羽毛布団の相場はいくら?羽毛の種類で価格を徹底比較!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

羽毛布団 ショップ 店

羽毛布団の価格は一万円以下の安価なものから数十万円、百万円を超えるものまであり、どれを選んでいいのか悩んでしまいますよね。一体いくらが相場と言えるのでしょうか。今回は羽毛布団の相場について調べてみました。

羽毛布団の価格はなにで決まるの?

布団セット

羽毛布団の価格が何で決まるのかを知っておくと、羽毛布団を選ぶときにとても役立ちます。羽毛布団の価格を決める要素について解説します。

羽毛の種類

まず重要なのが羽毛の種類です。羽毛のひとつひとつ(ダウンボール)が大きく、空気をたくさん含めるものが、保温力が高く質の良い羽毛とされます。一般的にはダックよりも体長の大きなグースの羽毛の方が大きく高品質です。また、飼育期間の長いマザーグース、マザーダックも通常のダック・グースよりもダウンボールが大きいため、高品質とされます。羽毛の種類で品質を見極める場合、下記のような順でランクを付けることができます。

最高級:アイダーダックダウン

高級:マザーグースダウン

中級:グースダウン

下級:ダックダウン

羽毛の産地

産地による品質の違いはそれほど大きくはありませんが、より寒さが厳しく寒暖の差が激しい地域で飼育された水鳥の羽毛ほど品質が高くなり高値になる傾向があります。特にポーランドやハンガリーは国をあげて羽毛生産に力を注いできたという歴史があり、質の高い羽毛を生産していることで知られています。

ダウンパワー

ダウンパワーは羽毛のふくらみ具合を数値化したものです。羽毛のふくらみ具合を1gあたりの体積(㎠/g)で示し、dpという単位で表記します。これにより羽毛の産地や種類に関係なく、同じ重さでどれだけのボリュームがあるのかが数値で分かります。数値が高いほどボリュームのある羽毛ということになり、価格も高くなります。日本羽毛製品協同組合ではダウンパワーによって品質を4つのランクに分けて「ゴールドラベル」というラベルを発行しています。

日本羽毛製品協同組合「ゴールドラベル」

プレミアムゴールドラベル

440dp/かさ高18.0cm

pre

ロイヤルゴールドラベル

400dp/かさ高 16.5cm

ryl

エクセルゴールドラベル

350dp/ かさ高 14.5cm

exl

ニューゴールドラベル

300dp/ かさ高12.0cm

new

出典:日本羽毛製品協同組合

一般的にはダウンパワー400dp以上のものが高品質とされ、おすすめしている販売店が多いようです。

ダウン率

ダウン率とは羽毛布団に詰められている詰め物のうちダウンの割合がどれくらいかをパーセンテージで示したものです。一般的に羽毛布団には水鳥の胸元の毛であるダウンと、腹の部分のスモールフェザーで作られていますが、保温力が高いのはダウンの割合が多い羽毛布団です。ダウン率が高いほど価格は高くなります。ダウン90%、フェザー10%と表記されます。

ちなみにダウン(羽毛)が50%以上のものが羽毛布団、フェザー(羽根)が50%以上のものが羽根布団です。羽毛布団と羽根布団、文字も似ていて間違えやすいので購入の際にはよく確認をしましょう。

側生地の素材

羽毛布団の側生地には綿やポリエステルなどが使われます。羽毛布団の側生地は羽毛の吹き出しを防ぐために高密度に織る必要があるので、より細く高級な糸で作られたものほど軽くしなやかな側生地に仕上がります。その分、価格も高くなります。特に、繊維の長い超長綿100%で作られている側生地は高級品とされており高価です。ポリエステル混紡の生地は綿100%より安価になるため入手しやすいですが、通気性を重視するなら綿100%の側生地がおすすめです。

側生地については『羽毛布団の側生地の素材は何がおすすめ?知っておきたい羽毛布団の基礎知識』でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。

縫製の方法

側生地の縫製方法も価格に影響します。キルティングのマス目が多いもの、二層式など特殊な構造のものは手間がかかるため、その分高値になります。

キルティングについては『羽毛布団のキルティングはどれがおすすめ?おさえておきたい羽毛布団の基礎知識』でも解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

トレーサビリティ

どこでどのように育った水鳥の羽毛なのか、ということが追跡できるトレーサビリティシステムが徹底されているかどうか、はメーカーの信頼につながる要素であり、価格にも反映される場合が多いようです。倫理的な環境で育てられた水鳥の羽毛なのかどうか、産地表示が信頼できるか、などを気にされる方は付加価値として考えていただくと良いかと思います。産地証明書がついている商品や、ダウンパスラベルなどに注目してみてください。

ダウンパスについては『ダウンパスってどんな規格?羽毛布団を買う前におさえておきたい基礎知識』で詳しく解説しています。

 

高品質の目安としては、マザーグース、ダウン率90%以上、ダウンパワー400dp以上、側生地綿100%と考えていただくと良いかと思います。

ひとつランクをあげると、マザーグース、ダウン率95%以上、ダウンパワー440dp以上、側生地超長綿100%、最高級品としてアイダーダックダウンの羽毛布団が位置付けられます。

羽毛布団の価格を羽毛の種類で比較!

ダック グース

羽毛の種類ごとに3商品ずつ商品の価格を比較してみました(別格のアイダーダックダウンは除きます)。それぞれ条件が微妙に異なりますので単純な比較は難しいのですが、詳細をあげておきますので、違いを比べてみてください。サイズはすべてシングルサイズです。

マザーグースダウン

Family of Canada Geese by the Rideau Canal Ottawa

【山甚物産】【日本製 ジンペット 羽毛ふとん シングルロング】「アドミラル」 150×210cm ハンガリー産マザーグースダウン97% 完全立体キルト ダウンパワー470

税込:138,240円(参考価格:324,000円)

ダウンの種類:マザーグース

原産地:ハンガリー

ダウン率:97%

ダウンパワー:470dp

側生地:超長綿100%

キルティング:完全立体キルト

ラベル:なし

メモ: 手選別で良質なダウンを選んで使用している。ダウン率・ダウンパワーが他に比べて高い。品質にかなり期待ができる。定価では30万円を超えているが、セール価格で15万円以内。

【東京西川】インペリアルプラザ ポーリッシュマザーホワイトグースダウン 羽毛掛布団

税込:216,000円

ダウンの種類:マザーグース

原産地:ポーランド

ダウン率:95%

ダウンパワー:記載なし

側生地:ラムコ綿100%

キルティング:スーパーソリッドフレームキルト(立体キルト)

ラベル:西川では自社で独自の品質基準を設けています

メモ:西川の製品なので品質は期待できるが、ダウンパワーの記載がない点が残念。

【生毛工房】高品質ポーランド産 ホワイトマザーグースダウン95% 生毛(うもう)ふとん PM-510M(本掛/シングルサイズ/150×210cm)

税込:100,224円

ダウンの種類:マザーグース

原産地:ポーランド

ダウン率:95%

ダウンパワー:400~440dp(かさ高17.5cm)

側生地:超長綿100% 300番手双糸+100番手単糸 サテン織

キルティング:5×6立体キルト

ラベル:特になし

トレーサビリティ:原産地証明書付き

メモ:ポーランド産マザーグースで価格が10万円台。ダウン率は95%以上。ダウンパワーは400dp以上だが、もうひとつ上のランクの440dp以上まではいかない。側生地の糸番手がかなり細い。側生地の軽さなめらかさに期待ができる。

 

マザーグースの羽毛布団は10万円〜20万円程度の商品が多いという印象でした。20万円以上や30万円以上のものもありましたが、価格が高い理由として、手選別で羽毛を選定してより良質のものだけを使用している、ということがあるようです。

グースダウン

White geese

【伊藤清商店】エリザベス 【ロイヤル】 ポーランドホワイトグースダウン93% シングルロングサイズ ツインキルト 超長綿80サテン SEK 抗菌防臭加工

税込:51,223円(通常価格107,568円)

 

ダウンの種類:グース

原産地:ポーランド

ダウン率:93%

ダウンパワー:400dp

側生地:超長綿100% 80番手 サテン織

キルティング:ツインキルト(二層式キルト)

ラベル:ロイヤルゴールドラベル

メモ: ダウン率、ダウンパワーともに高品質の水準をクリアしている。キルティングは手間のかかる二層式キルト。ロイヤルゴールドラベルが付いている。

【昭和西川】羽毛布団 ポーランド産ホワイトグースダウン93% 1.2kgシングル EC80

税込:91,800円

ダウンの種類:グース

原産地:ポーランド

ダウン率:93%

ダウンパワー:410dp

側生地:超長綿100% 80番手 サテン織

キルティング:5×6立体キルト

ラベル:西川は自社で独自の品質基準を設けています

メモ: ダウン率、ダウンパワーともに高品質の水準をクリアしている。ダウンパワーは410dpと満足できるボリューム。

【東京西川】& Free シベリアンシルバーグース 羽毛掛布団 シングル

税込:108,000円

ダウンの種類:グース

原産地:シベリア

ダウン率:93%

ダウンパワー:記載なし

側生地:ラムコ綿100%

キルティング:ソリッドステークキルト(立体キルト)

ラベル:西川は自社で独自の品質基準を設けています

トレーサビリティ:記載なし

メモ: 東京西川のオーダーメイド羽毛布団。品質に期待はできるが、ダウンパワーの記載がないのが残念。羽毛の産地はグースの場合、シベリア。

 

グースダウンの羽毛布団は5万円〜10万円程度のものが多いようでした。このクラスの羽毛布団だとダウン率90%、ダウンパワー400dp以上の品質に期待できる製品が多く見つかるという印象です。

ダックダウン

ダック

【ベルメゾン】ハンガリーホワイトダックダウン掛け布団[日本製]

税込:37,692円

ダウンの種類:ダック

原産地:ハンガリー

ダウン率:90%

ダウンパワー:350dp

側生地:指定外繊維(テンセル)42% ポリエステル35% 綿23%

キルティング:ツインキルト(二層式立体キルト)

ラベル:エクセルゴールド

メモ: 富士山麓の水で洗浄。ダックの気になる臭いを抑えている点が良い。ダウンパワーは400dpを下回り、側生地はポリエステル混。

【昭和西川】ハンガリー産ホワイトダックダウン93% 1.2kgシングル 

税込:43,200円

ダウンの種類:ダック

原産地:ハンガリー

ダウン率:93%

ダウンパワー:記載なし

側生地:綿70% ポリエステル30%

キルティング:5×6立体

ラベル:西川は自社で独自の品質基準を設けています

メモ:ダウン率が93%と高め。日本製との記載があるが、国内洗浄かは不明。側生地はポリエステル混。ダウンパワーの記載がないので気になる場合は確認が必要。

【西川リビング×ニッセン】フランス産羽毛掛布団(ダウン90%)

税込:32,292円

ダウンの種類:ダック

原産地:フランス

ダウン率:90%

ダウンパワー:360dp以上

側生地:ポリエステル85%・綿15%

キルティング:立体キルト

ラベル:西川は自社で独自の品質基準を設けています

メモ:国内洗浄との記載はないが、基準値の2倍の洗浄度。

 

グースよりも臭いが気になることが多いダックダウンを購入するときは、羽毛がしっかり洗浄されているかが重要なポイントになります。国内洗浄されているか、洗浄度が基準値を上回っているか、などに注目してみてください。

ダックダウンの羽毛布団は5万円以下のものが多いという印象です。このクラスの羽毛布団になると側生地が綿100%の商品や、ダウン率90%以上の商品を見つけるのが難しくなりました。また、ダックダウンはどうしてもダウンの品質が落ちるため、ダウンパワーは400dp以下のものが多くなるようでした。そして、このような販売するのに不利になる情報を提示していないメーカーも見受けられました。低価格の羽毛布団を購入する場合は、記載されていない情報に注目し、気になる場合は確認してから購入するようにしましょう。

まとめ:結局、相場はいくら?

little boy lying on blue blanket with lots of question marks

羽毛の種類ごとに価格を調べてみましたが、羽毛布団の相場については下記のようにまとめることができそうです。

アイダーダックダウン→100万円〜

マザーグース→10万円〜30万円程度

グース→5万円〜10万円程度

ダック→5万円以下

上記の価格はあくまで目安となります。相場よりも比較的高い場合はどんな付加価値がついているのか、逆に相場よりも安い場合はなぜか、を確認してから購入すると失敗が少ないでしょう。今回の内容をまとめておきます。

・羽毛布団の価格は「羽毛の品質」「ダウンパワー」「ダウン率」「側生地」などで決まる

・羽毛布団の高品質の目安は、ダウン率90%以上、ダウンパワー400dp以上、側生地綿100%

・マザーグースダウンは10万円~30万円程度、グースダウンは5万円〜10万円程度、ダックダウンは5万円以下が相場

・ダックダウンを購入するときは「羽毛がしっかり洗浄されているか」に注目

・低価格の羽毛布団を購入するときは、「書かれていない情報」に注目

羽毛布団を購入する際に参考にしてみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。