体に合うものを選ぶには?話題の高反発マットレス徹底比較!

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話題の高反発マットレス

有名アスリートを起用したCMや医療機関での採用など、最近注目を浴びている高反発マットレス。腰痛が改善したり、朝起きた時の調子が良くなると、利用者の口コミでも人気が高まっています。寝具に関心の高い人や、マットレスの買い替えを考えている人であれば、そんな話題を耳にして気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、高反発マットレスの特徴から、どんな人に試す価値があるか、自分に合うものを選ぶためのポイントをふまえたうえで、人気商品を比較しながら詳しく解説します。

1.高反発マットレスってどんなもの?

高反発マットレス

明確な高反発マットレスの定義はありません。テンピュールやトゥルースリーパーなど、新感覚の素材として一時期話題になった低反発商品に対して、その逆の性質から高反発と呼ばれています。低反発が体の重みを受け止めて沈み込んだままの状態を保つのに対し、高反発は一旦受け止めた重みを反発力で押し上げる、という相反する性質を持っています。

高反発マットレスが体によいという最近の見解から、その人気に便乗した根拠のない商品も多く出回っています。まずは、品質の確かなものを選ぶために、高反発マットレスについて解説します。

1−1高反発マットレスの基礎知識

高反発マットレスの基礎知識

高反発マットレスとは、その名の通り、反発力の高いマットレスです。柔らかいマットに体を横たえると、仰向けでも、横向きでも、腰の部分が沈み込んでしまいますが、高反発のマットレスであれば、反発力で押し返すことにより、腰が沈み込まず、背骨が真っすぐ保たれ、正しい睡眠姿勢を導いてくれます。この結果、リラックスした深い睡眠がとれたり、腰痛が改善されるなどの効果が得られます。

明確な区分はありませんが、反発力を表す単位ニュートン(N)で、低反発マットレスの主流が60ニュートンですから、少なくとも100ニュートン以上あるものを高反発マットレスとみなすのが一般的です。

1−2メリット

メリット

一流スポーツ選手に支持されている高反発マットレスは、その反発力で過度な体の沈み込みを防ぎ、理想的な睡眠姿勢へ導くという大変優れた機能を持っています。体圧の分散性にも優れ、体の一部に負担がかかりすぎるのを防いでくれます。体に合ったものを使用すれば、体圧分散効果と、寝ている間に背骨を真っすぐに伸ばし正しい姿勢へと改善されることで、腰痛や体のコリの解消、疲労回復などの効果を発揮します。

また、低反発などの軟らかい商品のように、寝心地はいい反面、体が沈み込んでしまうといったことがないので、寝返りが打ちやすく、結果、睡眠の質を高める効果もあります。

弾力性が高いため、へたりにくく、耐久性の高い商品が多いです。変形しても、元の形に戻る復元力があり、長い間使用しても、形の癖がつきにくいのも長所です。

また低反発に比べて、通気性を確保する工夫が施され、夏でも蒸れにくくなっています。素材によっては、子どものおねしょなどで汚れた場合でも、洗濯ができるものがあるので、そういったものを選べば、万が一の時でも安心して使えます。

1−3デメリット

デメリット

まず第一にあげられるのは、価格が高めであることです。もちろん、その効果を実感でき、長い間使えるものであれば、その価値は十分にありますが、合わなかったという場合には大きなマイナスを被ることになります。購入する際には、十分な比較検討が必要になります。

それから、ある程度の硬さがあるため、慣れるまで時間がかかる場合があります。体が順応してしまえば最高の寝心地といわれる硬さも、使い始めは寝付きが悪くなるなど、高いハードルになる場合があります。

他、1枚ものの商品の多くが厚みもあって折り畳みしづらく収納に手間取る、重量のある商品の場合は持ち運びには向かない、などのデメリットもあります。

また、日本はもともと布団文化の国です。マットレスに関して言えば、その歴史から考えてみても、日本より、欧米諸国の方が進んでいます。よって、効果が実証されている品質の確かな国産製品は、少ないのが現状です(実証されていないものは多数あります)。日本人と欧米人では体型も違いますし、気候や生活スタイルにも違いがあります。日本人のために開発された、生産地が目に見える商品の選択肢が少ないのもデメリットの1つとしてあげられるかもしれません。

2.どんな人にオススメ?

おすすめ

高反発マットレスに興味を持つ方は、

・使っているマットレスの寿命で、より良いものに買い替えを検討している

・眠っている間、または朝起きた時に、体の不調を感じている

という方が多いのではないでしょうか。

高反発マットレスには、長く使うことで改善する可能性のある症状が、いくつかあげられています。睡眠時や寝起きに次のような症状を感じている方は、高反発マットレスを検討する価値があります。

2−1腰が痛い

腰痛

高反発マットレスを試す価値のある一番の症状が、腰痛です。朝起きた時に、腰が痛いという方は、マットレスが合っていない可能性が高いのです。マットレスが、体重を分散して支えきれず、不自然な姿勢で寝ているため、腰に一番負担がかかり、痛みが生じていると考えられるからです。また、日頃の姿勢の悪さも腰痛の原因になります。人が睡眠に費やす人生の3分の1の時間を、マットレスによって姿勢改善の時間に代えられれば、腰痛が改善される可能性があります。

2−2目覚めがすっきりしない、肩こりや体の疲れが取れない

肩こり

人は寝ている間、一晩で20〜30回程度の寝返りを打ちます。寝返りは、体の一部分だけに圧力がかかり続けるのを防ぎ、血液や体液の循環を滞らせないために欠かせないものです。良好な循環は、疲労回復へとつながります。高反発マットレスは、適度な反発力でスムーズな寝返りを促すため、睡眠を妨げず、深い睡眠へと導く結果、朝の目覚めがスッキリと快調に感じられるようになる可能性があります。

2−3横寝が多い

睡眠中の寝姿勢は、仰向けと横向きが半々程度になるのが一般的ですが、柔らかくて腰の部分が落ち込んでいるマットレスを使用していると、横寝の割合が増える傾向にあります。腰の部分が沈み込まない高反発マットレスで、心地よい仰向け姿勢へ改善される可能性があります。

3.自分に合ったものを探すチェックポイント

checklist

どんなに高価ですばらしいマットレスでも、自分の体に合っていなければ意味がありません。ひと口に高反発といっても、商品によって様々な違いがありますから、その中から、自分に合ったものを選ばなくてはなりません。失敗すれば、高い費用が無駄になるばかりではなく、簡単に処分できないところが困りどころになります。後悔しないマットレスを選ぶために、チェックすべきポイントについて解説します。

3−1体重に合った反発力

反発力

体の凹凸を支える力が反発力です。マットレスの反発力は、ニュートン(N)で表されています。ニュートンの数値が大きいほど反発力が高く、硬さを感じます。定義はありませんが、高反発マットレスは100〜200ニュートンの商品が主流です。

目安として、痩せている人は反発力が低め、太っている人や筋肉質の人は反発力が高いものを選びます。好みもありますが、一般的な反発力の目安は次の通りです。

・50kg以下の痩せ型=100〜150ニュートン

・50kg〜80kgの人=150ニュートン前後

・80kg〜100kg未満の太め体型=180ニュートン前後

・100kg以上の体重が重い方や筋肉質の方=200ニュートンなどの高い反発力

自分の体重、体格が、この反発力と合っていると、腰が沈んだり浮いたりすることもなく背骨のラインが自然な形に保たれ、多すぎず少なすぎない寝返りの回数におさまって疲労回復を促す良質な睡眠へと導いてくれます。

製品情報に記載されているので、確認してみて下さい。反発力はとても重要な要素です。表記されていないものは、その効果に根拠がない可能性があります。

3−2体圧分散機能

理想の寝姿勢とは、立っている時の背骨の自然なカーブをそのまま保つ姿勢です。そのために重要となるのが、寝ている状態で体重による圧力が体の一部分に集中せず、体全体に分散されていることです。これを体圧分散といいます。お尻や背骨など、体から飛び出ている部分に集中する体の重みをマットレスが上手に受け止めて分散できないと、そこにストレスがかかり、痛みや痺れにつながります。

高反発マットレスは、体重と反発力が合っていれば、基本的に体圧分散できているものですが、へたりが出るとその効果は失われてしまいます。安価な商品は、へたりやすい傾向にあります。復元力の実証テストがあるもの、または長期ユーザーの口コミなどをチェックして、性能が落ちにくいものを選んで下さい。三つ折りの商品は、切れ目の部分が反発力ゼロになりますし、そこからへたりが出やすいので、収納性を重視する場合以外は1枚ものをお薦めします。

3−3素材

素材

高反発マットレスの主流は「高反発ウレタンフォーム系マットレス」と「高反発網目繊維構造(エアー)系マットレス」の2種類の素材に大別できます。どちらも反発力の高さは共通していますが、それ以外の部分においては異なる要素を持っています。

ウレタンフォーム系は、簡単に表現すれば、密度の高いスポンジです。スポンジと言っても、高密度なので、耐久性が高く通気性に劣るのが特徴です。そのため除湿対策やケアが必要です。価格はエアー系より安価です。体重が重めの方に向いています。

一方、エアー系は、釣り糸を丸めたような形状の化学繊維で、密度が低く耐久性には劣るものの、高い通気性が特徴です。丸洗いもできます。ウレタンフォーム系より価格が高いのが難点です。体重が軽めの方に向いています。

耐久性重視であればウレタンフォーム系、へたりやすくても通気性を求めるのであればエアー系を選ぶとよいでしょう。

3−4密度、耐久性

マットレスの寿命の鍵を握るのが密度です。耐久性をチェックする目安として、密度が25以上のものを選びましょう。しかし、高密度のウレタンフォームは、通気性が悪いため、湿気対策を怠るとカビが発生し、マットレスの寿命を縮めることになりかねません。ウレタンフォームの場合は、できるだけ通気性を良くする工夫が施されているものを選ぶことが耐久性につながるポイントです。

3−5サイズ展開と重量

製品によって、サイズ展開が異なります。欲しいサイズがあるかどうか、確かめておきましょう。また、重量は日頃のケアに関わってきます。マットレスを持ち上げたり、収納したりする場合は、重さや折りたたみやすさについても確認しておく必要があります。

3−6高さ、底つき感

高さが10㎝より低い場合、製品の反発力や体型によって底つき感を感じる可能性があります。優れた体圧分散効果を発揮するために、実際に横たわって寝返りを打ち、底つき感がないかどうか確かめておきましょう。

3−7自分に合ったメンテナンス

毎日マットレスを立てかけて乾燥させたいという方は、あまり重くない製品を選ぶことをお薦めします。また、生活スタイル上、収納性を重視するという方は、三つ折りできるものを選ぶという選択肢もあります。また、子どものおねしょなど、洗濯が必要となる場合は、洗える製品を選んでおくと安心です。

3−8安心の保証制度

保証

価格が高めの商品が多いのですが、満足できなければ返品できるものや、長期にわたる保証制度がついている製品もあります。ユーザーにとって安心できる保証サービスも、大切な比較ポイントになります。

4.人気商品を比較!どれを選ぶ?

実際に使っているユーザーが多く、腰痛などのお悩みに効果があったという声が高い人気商品の特徴をそれぞれまとめました。先に述べた自分に合った選び方のポイントを念頭に、違いを比べる参考にしていただけたらと思います。気になるものがあれば、購入前に、店頭などで寝心地を試してみることをお薦めします。

※全てシングルサイズの表記になります。

4−1モットン

モットン

(画像引用元:http://minpon.jp/futon/

素材:ウレタンフォーム 反発力:140N 密度:25 高さ:8㎝ 重量:4.4kg

価格(税込):59800円 サイズ展開:S、SD、D メンテナンス:水洗い不可

店頭お試し:できない(ただし、返品保証制度あり)

※公式ホームページで2万円の割引キャンペーンあり(2015年12月現在)

モットンは欧米発の高反発マットレスを、日本人の体型に合わせて設計した商品です。寝返りが打ちやすく、反発力にこだわって開発されました。体圧分散にも優れ、厳しい耐久試験をクリアした耐久性もあります。きちんとメンテナンスすれば、10年は持ちます。ウレタンフォームでできていますが、発砲する泡の大きさを調整し、通気性も確保しています。取り外して洗濯できるカバー付です。体重120kgまで対応しています。畳や床に直接置いて敷き布団なしで使用できます。一枚ものの商品ですが、上に掛け布団などの重しを載せれば、二ツ折や三つ折りにして収納することもできます。軽さも魅力です。

他製品にはない最大の特徴が、90日間の返品保証制度です。腰痛改善に特化したマットレスとして開発されていますが、全ての人に改善効果があるとは断言できないという販売者の思いからこのような制度が設けられています。効果がないと感じた場合は、90日経過後14日以内に返金依頼をおこなうと、7日以内に返金されます(送料など本体代金以外は自己負担)。実際にこの制度を利用する方は、購入者全体のわずか1.2%しかいません。ユーザー満足度が高い商品といえます。

180日間のメールサポートもあり、購入後のちょっとした疑問にも速やかに対応してくれます。ユーザーにとって安心できるサービスが充実しています。

 

4−2マニフレックス スタンダード モデル246

マニフレックス

(画像引用元:http://www.flag-s.com/products/246.html

素材:ウレタンフォーム 反発力:170N 密度:31 高さ:16㎝ 重量:12kg

価格(税込):39204円 サイズ展開:SS、S、SD、D、Q、オーダーも受付

メンテナンス:洗濯不可、2週間に1度立てかける、除湿シート使用推奨、12年保証

店頭お試し:全国の取扱店(マニランド)
マニフレックス兵庫西脇店で1週間無料体験貸出し(本州全域へ発送可)

50年以上続くイタリアの寝具メーカーが手掛ける、知名度の高いイタリア製高反発マットレスです。製品ラインナップは多数展開されていますが、スタンダードな代表作がモデル246です(従来のスタンダードモデルがグレードアップして登場)。芯材にはヨーロピアン・ソフトと呼ばれるやや柔らかめな高反発フォーム「エリオセル」を使用しています。1度沈んでも、体圧を分散しつつ押し上げる反発力があり、最適な睡眠姿勢をサポートします。空気の出し入れが自由なオープンセル(多孔質)構造で、保温性と放湿性に配慮されていますが、イタリアに比べて多湿な日本では、通気性がやや劣るという認識もあり適度なケアが必要です(より通気性を求める場合は、エアメッシュやマニオリンピアといった通気性を高めたモデルもあります)。側地は、ソフトな肌触りと弾力のあるクッション性が心地よい高級感のあるジャガードキルトを採用しています。やや高めの反発力と男性アスリートをCMに起用していることから、男性や筋肉質の方、体重が重めの方にお薦めです。12年の長期保証で耐久性が保証されています。

 

4−3セルプール ハイブリット・マットレス

セルプール

(画像引用元:http://www.piloxs.co.jp/cellpur/

 

素材:ウレタンフォーム 反発力:65N 密度:55 高さ:8㎝ 重量:8kg

価格(税込):39900円〜(店舗によって異なります) サイズ展開:S、SD、D、Q

メンテナンス:本体マットレス(芯材)3年保証、3分割して洗濯可能

寝心地を重視した柔らかい感触の高反発マットレスです。セルプールは、ヨーロッパ2大メーカーが共同開発したウレタン素材を日本特別仕様にしたものです。反発力は65Nですが、波形のやわらか上層としっかり下層の2種類のウレタン構造で、マニフレックスを超える63%という高い反発弾性(反発力とは異なる性能、一般的な高反発マットレスの弾性は約40%)がある製品です。水分管理できる波形ウレタンによって優れた通気性も確保されているため、耐久性もあります。体重が軽めの方には、この柔らかさは寝心地良く感じられますが、体重が70kg以上ある重めの方だと、やや沈み込んでしまう可能性があるので、あまりお薦めできません。芯材が3つに分割して洗える仕組みになっており便利ですが、体圧分散性については、境界部分の反発力がゼロになりますから、1枚もののマットレスにはやや劣ります。柔らかめの高反発マットレスを探していて、手入れや収納の利便性を求める方に向いています。

 

4−5エアウィーブ

エアウィーヴ

(画像提供元:http://airweave.jp/brandconcept/feature_index.shtml

素材:極細繊維樹脂 反発力:記載なし 密度:記載なし 高さ:6㎝ 重量:7kg  

価格(税込):75600円  サイズ展開:S、SD、D、Q、K

メンテナンス:水洗い可能

店頭お試し:全国の取扱い店

プロスケーターの浅田真央さんのCMで知られている商品です。細いポリエチレン樹脂を三次元的に絡め合わせて作られたエアー系マットレスで、ベットや敷き布団の上に重ねて使用します。寝具の上に1枚重ねるだけで、寝心地をグレードアップします。優れた体圧分散性、寝返りが楽にできる、夏蒸れず冬暖かい、水洗いが可能という特徴があります。通気性が高く内部に湿気がこもらないのでウレタンフォームのようにカビの心配がありません。トップアスリートや高級ホテルなどでの採用など、機能は確かな支持を受けていますが、耐久性の点ではウレタンフォームに劣るため、体重が軽めの方に向いています。 

※いくつかの人気商品を簡単にご紹介しましたが、多くの愛用者に支持され、総合的に高評価を得ている高反発マットレスについては
で、さらに詳しく解説しています。ぜひご覧になってみて下さい!

5.まとめ

Summary

いかがでしたか?これまでの解説は高反発マットレスを理解し、比較する参考になったでしょうか。これまでの内容をまとめると、

・高反発マットレスは体圧分散機能と睡眠姿勢を改善する効果に優れている。

・腰痛やコリ、疲れが取れないなど、睡眠時の不調が改善される可能性がある。

・自分の体や使い勝手に合った製品を選ぶためには、反発力、素材、密度、耐久性、高さ、メンテナンス方法、保証制度など、様々なポイントをチェックする。

・製品ごとの特徴を確認し、気になるものは店頭などで寝心地を確かめてから購入する。

となります。

高反発マットレスは、使い始めたその日から劇的に効果を感じる方もいれば、しばらく使い続けて初めて良くなったと感じる方もいます。一般的に、効果を実感するためには、1週間から3ヶ月程度まで使い続けて様子をみることが基本です。十分に比較、検討した上で、店頭で試したり、返品保証のあるものを活用するなどして、後悔しないマットレス選びに役立てて下さい!

 

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