タオルケットで一年中快適に眠ろう!おすすめのタオルケットはどれ?

2022年3月21日

おすすめのタオルケットはどれ?

夏の必需品であるタオルケット。夏用の寝具というイメージが強いですが、実は年間通して使える優秀アイテムなんです。

「タオルケットは夏だけ」なんてもったいない!一年中活用して快適に過ごしましょう。今回はタオルケットの種類や選び方、おすすめのタオルケットをご紹介します。

タオルケットのことを知りたい!

タオルケットは日本で誕生した寝具ということをご存知でしょうか。

タオルケットは、湿気が多く暑さの厳しい日本の夏に快適に眠れる寝具を、という思いから作られたものだと伝えられています。確かにさらりとした感触のタオルは、ムシムシする日本の夏に適した素材ですよね。このタオルが寝具用に改良され、1960年ごろに現在のようなタオルケットができたといわれています。

ちなみに「タオルケット」という名称は「towel(タオル)」と「blanket(ブランケット)」を合わせた和製英語なのだそう。

タオルケットの4つの魅力

それでは、次にタオルケットの魅力についておはなしします。

①肌触りがよい

ふわふわとした心地よい肌触りはタオルケットの一番の魅力。タオルケットはお子さまから大人まで大好きなアイテムなのではないでしょうか。肌に直接触れる心地良さは安心感を生み、自然に安眠へと導いてくれます。

②吸湿性・放湿性にすぐれている

綿や麻といった天然素材のタオルケットは、吸湿性・放湿性にとてもすぐれています。

就寝中にかく汗をよく吸ってくれる上に素早く乾くので、寝ている間に汗をかいて寝冷えをしてしまったり、暑すぎて目が覚めてしまったり…といったことも少なくなります。

また、冬に羽毛布団の中に一枚掛けるだけで布団の中のムレを解消して快適に保つことができます。

③適度な保温性

タオルケットは適度な保温性もありますので、肌寒い季節にも大活躍。ソファでのちょっとしたお昼寝や毛布ではまだ暑すぎるといった秋口などタオルケットが一枚あるととても重宝します。

また、毛布より薄手なので体に上手くまとわり、布団との間にできた空間を塞ぐことができるので、寒い季節に冷たい空気が入り込むのを防いでくれます。

④お手入れが簡単!

タオルケットはご家庭の洗濯機で簡単に洗えて、乾きやすいのでお手入れが簡単なのも嬉しいところ。

洗濯するときにはパイルのループが他の洗濯物に引っかからないよう、洗濯ネットに入れることをおすすめします。

万が一ループが引っかかって伸びてきてしまったら、こまめにその部分をハサミで切っておくと長持ちしますよ。

タオルケットはこんな人におすすめ

赤ちゃん、小さなお子さまがいるご家庭

汗をよくかく赤ちゃんやお子さまの寝具にタオルケットは最適です。タオルケットが汗を吸い取って素早く乾かしますので、寝冷えをする心配がありません。

洗濯も簡単にできますので、お気に入りのタオルケットは洗い替え用や外出用に何枚かそろえておくと非常に便利です。

気候の変化で体調を崩しやすい方

気候の変化で体調を崩しやすいという方は、寝具が暑すぎたり、寒すぎたりしている可能性が。

暑い時はタオルケットだけ、肌寒い時は毛布にタオルケットを一枚プラスする、などタオルケットを気候に合わせて他の寝具と組み合わせて使うことで上手く温度調節ができます。

夏に暑くて眠れないとお悩みの方

暑くて寝苦しい夏こそ、ぜひタオルケットを一枚使ってみてください。タオルケットは汗を吸って湿気を放出しますので暑い夏でも快適に眠れます。

また適度に保温性もありますので、エアコンの冷えからもしっかり守ってくれます。

冬にもう一枚布団が欲しい方

冬にあたたかさが少し足りないと感じている方にもタオルケットはおすすめ。

布団や毛布を2枚重ねるとかなり重くなってしまいますが、タオルケットなら軽いので一枚プラスするのに最適です。

体に直接触れるように掛けることで布団と体の間にできる空間を埋めることができ、冷たい空気が入り込むのを防ぐことができます。

タオルケットの素材、「綿」について知りたい!

綿

タオルケットに使われる主な素材は綿です。最近は吸湿・放湿性にすぐれた麻が使われている商品もあるようですが、ここでは最も一般的な綿の特徴についておはなしします。

◉綿の特徴

ふっくらとした肌触り

綿の繊維には天然の撚り(ねじれ)があり、空気をよく含んでいます。これがふっくらとした肌触りの理由です。

肌に触れてもチクチクしない

綿は繊維の先端部が丸くなっているので、直接肌に触れてもチクチクしません。

汗や水分をよく吸う

繊維の中心部が空洞になっているので、繊維に汗や水分をすばやく吸収することができます。

適度な保温性

中心部の空洞に空気を取り込むことができるので、適度な保温性があるのも特徴の一つです。

水に濡れると強度が増す

綿は水に濡れることで強くなるという特徴もあります。洗濯にも強い素材です。

肌に触れて心地がよいこと、汗をよく吸う、保温性がある、洗濯に強い…。これらの特徴から、綿は衣類や寝具にぴったりの素材といえるでしょう。

タオルケットにはどんな種類があるの?

タオルケットにはどんな種類があるの?

次は、タオルケットの種類についてみてみましょう。

ジャガードタオルケット

表と裏のパイルが輪(ループ)になっているタオル生地で作られたタオルケット。ジャガード織機で生地を織ることで柄を出します。

綿100%肌にやさしいジャガード織タオルケット ポップキッチュフラワー

シャーリングタオルケット

パイルの表面のループ部分をカットして、ビロードのような滑らかな手触りを作ったタオル地。緻密な表面になるので柄をプリントするときれいに染まります。

マテリオーレ シャーリングタオルケット 昭和西川オリジナル

マイヤー編みタオルケット

パイルを浮かせるのではなく、糸を縦横の地糸に絡ませて編む製法。他のタオルケットに比べるとやや薄手になりますが、パイル糸が抜けにくく長く使えるという魅力があります。

サラサラタッチ 花柄マイヤー編みタオルケット

ガーゼケット

平織りのガーゼを何層か重ねて縫製したタオルケット。重ねたガーゼの間に空気の層ができるので通気性が良く、夏は涼しく快適に眠れます。冬はこの層に空気を保つのであたたかく過ごせます。

今治産 ふわふわ6重織りシフォンガーゼケット

タオルケットのお手入れ方法は?

タオルケットのお手入れ方法は?

タオルケットのお手入れ方法についてまとめました。購入を検討されている方は、事前に確認しておくとよいでしょう。

使用する前に一度洗濯を

新しいタオルケットには目に見えないホコリやこまかな繊維が付着していることがありますので、購入したらまず洗濯をしましょう。

洗濯ネットに入れて洗う

タオルの繊維が他の洗濯物に絡まってしまうのを防ぐため、洗濯ネットを使用します。特にパイルの長いものは糸が抜けやすいので、手洗いモードか弱水流でやさしく洗うとよいでしょう。生地が傷まないように、タオルケットよりも少し大きめのネットに入れるのがポイントです!

色移りに注意

購入してすぐのタオルケットは、染料が落ちることがありますので洗濯の際は色移りに注意しましょう。特にプリント地や色の濃いタオルケットの場合は、白い衣類と一緒に洗わないように気をつけてください。

よく乾燥させる

タオルケットが生乾きだと雑菌が繁殖して嫌なニオイが発生することも。ボリュームのあるタオルケットの場合は注意が必要です。生地が重ならないように干し方に工夫をすると、早く乾きます。

こまめに洗濯する

吸水性の良いタオルケットは汗などをよく吸うため、雑菌の温床になりやすいともいえます。ダニやカビが発生しないよう、こまめに洗濯して清潔に保ちましょう。アレルギーのある方は特に注意をしてください。

ループが飛び出したら切る

パイル地のタオルケットは、使っているうちにタオルのループが伸びてきてしまうことがあります。ループが飛び出してきたら引っ張らずにその部分をハサミでカットしておきましょう。

飛び出したループを放っておくと睡眠中に手足の指や爪に絡まったり、洗濯の際に他の洗濯物に絡まったりしてしまい、タオルが早く劣化する原因にもなります。

タオルケットを選ぶときの3つのポイント

タオルケットを選ぶときには、どんなことに注目したらいいでしょうか。ポイントを3つまとめました。

①素材

タオルケットは綿素材のものが多いですが、まれにポリエステルや麻が入っているものもあります。

ポリエステルが入っていると通気性に劣り、熱がこもりやすくなってしまいますので、綿100%のものがおすすめです。

最近は綿よりさらに吸湿・放湿性の高い麻のタオルケットもあるようですが、麻は触れるとチクチク感を感じる場合がありますので、敏感肌の方は肌触りのなめらかな綿をおすすめします。

また麻は、夏は涼しいですが通気性が良すぎるために寒い季節には寒さを感じてしまうこともあります。綿の方があたたかさを保つことができるので、麻のタオルケットを使うなら、夏は麻のタオルケット、秋冬は綿、と季節に応じて使い分けるとよいでしょう。

②肌触り

タオルケットは直接肌に触れる寝具ですので、好みの肌触りかどうかはとても重要です。寝心地のよさや快眠にも関わってきます。

③乾きやすさ

ボリュームたっぷりの厚手のタオルケットはふかふかで気持ちがいいですが、洗濯したときに乾きにくく、ある程度の重さを感じることも。就寝中の汗を吸うタオルケットは頻繁に洗濯するものですので、乾きやすさも大切なポイントといえるでしょう。

愛用者続出!?一度使うと手放せないガーゼケットとは

ガーゼケットとは

タオルケットにはさまざまな種類がありますので、ぜひこれまでの解説を参考に肌触りやボリュームなどお好みのものを見つけてください。

ここでは、お布団コンシェルジュがイチオシの、お肌にやさしくお手入れ簡単な「ガーゼケット」に注目しました。

◉ガーゼケットの魅力って?

ガーゼケットの魅力って?

ガーゼケットは粗めの平織り生地を何層か重ねたもの。空気をたくさん含んでふっくらとしており、通気性が良いのが特徴です。ガーゼケットの魅力をまとめておきます。

さらっとしたやさしい肌触り

ふわふわとしたパイル地のタオルケットに比べて、ガーゼケットはさらりとした爽やかな肌触りです。暑い夏でも肌に張り付くような不快感はありません。肌にやさしいのも特徴です。

パイル地のタオルはたくさんのループがありますが、その繊維が肌に刺激になることがあり、特にアトピーなどで肌に湿疹がある方の場合、ループの繊維が刺激になりかゆみが悪化したり、繊維が傷口に入り込んでしまったりすることも。

ガーゼケットなら肌への負担が少なく、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使えます。

とっても軽い!

ガーゼケットは空気をたっぷり含み、ふっくらしていますが、生地自体のボリュームではないのでとても軽いのが特徴です。夏は快適に眠れ、冬は羽毛布団の中に一枚掛けても重くならずにあたたかさをプラスできます。

通気性がよい

ガーゼケットは生地を何層か重ねているので空気の層ができ、パイル地のタオルケットよりさらに通気性にすぐれています。重ねている生地の織りもパイル地に比べると粗めなので、上手に湿気を外に放出し、布団の中を快適に保ってくれます。

汗をよく吸い乾きやすい

ガーゼケットの層になった生地は、汗をよく吸ってくれます。また一枚一枚の生地が薄く、生地の間に空気の層があるので吸った汗が素早く乾きます。

ループの処理が不要

ガーゼケットは平織りの生地を重ねたタオルケットなので、パイル地のようなループがありません。パイル地のタオルケットは寝ている間に爪などがループに引っかかってしまったり、洗濯の際に他の洗濯物に引っかかってしまったりすることがありますが、ガーゼケットの場合その心配がないのが嬉しいところ。大事に使えばかなり長持ちしますよ!

【こんな商品がおすすめ】ふんわりやわらか 一度使ったら手放せない!今治産6重織りシフォンガーゼケット

◉まとめ

今回はタオルケットについてお話ししました。

汗をよく吸い、よく乾き、保温性もあるタオルケットは一年中使いたい寝具です。日本生まれのタオルケットは、日本の気候に適した寝具といえるでしょう。

素材のお好みは色々ですが、パイルのボリューム感も捨てがたいですし、ガーゼのさらりとした肌触りもとても魅力的。

ぜひともお好みのタオルケットを見つけて、一年中快適に過ごしてください!

・タオルケットは日本生まれの寝具なので日本の気候に適している。特に暑い夏におすすめ。

・タオルケットは「肌触り」「吸湿・放湿性」「適度な保温性」が魅力

・タオルケットには「ジャガードタオルケット」「シャーリングタオルケット」「マイヤー編みタオルケット」「ガーゼケット」がある

・タオルケットの素材は綿がおすすめ

・タオルケットを選ぶときは「素材」「肌触り」「乾きやすさ」に注目

・肌触りがさらりとなめらかなガーゼケットは「軽さ」「やわらかさ」「肌へのやさしさ」が魅力

ぜひ、参考にしてみてくださいね。