ベッドもいいけどやっぱり布団が好き!タイプ別おすすめの敷き布団

2022年3月13日

タイプ別おすすめの敷き布団

普段はベッドで寝ているけど旅先の旅館で畳に布団で寝たら驚くほど気持ちよく眠れた!という経験はありませんか?

畳に布団を敷いて眠る寝方は湿度の高い日本の気候に合っており、快適に眠れると感じる方が多いようです。

ベッドよりも熟睡できるかどうかは使用する布団やその人の好みによるところもありますが、快眠を追求される方は一度布団を試してみるのもいいかもしれません。

布団派の方、布団で寝てみたい方へ、今回はおすすめの敷き布団についてまとめてみました。

布団派に聞く!布団で寝る7つのメリット

やっぱり布団が好き!という方は、布団で寝ることにさまざまなメリットを感じているようです。布団派の方の意見を調べてまとめてみました。

①部屋を広く使える

布団は部屋を広く使える

畳んで押入れにしまうことができるのは布団の一番のメリット。ベッドを置くスペースがない方、部屋に物を置きたくない方には布団が支持されているようです。

②場所を移動できる

就寝時にエアコンの風が直接顔や体に当たると気になったり乾燥したりして寝苦しいことはありませんか?

布団ならエアコンの風が直接当たらない場所を選んで布団を敷くことができます。家具として置き場所を固定するベッドはそう簡単に移動はできません。

③マットレスを交換して好きな寝心地に変えられる

重ねる敷き布団の組み合わせによって好みの寝心地に調節することができるのも布団で寝るメリットです。

④打ち直しができるので経済的

羊毛布団や綿布団は、打ち直しに出すことで中材を取り出して洗浄し、復元させてふっくら感を出すことができます。打ち直しをすることで、長く使うことができるので経済的です。

⑤背骨が伸びる感じが気持ちいい

背骨が伸びる感じが気持ちいい

畳や床に直接布団を敷いて寝るので、ベッドよりも寝心地がやや硬めになります。体が沈み込みすぎないので、背骨がスッと伸び、気持ちがいいという方が多いようです。

⑥布団の上げ下げで気分をリセットできる

起床時に布団をしまい、就寝時に布団を取り出して敷く、一見面倒な作業ですが、それがかえって気持ちのリセットになり生活にメリハリがつくのでいい、という方もいらっしゃるようです。

面倒な布団の上げ下げはデメリットと思われがちですが、逆にメリットに感じている方がいるというのはとても興味深いですね。

⑦低くて安心感がある

床に直接布団を敷いて寝る布団は、高さがないのでどこか安心感を感じる方が多いようです。布団は大の字でのびのびと眠れるというイメージがありますね。

敷き布団を敷くときの3つの注意点

敷き布団は畳やフローリングに布団を敷くだけでいいのでしょうか。

正しい布団の敷き方という定義はありませんが、3つの注意するポイントをあげておきます。参考にしてみてください。

①薄い敷き布団は敷き布団用マットレスを敷く

敷き布団が薄い場合、畳や床に直接敷くと硬すぎることがあります。

また、冬は冷えますので、敷き布団用のマットレスを敷布団の下に敷くと硬さと同時に冷えも和らぎます。厚みのある布団の場合は一枚で使用しても問題ありません。

敷き布団用マットレスを選ぶ時は、通気性の良いものがおすすめです。

通気性を損なわないおすすめのマットレス

スィスマット

スィスマットの「スィス」とはフランス語で数字の「6」を意味します。4層に重ねたシリコン加工のポリエステル綿を、ニードルパンチ加工を施した羊毛フェルトではさんだ6層構造にちなんで名前が付けられています。

硬すぎずやわらかすぎない快適な寝心地で、体圧をバランス良く分散し寝返りを打ちやすくしてくれます。

適度な厚みと弾力があるので布団の下に1枚敷くと底付き感や冷えを防げます。特にフローリングで寝る方におすすめのマットレスです。

床と布団に接する上下の層が吸湿・放湿性にすぐれた羊毛になっているため、就寝中にこもった湿気を吸い取って吐き出すことができ、結露を防ぐことができます。また、クリーニングの水洗いが可能なので清潔に使えます。

ブレスエアー

ブレスエアーは東洋紡が開発した樹脂製のクッション素材。糸状の樹脂が複雑に絡み合った構造で、見た目は乾燥麺や乾燥春雨などに似ています。弾力性、耐久性にすぐれているのが特徴です。

通気性も良くカビが発生しにくいのでクッション性のあるスノコとして、敷き布団の下に敷くのに最適です。体圧分散性にもすぐれているので腰痛の方や布団で寝ている時間が多い方の寝具としてもおすすめです。樹脂製なので汚れが気になったら自宅で水洗いをすることができます。

②フローリングに敷くときはスノコや除湿シートを

畳に布団を敷く場合は通気性を保つことができるのでムレにくくなりますが、フローリングの場合は、布団にこもった湿気の逃げ場がありません。

カビが生えやすくなりますので、敷き布団の下にスノコや除湿シートを敷きましょう。

おすすめのスノコと除湿シート

帝人 すのこ ダブルインパクト 除湿 マット

吸湿・放湿性にすぐれた新素材、テイジン「ベルオアシス」を使用したスノコタイプの除湿マット。床の結露や布団にこもった湿気を吸収してくれます。

西川 リビング 調湿シート からっと寝 シリカゲル入り

シリカゲルで湿気を吸収する除湿シート。布団にこもる湿気を取り除いて快適に眠ることができます。付属のセンサーがブルーからピンクに変わったら、布団乾燥機で乾燥させるか、天日干しをして湿気を飛ばして、繰り返し使えます。

③敷き布団は敷きっぱなしにしないこと

通気性の良い畳の上であっても布団を敷きっぱなしにして万年床にするのはやめましょう。カビが生えてしまい、健康にも影響が出てしまいます。

布団を敷きっぱなしで生活していると、踏んだり座ったりすることが多くなるので布団がすぐにへたってしまいます。時々日干しにするなどのメンテナンスをおこないましょう。

敷き布団にはどんな素材があるの?

敷き布団の素材によってメリット・デメリットがありますので、好みや季節によって使い分けてみましょう。一般的な敷き布団の素材をご紹介します。

羊毛

繊維の表面がウロコ状になっている羊毛は、繊維同士が絡み合って空気の層を保つので、保温性に大変すぐれています。

吸湿・発散性にすぐれているので数時間の陰干しで湿気を飛ばすことができ、お手入れが簡単です。

ただし羊毛は弾力性に欠けへたりやすく、羊毛100%のものは十分な弾力性を出すことができず薄く硬めの寝心地になってしまいます。羊毛100%の敷き布団を使う場合は下にマットレスを敷くことをおすすめします。

弾力を出すために中にポリエステルなどでできた芯材を入れている布団もありますが、羊毛の吸湿・発散性を発揮することができなくなってしまいますので、下に敷くマットレスも羊毛や綿など天然素材100%のものにすることをおすすめします。

【メリット】保温性にすぐれている。ムレにくい。肌触りが良い。

【デメリット】へたりやすい。臭いが気になることがある。

キャメル

キャメルの敷き布団

ラクダの毛のキャメルは羊毛の2倍の吸湿・放湿性があるともいわれ、敷き布団に最適の高性能の素材です。

またラクダの毛は復元力が強く、羊毛に比べてへたりにくいのも特徴です。ただ羊毛と同様、キャメル100%で厚みを出すのは難しく、1枚では薄くなってしまうのが難点です。底付き感や冷えをなくすにはマットレスが必要になります。

キャメルの高い性能を損なわないよう、天然素材のマットレスを使うことをおすすめします。

【メリット】吸湿・放湿性に大変優れている。弾力、反発力がある。

【デメリット】1枚では薄いのでマットレスが必要。価格が高い。

綿

就寝中にかいた汗や、布団の中にこもった湿気を吸い取ってくれる綿は、湿度の高い日本の気候によく合った素材です。ふんわりとしたやわらかな寝心地も魅力。

ただ、吸湿性はいいのですが、その吸い取った湿気を放出する能力、放湿性がやや劣るのが難点です。綿布団は湿気を取るためにこまめな日干しが必要になります。

【メリット】吸湿性にすぐれている。やわらかな寝心地。

【デメリット】放湿性に欠ける。こまめな日干しが必要。

ポリエステルわた

化学繊維のポリエステルは、繊維が太いのでクッション性が高くへたりにくいのが特徴です。天然素材ではないのでダニがつきにくいというメリットがあります。

ただし放湿性が悪くムレやすくなりますので、カビが生えないよう、天日干しをこまめにおこなう必要があります。

【メリット】ダニが発生しにくい。クッション性が高い。耐久性にすぐれている。

【デメリット】吸湿性が悪くムレやすい。ホコリを吸い寄せてしまう。

タイプ別おすすめの敷き布団

好みの寝心地や体質に合った敷き布団を探しましょう。タイプ別におすすめの敷き布団をご紹介します。

硬めの寝心地が好きな方におすすめの敷き布団

硬めの寝心地が好きな方におすすめの敷き布団

硬めの寝心地が好きな方は、厚めの綿布団1枚か、薄めのマットレスと適度に弾力のある綿布団の組み合わせがおすすめです。

■敷き布団 綿100% 天然素材 敷布団 シングルロング ー【別注サイズや中綿の量の変更もOK!】 手作り綿わた敷きふとん 柄はお任せ!

やわらかめの寝心地が好きな方におすすめの敷き布団

やわらかめの寝心地が好きな方におすすめの敷き布団

やわらかめの寝心地が好きな方は綿布団2枚を重ねて使用したり、適度な厚みのあるスィスマットの上に綿布団を重ねて敷くのがおすすめです。綿布団はへたってしまったら打ち直しをしてふかふかによみがえらせることもできます。

■本格綿敷布団 シングルロングロングサイズ 綿ふとん 綿布団 敷き布団 和式布団 和布団 【日本製】【国産】【アレルギー】【エコ】【ふっくら】【高身長】【180cm以上】【真綿】【めん】【受注生産】【RCP】【10P06May15】

■スィスマット[6層マットレス] シングルサイズ97×201×5.5cm 品番:660六層マット

暑がりの方におすすめの敷布団

暑がりの方におすすめの敷布団

暑がりの方や寝苦しい夏の暑い日には通気性の良いブレスエアーを通気性の良い綿布団の上に重ねて敷くのがおすすめです。重ね順を変えるだけで快適になるのは布団の便利なところです。フローリングの場合は必ずスノコを敷いて通気性を良くしましょう。

■【日本製】東洋紡 ブレスエアー シングル 洗える敷き布団 三層敷布団マチ付き 360度全周全開ファスナー付 敷き布団 100cm×200cm

寒がりの方におすすめの敷き布団

寒がりの方におすすめの敷き布団

寒がりの方は保温力を重視して綿布団や適度な厚みのあるスィスマットの上に保温性の高い羊毛布団やキャメルの布団を重ねて敷くのはいかがでしょうか。フローリングに敷いて使う場合は、下にスノコを敷いて通気性を良くしてください。

■敷布団 シングル 日本製 羊毛巻き綿ウール100%敷き布団!中芯にも羊毛ワタ使用敷き布団。羊毛固綿敷布団/敷き布団S 敷布団敷き布団敷ふとん敷きぶとんシングル

■最高級キャメルの粗毛100% キャメル敷布団 ダブル

■スィスマット[6層マットレス] シングルサイズ97×201×5.5cm 品番:660六層マット

 アレルギー体質の方におすすめの敷き布団

アレルギー体質の方におすすめの敷き布団

アレルギー体質の方はダニが発生しにくいポリエステルわたを使った布団がおすすめです。防ダニ加工が施されているものもあり、比較的安価で手に入るのも魅力です。

ただしポリエステルわたの布団は通気性が悪いので湿気がこもりやすいので注意が必要。カビが発生しないようよく天日干ししたり、布団の下にスノコや通気性の良いマットレスを敷くなど、しっかり対策をしましょう。

■『アプロディーテ』汗臭さや細菌・ダニも防ぐ!マットレス不要の清潔敷布団 安心の日本製( 敷ふとん 防ダニ )

寝ている時間が多い方におすすめの敷き布団

寝ている時間が多い方におすすめの敷き布団

病気で寝ている時間が多い方は布団にカビが発生しないよう、通気性の良いマットレスを敷きましょう。クッション性のあるスノコとして使えるブレスエアーなどと敷き布団を組み合わせて使うことをおすすめします。

敷き布団の素材は通気性に欠けるポリエステルわたを避けて、綿などの天然素材のものにしましょう。ブレスエアーは自宅で水洗いができるので清潔に保つことができるのもポイントです。

■敷き布団 綿100% 天然素材 敷布団 シングルロング ー【別注サイズや中綿の量の変更もOK!】 手作り綿わた敷きふとん 柄はお任せ!

■【日本製】洗える極厚ボリューム 高反発敷き布団 ブレスエアー 中芯厚70mm

腰痛がある方におすすめの敷き布団

腰痛がある方におすすめの敷き布団

腰痛がある方には体圧分散性にすぐれたキャメル布団がおすすめです。太くて長いキャメルの毛は体圧を分散する力にすぐれており、適度な弾力、復元力があるので体の落ち込みを防ぎます。

ただしキャメル布団1枚では厚さが十分ではない場合があるので、さらに体圧分散にすぐれたブレスエアーや寝返りがしやすいスィスマットを重ねましょう。

■最高級キャメルの粗毛100% キャメル敷布団 シングル

■スィスマット[6層マットレス] シングルサイズ97×201×5.5cm

■【日本製】東洋紡 ブレスエアー シングル 洗える敷き布団 三層敷布団マチ付き 360度全周全開ファスナー付 敷き布団 100cm×200cm

まとめ

布団の組み合わせや重ね順で寝心地を自在に変えることができるのは布団で寝るメリットです。季節やその日の体調に合わせて変えるのもいいですね。

下記に敷き布団についてまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。

・敷き布団を使うときには通気性を良くすることが大切

・敷き布団の素材には綿、羊毛、キャメル、ポリエステルわたなどがある

・重ねる布団の組み合わせや、重ね順で寝心地を変えることができる