羽毛布団の打ち直しは買い替えるよりお得? 布団のリフォーム「打ち直し」について解説します

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今使っている羽毛布団をできるだけ長く使えれば、環境にも家計にもやさしくて嬉しいんだけど…。そんな方には、羽毛布団のリフォーム「打ち直し」がおすすめです!
と、力強くおすすめしたいところですが、残念ながら羽毛布団なら何でも打ち直しができる、買い替えよりも絶対お得、というわけではないんです。

打ち直しが、買い換えよりもお得になるのはどんなときなのでしょうか。今回は羽毛布団の打ち直しについて解説します。

「打ち直し」とは?

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「打ち直し」とは、もともとは綿布団の打ち直しに由来する言葉です。昔、綿布団を作るときに、綿を採取して、それを「わた打ち」と呼ばれる弓のような道具で打って、ふかふかにさせてから生地に詰めていたことから、「打つ」という言葉が使われています。「打ち直し」という言葉には、新品のようにふかふかの布団によみがえらせる、という意味合いが含まれています。

最近では、「打ち直し」という言葉を使わずに、布団の「リフォーム」と言っている業者も多いですが、工程や羽毛の復元効果に大きな違いはないようです。

業者によりさまざまですが、羽毛布団の打ち直しの主な工程は、布団を解体して羽毛を取り出し、洗浄、乾燥し、その後、足りない羽毛を足して、新しい側生地で仕立て直しをする、というものになります。

「打ち直し」と「リサイクル」の違いに注意!

注意しなければならいのが、「打ち直し」と「リサイクル」の違いです。打ち直しは、自分が使っていた羽毛布団の羽毛を取り出して、洗浄、足し羽毛、仕立て直しなどをしますが、リサイクルは、廃棄処分にされた羽毛布団の羽毛を再利用することです。不特定の人が使用していた羽毛布団の羽毛を取り出し、洗浄、仕立て直しをすることで、打ち直しとは異なります。

また、ややこしいことに「リフォーム(打ち直し)」と「リサイクル」を同じ意味で使用している業者もあります。自分の布団を打ち直して使いたいという方は、「リフォーム」「リサイクル」という言葉がどのような意味で使われているのか、しっかり確認をしてから依頼しましょう。

羽毛布団を打ち直しするメリット

  • 環境にやさしい

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    昨今、布団の粗大ごみの量が問題になっていることをご存知でしょうか。東京都の粗大ごみのうち最も多く捨てられているのが布団、というデータもあります。打ち直しをして少しでも長く使うことが環境保護につながります。

  • お財布にやさしい

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    近年、ダックやグースの食肉需要の減少や、動物愛護の問題などが原因で、羽毛原料価格が高騰しています。そのため、現在持っている布団と同価格帯の羽毛布団を購入した場合、品質が落ちてしまうということもありえます。高品質の羽毛を使った羽毛布団をお持ちの場合、打ち直しをして、より長く使用した方が、買い替えるよりもお得となる可能性が高いでしょう。また、羽毛を洗浄することで布団を清潔に保つことができ、より長持ちさせることができるというメリットもあります。

打ち直しでこんなこともできる!

打ち直しでは、シングル2枚をダブル1枚に、ダブルをシングルに、など希望のサイズに変更することが可能です。業者によって、変更可能なサイズは異なりますが、押し入れで眠っているお客様用の布団を普段使いのダブルサイズにするなど、使っていない羽毛布団を生かすこともできます。

羽毛布団の打ち直しに適切な時期は?

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打ち直しをする時期を見極めるポイントをいくつかご紹介します。これらにあてはまるときは、打ち直しを考えてみるといいでしょう。

  1. 以前ほどあたたかさを感じなくなった

    長年使用して、羽毛のパワーが落ちてしまうと、空気をたくさん含めなくなってしまいます。それにより保温性が落ちてしまいます。

  2. 側生地が汚れている

    食べ物や飲み物をこぼしてしまった、ペットが粗相してしまった、など汚れてしまったときも打ち直しがおすすめです。打ち直しの際に、新しい側生地で仕立て直しをすることができます。

  3. 全体的にボリュームがなくなった

    汚れやホコリがつくと、羽毛のパワーが落ちてしまいます。打ち直しでは、洗浄や除塵の工程で、汚れやホコリを取り除きます。

  4. 5〜8年ほど使っている

    打ち直しは、使い始めてから10年以内におこなうのがおすすめです。あまり古くなりすぎると羽毛の復元が難しくなってしまいます。

  5. えり元や足元がヘタってきた

    体がよく触れる部分は、羽毛がヘタりやすくなります。

  6. 羽毛が飛び出してくるようになった

    側生地が傷んでいる可能性があります。生地が傷んでいる場合は、丸洗いではなく、布団を解体して羽毛を取り出してから、羽毛だけを洗浄する本洗いという方法で打ち直しをおこなってもらえる業者に頼むといいでしょう。

  7. 側生地が傷んできた

    側生地が傷むと羽毛が飛び出しやすくなります。

  8. 臭いが気になるようになった

    羽毛や側生地についた汗や皮脂が、臭いの原因となることがあります。

  9. 羽毛に片寄りがある

    長年の使用によって、羽毛同士が絡まりかたまって、片寄ってしまうことがあります。打ち直しは、洗浄、乾燥、攪拌をすることで、その絡まりをとって、ふわふわに仕上げることができます。

あなたの羽毛布団は打ち直しに向いている?

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環境にもお財布にもやさしい打ち直し。とても魅力的ですが、残念ながら全ての羽毛布団が打ち直しに向いているというわけではありません。

お持ちの羽毛布団は打ち直しに適しているでしょうか。いくつかチェックポイントをご紹介します。

  1. 羽毛の品質

    高品質といわれる成熟した水鳥の羽毛は、長年使用しても復元力が十分ありますが、若いうちに採取した未熟な羽毛など、品質の劣るものについては、打ち直しをしても元のようなたっぷりと空気を含んだふわふわの羽毛には戻らない場合があります。購入時の金額が、打ち直しの料金と変わらないくらいの低価格の羽毛布団の場合は買い替えた方がいいかもしれません。また、高額で購入した羽毛布団であっても、中に詰められている羽毛に粗悪品が使われていることもまれにあります。その場合は、打ち直しは難しくなります。打ち直しの前に、一度、信頼できる業者に診断をしてもらうことがおすすめです。

  2. ダウン率

    ダウン率が低くフェザーの量が多い羽毛布団は、もともと入っているダウンが少なく、十分なボリュームを出すために足し羽毛の量を多くする必要があります。そのため、その分の価格が高くなってしまうので、買い替えたほうが安く済むという場合があります。

  3. 使用年数

    使用年数は、10年以内のものであれば打ち直しに適しています。15年以上使用しているものは、羽毛が傷んでいることが多く、パワーも落ちていますので、打ち直しをしても、あまり効果が期待できません。ただし、高品質の羽毛布団で、お手入れをしっかりとしていて羽毛に十分パワーがある場合は、その限りではありません。

  4. ボリューム

    購入時より極端にボリュームがなくなってしまった羽毛布団は、もともとパワーのない羽毛を使用している可能性があります。1年しか使用していないのにへたってしまった、という場合は、粗悪品の可能性があり、打ち直しをしても効果が期待できないと考えた方がいいでしょう。

  5. 打ち直しの回数

    品質の良い羽毛布団であっても、長年使用していると羽毛の毛先が壊れてしまい、洗浄してもボリュームを取り戻すことが難しくなってしまいます。過去に打ち直しをして、長年使用した羽毛布団は、羽毛の状態を復元するのが難しいと考えた方がいいでしょう。洗浄によるダメージは少ないよう工夫はされていますが、それでも羽毛布団の場合、打ち直しの回数には限度があります。業者に相談して診断をしてもらうことをおすすめします。

打ち直しってどんなことをするの?

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羽毛布団の打ち直しとはどのようなことをするのでしょうか。多くの業者でおこなわれている一般的な打ち直しの工程についてご紹介します。

羽毛布団の打ち直し工程

  1. 引き取り

    業者により異なりますが、店舗に持参する、引き取りに来てくれる、宅急便で送付するのいずれかの方法で業者に引き取ってもらいます。遠方の方や店舗への持参が難しい方は、引き取りサービスがあるか、宅急便で送ることができる業者を探してみるといいでしょう。

  2. 診断

    羽毛布団の中の羽毛を少量取り出し、羽毛の状態や品質、ダウン率などを確認します。羽毛の状態によっては、打ち直しができないこともあり、その場合は、取り出した羽毛を戻して、側生地の開けた部分を縫い合わせて戻してくれます。

  3. 布団の解体、羽毛の取り出し

    打ち直しをすることになったら、次は布団を解体し、中の羽毛をすべて取り出します。布団を解体するため、多くの業者では、打ち直し受け付け後のキャンセルができません。また、布団を丸洗いしてから、解体する業者もあります。

  4. 計量

    もとの布団に入っていた羽毛の量を計測します。後で、これより少なくなった分を足し羽毛します。

  5. 選別

    状態が良く再利用できる羽毛と、パワーが落ちて利用できない羽毛を選別します。絡み合った羽毛をほぐして、チリやホコリ、ゴミなどを取り除きます。

  6. 除塵

    除塵専用の機械に入れて、羽毛が擦れ合ってできた粉末状の細かいゴミを取り除きます。

  7. 洗浄・脱水

    次に、羽毛布団の打ち直しの要である洗浄の工程に入ります。

    羽毛専用の洗浄機に、布団を解体して羽毛を直接洗う「本洗い」と、布団をそのまま洗浄機に入れて洗う「丸洗い」、布団を解体して取り出した羽毛を洗浄用の袋に入れて洗う方法など、業者により洗い方が異なります。一般的に、本洗いの方が、汚れがよく落ち、羽毛の復元力も高まるとされますが、羽毛が傷むので丸洗いの方がいいとする業者もあるようです。

    【本洗い と 丸洗い】

    布団を解体して取り出した羽毛を直接洗う洗浄方法のことを「本洗い」と言い、布団を解体せずにそのまま洗浄機に入れて洗浄する方法を「丸洗い」と言います。羽毛の吹き出しを防ぐため、高密度の側生地を使用している羽毛布団は、そのまま丸ごと洗っても水や洗浄液がうまく羽毛に行き渡らず、十分に洗浄できません。洗浄が十分できないと羽毛の復元力も低くなってしまうため、羽毛布団には「本洗い」が最適とされています。

    【洗浄液は安全?】

    寝具は毎日使用するものですので、洗浄液の健康への影響も気になります。

    羽毛の洗浄には羽毛専用の洗浄液を使っている、という業者が多いようですが、成分などの詳しい内容はホームページ上には公開されていません。化学物質にアレルギーのある方や、小さなお子さんがいて気になる方は問い合わせをして確認しておくことをおすすめします。

    自然由来の洗剤を使用している業者や、分子の細かい天然水を使用して洗剤を使わずに水洗いをしている業者もありますので、安全性を重視される方は、そのような業者も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

    【リフォーム認定ラベル】

    リフォーム認定ラベル

    画像引用先URL : http://www.nichiukyo.org/?page_id=660

    洗浄工程の有無や、洗浄方法の違いによって、ランク付けされた認定ラベルがあります。日本羽毛製品協同組合認定の「リフォーム認定ラベル」です。日本羽毛製品協同組合認定のリフォーム工場で打ち直しをすると、加工法を証明するこれらのラベルが添付されます。

    プレミアムダウンウォッシュ仕上げ

    「プレミアムダウンウォッシュ仕上げ」は、羽毛を直接洗うため、洗浄効果が高く、羽毛のパワーを最大限に回復させることができます。

    布団を解体して個別に洗浄機で水洗い(袋には入れない) →羽毛を直接洗う「本洗い」

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    羽毛の汚れを取り除き、必要に応じて足し羽毛

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    新しい生地で仕立て直し

    ダウンウォッシュ仕上げ

    「ダウンウォッシュ仕上げ」は、羽毛を直接洗わない方法なので、洗浄力が劣り、羽毛のパワーが回復しにくくなります。しっかり洗浄ができないと羽毛の繊維を開かせることが難しいためです。

    羽毛布団を解体せずにそのまま丸ごと、もしくは布団を解体して取り出した羽毛を袋などに入れて洗う →羽毛を直接洗わない「丸洗い」

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    羽毛の汚れを取り除き、必要に応じて足し羽毛

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    新しい生地で仕立て直し

    布団生地交換仕上げ

    「布団生地交換仕上げ」は羽毛を洗浄しません。羽毛を足して側生地を新しく仕立て直しをします。買ったばかりなのに汚れてしまったときなどに便利です。羽毛布団のリペアと考えておくといいでしょう。

    布団を解体

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    中の羽毛を洗浄せずに、必要に応じて足し羽毛 →羽毛を洗わない

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    新しい生地で仕立て直し

  8. 乾燥・冷却

    洗浄した羽毛をすばやく乾燥させると、羽毛がふっくらとします。その後、常温まで冷却し、ふわふわとした羽毛によみがえらせます。

  9. 除塵

    もう一度、羽毛に混入している細かなゴミを取り除きます。

  10. 攪拌

    羽毛を攪拌し、さらにふわふわの羽毛に仕上げます。

  11. 計量・足し羽毛

    計量して最初に測った重さより少ない分を足し羽毛します。

  12. 羽毛の充填

    専用の機械で、あらかじめ縫製しておいた側生地に羽毛を詰めていきます。

  13. 吹き込み口の縫製

    羽毛を吹き込むために空けておいた部分を縫い合わせます。

  14. 検品

    最後に、縫製具合や針が残っていないかなどを確認します。

打ち直しは買い替えよりお得?

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打ち直しを考えている方にとって一番気になるのが、買い替えとどっちがお得か、という点かと思います。ここでは、打ち直しの価格がどう決まるのか、どういう場合に打ち直したほうがお得なのかについて、解説していきます。

価格はなにで決まるの?

打ち直しの価格は業者により異なりますが、作業工程によって価格の違いがある場合は少なく、主に、足し羽毛の品質、側生地の品質、サイズによって決まります。場合によっては、打ち直しするよりも買い換えたほうが安く済むこともありますので、信頼できる業者と相談のうえ決めることがおすすめです。

  1. 足し羽毛の品質

    補充する羽毛の品質が良く、そのダウン率(羽毛が占める割合)が高いほど価格が高くなります。

  2. 足し羽毛の量

    選別によって再利用できる羽毛が少なかったり、もともとのダウン率が低かったりするものは、後で補充する羽毛の量が多くなります。その場合も価格に影響が出ます。

  3. 側生地の品質

    側生地の品質が良いものほど、通気性・透湿性にすぐれ、羽毛の機能を十分に生かすことができます。羽毛布団の側生地は羽毛の飛び出しを防ぐために高密度に織られた布である必要があり、かつ通気性・透湿性も損なわないものが理想です。また、長期間使用することを考えると、強度や耐久性にもすぐれていることが望ましいです。

    生地を織る糸が細いほど、より高密度で肌触りやドレープ性(肌ほどよくフィットすること)の良い布ができますので、細番手の糸の方が高級品となり、価格も上がります。羽毛布団の側生地は、60番手、80番手の糸を使用した生地が一般的です。(糸が細くなると番手数が増えます。この場合、80番手の方がより細い糸を使っていることになります。)40番手程度の太番手の糸は低価格ですが、ごわつきや、パリパリとした肌触りが苦手な方は、避けた方がいいでしょう。

    素材は、ポリエステルよりも綿100%の方が高級品とされ、価格が高くなります。また、側生地のキルティングの構造によっても価格が変わります。

買い替えとどっちがお得なの?

ここまで見てきてお分かりかと思いますが、買い替えと打ち直し、一概にどっちがお得、とは言えません。羽毛布団の難しいところです。打ち直し、買い替え、それぞれがお得になる場合を整理してみましたので、参考にしてみてください。

【打ち直した方がお得になる可能性が高いケース】

・羽毛が高品質で購入金額が高かった

・購入金額はそれほどでもないが、羽毛の品質が良い

・羽毛の傷み具合が少ない

・購入してから10年経っていない

・一度も打ち直しをしていない

 

【買い替えた方がお得になる可能性が高いケース】

・安価の羽毛布団を購入した(打ち直しの料金よりも安い)

・購入した金額は高かったが、羽毛の品質が悪い

・ダウン率が低い

・羽毛の傷み具合がひどい

・購入してから15年以上経っている

・過去に打ち直しをしている

 

一般の消費者である私たちには見極めが難しいこともありますので、信頼のできる業者を見つけて、診断してもらうことがおすすめです。

良心的な業者であれば、打ち直しが不向きな場合は、買い替えを勧めてくれます。見積もりをしてもらい、金額を見てから、打ち直しか、買い替えか、決めるといいでしょう。

打ち直しを依頼する前に

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打ち直しを依頼する際に失敗しないためのポイントをご紹介します。

どんな業者に頼めばいいの?

羽毛布団は縫い合わせてしまうと中身が見えなくなってしまう商品です。そのため、それを利用し、品質の悪い羽毛を使用して質に見合わない価格を請求する悪質な業者もあります。羽毛布団の打ち直しを依頼するときには、信頼できる業者を見つけることが大切です。

打ち直し業者のポームページなどで、打ち直し工程など詳しい内容を確認しましょう。洗浄の際に個別で洗っているか、他人の羽毛と混ざらないように注意をしているか、など、気になることをまずは確認しておくことが大切です。また、実際に利用された方のレビューや、店主の知識が豊富か、などもチェックするといいでしょう。ホームページの情報だけでは分からないことは、問い合わせをして、確認しておくことをおすすめします。

【日本羽毛製品協同組合のリフォーム認定工場】

「日本羽毛製品協同組合」のリフォーム認定工場は、組合のリフォーム(打ち直し)の基準を満たしていると認定された工場です。主に下記のような項目について審査されます。

・羽毛布団のリフォーム・リペアを正しくおこなうための設備が整っているか

・個別の顧客ごとにしっかりと管理されているか

・解体した側生地や工程で発生する廃棄物が適切に処理されているか

 

このリフォーム認定工場でリフォーム(打ち直し)された布団には、洗浄方法の項でご紹介したとおり、加工方法を証明するリフォール認定ラベルが添付されます。

日本羽毛製品協同組合 リフォーム認定工場

きちんと審査がされた工場であると分かれば安心してリフォーム(打ち直し)を依頼することができます。

どれくらいの期間でできるの?

打ち直しにかかる期間は、2〜3週間程度という業者が多いですが、秋〜冬の繁忙期にはそれ以上かかる場合もありますので、寒くなる前に準備をしておくことがおすすめです。

こんな業者には要注意!

悪質な業者につかまらないようにしましょう。気をつけるべき業者について解説します。

・アフターケアサービスと言って訪問

有名な布団メーカーのアフターケアサービス業者と名乗って、布団の打ち直しを不当な金額で勧める悪質業者があります。突然の訪問販売は相手が提示する情報しか判断材料がありません。一度断って、インターネットなどで業者について確認してから冷静に判断しましょう。不当な金額を払わされないようにしっかりと知識を身につけておくことも大切です。

・古い羽毛布団には希少価値がある?

古い羽毛布団に希少価値があると言って、加工費を不当に高く請求する悪質な業者には注意してください。希少価値があると言われると、ついいい気分になってしまいますが、業者の口車に乗せられて不当な金額を支払うことのないよう気を付けましょう。

・羽毛布団は一生もの?

こちらは悪質といえるケースではありませんが、羽毛布団は一生ものだから、どんなに古い羽毛布団でも打ち直しができる、どんな状態の羽毛布団でも打ち直しができる、という業者は避けたほうがいいかもしれません。

古い羽毛は繊維が壊れてパワーが落ちてしまいます。洗浄をしても、どうしても回復が難しくなります。結果、打ち直しの効果があまり出ず、満足できる仕上がりにならないこともあるのです。

このような業者を利用する場合は、しっかりと見積もりを出してもらい、納得をしてから依頼することが大切です。ただし、思い入れがあって使い続けたい古い羽毛布団があって、他の業者では受け付けてもらえない、という場合には利用する価値があるといえます。

・打ち直しが絶対にお得、と打ち直しを強く勧める

打ち直し業者の心情としては、少しでもたくさん打ち直しの依頼を受けたいところです。その気持ちはよく分かります。しかし、だからといって、誰にとっても打ち直しが絶対的にお得、と言えるわけではありません。

新品と打ち直しの価格の差を大きく見せるために、羽毛のグレードや側生地の素材のランクを大幅に下げて勧める業者もあります。それを見極めるためには、見積もりの際に羽毛の種類やダウン率、側生地の素材などの詳細をきちんと確認することが大切です。

まとめ

いかがでしたか? 打ち直しについて理解していただけたでしょうか。

持っている本人が中身を確認することできない羽毛布団。本当に信頼のできる業者を見つけること、自分自身が羽毛布団と打ち直しに関する知識を身につけることが、納得のいく打ち直しになるかどうか、の鍵になります。

羽毛布団の打ち直しについてもう一度、簡単におさらいしておきましょう。

 ・羽毛の洗浄、足し羽毛をして、新しい側生地に詰め直すことを打ち直しという

・打ち直しは、十分に使えるうちにする

・羽毛の品質や状態が良い場合は、打ち直しがお得になる可能性が高い

・信頼のできる業者に依頼することが大切

羽毛布団の打ち直しを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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