新年に向けて寝具のメンテナンスとお手入れを

2022年3月28日

新年に向けて寝具のメンテナンスとお手入れを

年末に向けて、部屋の大掃除や片付けを進めている方も多いこの時期。

今回は年末までにしておきたい寝具のお掃除やメンテナンス、お手入れについてまとめました。

年末は大掃除と寝具のお手入れをセットに

年末は大掃除と寝具のお手入れをセットに
Studio Schmidberger

毎日の1/3を布団の中で過ごす私たちにとって、寝具はとても大切なもの。布団や枕には目に見えなくても汗や汚れが染み込んでいます。

いつも寝具はキレイにしているから特に年末のお手入れは必要ない、という方もきっといらっしゃると思います。寝具のお手入れは必ず行わなければならないものではありませんが、きちんとお手入れがなされ清潔に整った布団で新年を迎えることはとても気持ちが良いものです。

年末年始は帰省や旅行でしばらく寝具を使用しないという場合もありますので、衛生面でも洗える寝具は洗濯を行い、お直しの必要があれば修繕しておくことをおすすめします!

寝具のメンテナンスやお手入れのポイントをみてみましょう。

1.布団カバー、シーツの傷みをチェック

布団カバー、シーツの傷みをチェック

布団カバーやシーツなどのベッドファブリックの傷み具合をチェックしましょう。

破れほつれがないか、ファスナーが壊れていないかなどがチェック項目です。

お直しができないほど傷みの程度が進んでしまった場合は、新しい布団カバーに買い替えることをおすすめします。

そしてできれば、布団カバー類は年末までにひととおり洗濯を。

特に顔が直接触れる掛け布団カバーや枕カバーなどは、寝ている間にかいた汗や皮脂汚れで黄ばんでしまうこともあります。黄ばみにはぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、漬け置きをしてみてください。

時間が経つほど、頑固な汚れになりなかなか落ちにくくなってしまいますので、普段からできるだけこまめな洗濯を心がけるとよいでしょう。

家庭の洗濯で取れない汚れや全体に広がってしまった汚れはクリーニングをおすすめします。

※ご自宅で洗濯される際は必ず品質表示タグをご確認ください。

2.敷き布団のへたりチェック

敷き布団のへたりチェック
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敷き布団にヘタリがないか確認しましょう。いつも同じ向きで敷き布団を使っていると体重のかかる一部分に重さが集中し、ヘタってしまいます。

敷き布団がヘタったまま使っていると、柔らかさや保湿性、寝心地にも大きく影響し、また腰痛などを引き起こす原因にもなりえます。

敷き布団は同じ向きだけで使用せず、上下・左右・表裏と交互に使い力のかかり具合を分散させましょう!

3.枕のボリューム、汚れをチェック

枕のボリューム、汚れをチェック

枕も汗や皮脂汚れ、ホコリを溜め込みやすいものです。

枕を長く使っていると、もともとのボリュームがなくなり弾力性もなくなってきます。

羽根や羽毛の枕の寿命はだいたい1年~3年程度といわれていますが、枕のヘタリが目立ったり取れない汚れが付いてしまったら寿命を問わず買い替えのタイミングです。

4.羽毛布団のふくらみ、あたたかさをチェック

羽毛布団のふくらみ、あたたかさをチェック

羽毛布団のふくらみやあたたかさをチェックしましょう。

羽毛布団は羽毛にたくさんの空気を含んで膨らむことで布団内にあたたかな空気を閉じ込め、軽くてふんわりとした羽毛布団としての機能を果たします。

しかし、汗や皮脂が蓄積されればされるほどダウンボールは汚れて小さくなり、羽毛布団特有の軽さや暖かさを失ってしまうのです。

また、羽毛が出てしまうようなことがあれば側生地が傷んでいる可能性が高いもの。側生地に穴や裂け目がないか、キルティングがほつれていないかを確認しましょう。

併せて「羽毛布団に寿命はある?知っておきたい劣化のサイン」の記事も参考にしてみてください。

寝具を整えて、新年も快適な眠りを

今回は年末までにやっておきたい寝具のメンテナンス・お手入れについてお話ししました。

何かと忙しい年末ですが、来年からも清潔に快適に眠るために今年中に寝具のメンテナンスや状態チェックを忘れずに行いましょう。

寝具をキレイに整えることができれば、とても清々しい気持ちで新年を迎えられそうですね!