧縮袋は使わない
何枚もの布団を薄くしてしまえる布団圧縮袋は大変便利ですが、羽毛布団には使用しないでください。羽毛がつぶれて復元しにくくなり、保温力が落ちてしまいます。
上の方にしまう
羽毛布団の上に重い布団を重ねてしまうと羽毛がつぶれてしまいます。押入れにしまうときには、羽毛布団は上の方にしまいましょう。
入れっぱなしにしない
押入れにしまった後も、お手入れは必要です。時々押入れの扉を開けて湿気を逃がしたり、布団を干したりしましょう。
羽毛布団のお手入れについては「ずっと快適に使いたい!羽毛布団の正しいお手入れ方法とは?」でも詳しく解説しています。
まとめ
せっかく質の良い高価な羽毛布団を購入しても、お手入れが不十分だと早く傷んで使えなくなってしまうことも。
羽毛布団は数万円からという値段、決して安い買い物ではありませんので、できるだけ大切に長く使いたいですね。今回の内容をまとめておきましょう。
・羽毛布団の日々のお手入れは「日干し」「ホコリをとる」「カバーをこまめに洗う」ことがポイント
・日干しするときはカバーをつけたまま、午前10時~午後2時ごろまでで2時間程度がよい
・キルティング部分にたまりやすいホコリは、側生地にダメージを与えないようやさしく取り除く
・布団カバーは週に1度洗うのが理想
・長期間羽毛布団をしまっておくときは「湿気をとってから収納する」「圧縮袋は使わない」「上の方にしまう」「入れっぱなしにしない」